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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第10章─ドラゴンの住処へレッツゴー。お友達のお家へ初訪問です!
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突撃御宅の朝ご飯? 朝からお客さんがいっぱいですね。

スミマセン。

ちょっと短いです。

「やっぱり、ユナは料理上手だな!」


 お爺ちゃんがニコニコ笑顔で誉めてくれます。

 どうやら、朝ご飯はお口に合った模様です♪


 他の皆もサクサクと食べ進めてて、アルタイルやエディ兄さんは、既におかわりまでしてます。


「おじぃちゃん、おかわ「ユナ~~~迎えに来たぞ~~~い♪」!?」


 お爺ちゃんにおかわりを奨めようとしたら、外から聞こえた声が被さった。


 リム!?

 お迎え、早っ!

 まだ朝ご飯中ですよ!?


 お父さんに断って席を立ち、玄関へと走ります。

 扉を開けたら、満面の笑顔でリムが挨拶してきます。


「おはようなのじゃ♪」


「おはよう、リム! はやいねぇ」


「楽しみすぎて、待ちきれずに早目に来たのじゃ♪」


「しょっか! なら、リムもいっしょに、あしゃごはんたべよ?」


「!? 良いのか!?」


「うん。もちりょん」


「ならば、相伴に与ろう♪ ユナの奨める物は、どれも美味じゃからな♪」


 リムをお家に迎え入れ、朝ご飯を奨めます。

 嬉しそうに招待を受けてくれるリムを連れて、ダイニングに戻ると、お父さんがリムの分の朝ご飯を、既に用意してくれてました。

 私の行動が見透かされてます。


 椅子は、大きなテーブルに対して10席。

 あと2つ壁際に置いてあり、必要であればテーブルの両端に席を追加できます。

 なので正確には、12席になります。

 カウンター席も5つあるので、最大17人が一緒に食事可能です。


 お父さん、お兄さんズ、私はいつもの定位置があります。

 お姉ちゃん達が居れば、そこも指定席になりますが、今日は居ないので、ヒュー様とルクレヒト様、お爺ちゃんが座ってます。

 なので、空席はあと3つ。

 予備の椅子は使わずにすみますね♪


 ヒュー様とルクレヒト様のご両親は、1日だけお泊まりして先に帰ってしまってます。

 私達が迷子になった日の夜、緊急連絡が来て、翌早朝にお父さんに後を任せて帰宅したそうです。

 私は、前日の落下騒動で、思いの外疲れていたのか、お見送り出来なかったんですよね…。

 ヒュー様達を送ってく時に、また会えるかな?



 *~*~*~*~*



「うん。美味かった!」


 リムを交えて、ご飯を食べ終え、ダイニングからリビングへ移動した所で、お爺ちゃんが幸せそうにお腹を擦って笑いました。


『う~、食べ過ぎた~』


 アルタイルは毎度の如く、仰向けに寝転び翼でお腹を抱えてます。


 ………。

 いや、だから、アルタイルさん?

 それ、鳥さんの骨格構造的に、大丈夫なんですか?


 食べ過ぎには、魔法もお薬も使用禁止令が発動されてるので、助けてあげたくても無理です。

 自力で頑張ってもらうしか、方法はありません。


「さて。では、朝食が済んだのなら、我の住処へと、招待しようかの?」


 食後のお茶を飲みつつ、リムが出立を促してきます。

 洗濯物とかお片付けは、今日はお休みで大丈夫なので、お腹が小慣れれば、出立は可能です。

 荷物は朝下りてくる時に持って下りたので、リビングに置いてあります。

 エプロンを外して、上着を着ましょう。


 黒猫さんの出来上がり~♪

 このパーカー、尻尾も付いてるので、フードを被った後ろ姿は、二足歩行の巨大黒猫なんですよね。

 えへ。

 髪飾りが、正に猫の鈴ですよ。


 フードを被って、髪の先の鈴を鳴らせば、無性に気分が高揚します!

 お父さんに飛び付いて、「にゃあ」と鳴いてみせたら、お兄さんズとヒュー様兄弟が、口元を覆って肩を震わせてます。


 ……私、笑われてます?


 お父さんと、近くにいたお爺ちゃんが、蕩ける笑顔で頭を撫でてくれました。


 うん。

 ナデナデが嬉しいので、笑われたかも知れないのは、無かった事にします!


 お父さんから離れて、「にゃんにゃん、にゃにゃにゃん♪」と鈴を鳴らして、足取り軽く移動してたら、レグルス達に物凄く微笑ましげな視線を貰いました。

 お兄さんズとヒュー様兄弟が、ソファに撃沈してるみたいだけど、放っときましょう♪

 笑いすぎて、腹筋痛くなれば良いのです。

 人の行動を笑うのは、良くないと思うのですよ…。

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