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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第8章─我が家の日常。一般常識と各家庭の常識って、ズレてたりするよね? 我が家が可笑しい訳じゃないと思います!
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時間って早く過ぎるよね~♪ もちょっと、ゆっくりしたい気も…。

短いです。スミマセン。

「はぁ。ヴォルケーノドラゴンが友人とは…。ユナちゃんは、シアさんに似て規格外なんだねぇ」


 温かいお茶で一息吐いて、最初に声を出したのは、ディラン小父様です。


「カーチェ……規格外とはなんだ、規格外とは!

 ユナもシアも、対象の価値に関係無く、優しくあれる素晴らしい女性(ひと)なだけだ!

 嫌な言い方をしないで貰おうか」


 お父さんが小父様に文句を言ってますが、“規格外”ってどういう意味でしょう?

 何かの規格から外れている物の事…だとは、理解出来るんですが…。

 ………規格………?

 友人枠? の大きさ…かなぁ?

 ドラゴンさんがお友達っていうのは、珍しいの?


「…そういや、ユナ。お前、他にもドラゴンの知り合い居るのか?

 なんか、すんなり受け入れてたから疑問に思わなかったが、ヴォルケーノド(リム)ラゴンを相手にしてても、全く動じて無かったよな?」


「? ぁい。いましゅよ?」


「…いるんですね…」


 エディ兄さんの不思議そうな問いに、私は素直に頷きます。

 私の返答を聞いたルクレヒト様が、ちょっと困ったお顔で、小さく呟いてました。


 以前、ドラゴンさん達の郷に、お邪魔した事があるので、リムくらいの大きさなら、驚きすらしませんよ?

 長様なんて巨大過ぎて、お目めだけでも、小さめの帆船くらいの大きさがありましたから…。


 ………。

 あれは、ちょっと怖かったです。

 突然、紹介したい相手がいるって連れ出され、出向いた先で全貌の分からない、白濁した半透明な壁の前に立たされましたから。

 うっすらと金色を帯びたその壁の正体──ドラゴンさ(長様)んの目でした──を知った時、失神しかけたのは、ある意味では印象深い思い出です。

 今でも思い返すと、ちょっと魂が抜けかけますが…。


 と、それは置いておいて、お友達になったのは、リムが初めてですが、ドラゴンさん達とは、友好的な関係を築いてあります。

 ドラゴンさん達から素材を提供してもらったり、御返しに手料理を差し入れてみたり、ラディオールの街の人達と変わらないお付き合いを、させてもらってます。


「…やっぱり、規格外じゃない?」


「だから! 規格外言うな!」


「………二人とも? いい加減になさらないと、退場させますわよ?」


「「………ごめんなさい」」


 私とエディ兄さんの会話に、小父様とお父さんが再び口論を始めようとしましたが、アリア小母様が真顔で宣言したことで、早々に終了しました。


 小母様、凄い! 格好良い!

 お母さんも格好良いけど、小母様も憧れま───


「………腹減った…」


「ふぇ!? エディにぃに!?」「…エディ?」


 ボソッと聞こえた兄さんの言葉に、意識を引っ張られ、ルクレヒト様と一緒に驚愕します。


「「さっき、おかしたべちゃ〈食べました〉よね?」」


 ぁ、ルクレヒト様とハモった。


 と、それより!

 お腹空いたって、どういうことですか!?

 リムが来る前、大量に並べたお菓子を、アルタイルと2人で片端から片付けてましたよね!?

 今だって、お茶と一緒にポツポツ摘まんでましたよ!?


「ん~、でも、もうすぐ昼時だぜ? 菓子みたく甘くて軽いのじゃなく、ガッツリ腹に貯まる味の濃いモン食いてぇ」


「…にぃに…」


 ………。

 最近、エディ兄さんの胃袋は、ブラックホール化でもしてるんですかね?

 太りますよ?

 というか、見てるだけで、胸焼けしそうです。



 *~*~*~*~*



 まぁ、お腹が空くのは、元気な証拠♪

 という事で、お昼ご飯を作りましょ~う♪


 ガッツリ食べたいとのエディ兄さんのリクエストですが、流石に他のみんなが辛いと思うので、軽めで行きましょう。

 何が良いかなぁ~♪


 ん~、よしっ!

 サンドイッチ各種と、お野菜たっぷりコンソメスープ、サラダ代わりにトマトのカプレーゼで、どうかな?

 全体的にお野菜ベースにして、所々──サンドイッチの具材が妥当?──にお肉やお魚を配置、あとは副菜でなんとかしましょう!


 メニューも決まったし、早速作ろう♪

 お手伝いは、お父さんとエディ兄さん。

 ヒュー様達には、ゆっくりしていて貰いましょう。

 ではでは、れっつ・くっきっんぐぅ~っ!


「え~と、パンは食パンと、バケットとバターロール……。ユナ、あとは何使う?」


「んとねぇ、ベーグゆ!」


「お~、ベーグルな! 了解~ぃ♪」


「ユナ、下拵えは終わりましたよ」


「わぁい♪ おとぉしゃん、ありがとぉ~♪」


 3人で楽しくお料理します。

 お母さんやお姉ちゃん達がいないのは、ちょっとだけ……本当にちょっとだけ! 寂しいですが、それを忘れていられるくらい、みんなが一緒です!

 寂しくても泣かないもん。

そろそろ穴埋め投稿もしたいのですが、まだ少しテンパってます。

もう少しお待ちください。

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