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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第8章─我が家の日常。一般常識と各家庭の常識って、ズレてたりするよね? 我が家が可笑しい訳じゃないと思います!
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いらっしゃいませ、お客様♪ 今日も今日とて、楽しい1日が始まります!

またもやお休みしてしまい、スミマセン。

今回は体調不良ではなく、多忙です。

勿論、近々穴埋め投稿はするつもりです。


が、何故か金曜日に用事が集中…。

投稿が滞るかも知れません。


楽しみにしていてくださる読者様には、本当に申し訳ありません。

突然休載する事が続くかも知れませんが、穴埋め投稿はするつもりで居ますので、気長にお待ちいただけると幸いです。

「ユナ~、カーチェ達、着きましたよ~」


「はぁ~い♪」


 わぁ~い♪

 ヒュー様達が来ました♪


 本日は、一週間前の約束通り、領主様一家がお供も無しに、家族4人で我が家を訪問してくださいました!

 良いんですか!? 貴族様ですよ!? と、不安はありましたが、とうの領主様夫妻は、にっこり笑顔で大丈夫だと宣言してくださいましたとも。


 あの日、お風呂場で逆上せ、気を失った私は、お母さんとのお話も出来ずに、気が付いたら翌朝でした。

 まぁ、起き抜けの衝撃が強すぎて、色んな事が頭から飛びましたが……。


 あの日……。

 領主邸から自宅に戻った翌日。

 あの朝は、本当に驚きました。



 *~*~*~*~*



 ─5日(一週間)前・回想─


「ふわぁ~………あさでしゅか……」


 寝惚けた頭で、自分の状況を思い返します。


 確か……。

 昨日は、領主邸で過ごして…、夕暮れ間近に帰宅して…、ご飯を食べてお風呂に入って………。

 あれ? どうしたんでしたっけ?

 え~と、あ! そうでした!

 お風呂場で逆上せちやったのでしたねぇ。

 疲れてたのかなぁ?


 はっ!?

 お母さんとお話してません!?

 毎日お話しようねって…約束…した…のに…。


「ぅえっ、っく、ふぇぇぇん」


 悲しくなって、起きたばかりなのに涙が溢れ出します。

 一緒に寝ているお父さん──流石に大人一人に子供4人だと狭いので、お姉ちゃん達は隣の子供部屋に寝ています──を起こしてしまいそうですが、涙が止まりません。


『ユナ~、起きた~?』


 唐突に窓辺から聞こえた声に、涙を拭いつつ薄布の向こうを見ると、窓の桟の辺りに、丸い小さな塊が吊るされていて、風も無いのにユラユラと揺れています。


 ?

 …? ………!?

 アルタイル!?

 な、なんでグルグル巻きなんですか!?

 しかも、逆さ吊り!?


 あまりの驚きに、涙が止ま………いえ、引っ込みましたよ。

 慌ててベッドから脱け出し、アルタイルの元へと急ぎます。


「ぁ、アりゅタイゆ、だいじょ~ぶ? いま、おろちてあげゆ!」


『ユナ、下ろさんでいいぞ。自業自得だ』


『体調の悪い幼児の頭を、羽根でとはいえ叩くなど、許容致しかねますからね』


「で、でもぉ…」


『大丈夫だ。俺達の身体は、高位精神体……つまり、クラウディアの理から、多少逸脱した器だ。

 あの手の拷問は、冗談(遊び)の範疇で済む』


『一晩吊るされた程度では、私達の身体には、僅かな負担さえ有り得ませんよ』


 ………。

 でもでも!

 見てる方(わたし)が辛いです!


 わたわたと慌てつつ、アルタイルへと手を伸ばします。


 んん~~っ! せいっ! やぁっ! むむむ。

 ぁ、これ使いましょう! よい…しょっ…と♪

 んにぃ~~~っ! とぉっ! このっ!

 もちょっと! えいっ!


『あわわわわ!? ユナ!? ユナ! あぶ、危ないぃ! ちょ!? レグルス! シリウス~!』


「はう………とどかにゃい」


 大分高い位置に吊るされているので、私の身体だと背伸びをしても、跳ねても届きません。

 椅子まで使って、手を伸ばしてみますが……駄目。

 頑張って何度も跳ねてみましたが、全然無理です…。

 というか、椅子がグラグラして、上手に跳べません。

 泣いてもいいかなぁ。


 んにゃ? アルタイル?

 ひょえっ!?


『何をしている! 危ないだろう!』


『ユナ!』


 ───ボスンッ。


「とわっ!? お? ととと!? ユナ?」


 ちょっと疲れて、椅子の上で黄昏ようとしたら、首の後ろを支点に、ぐいっと引っ張られた感覚と共に、瞬きの間に世界が回る。


 あれ?

 窓の所に居た筈なのに、なんでベッドの上?

 ぁ、お父さん起こしちゃった…。


 状況確認の為、窓の方を振り向けば、元の大きさに戻ったシリウスが、さっきまで私が台にしていた椅子を片前肢で押さえ、レグルスがやれやれといった(てい)で、安堵の表情で緩く首を振っていました。


 ………。

 レグルスに投げられた?


 急ぎの時の騎乗と同じように、首の後ろを咥えて、放られたみたいです。


 いや………慣れましたけどね?

 ちっちゃい子の持つ、ぬいぐるみ宜しく、ぽいぽい放るのは、如何なものか…。


 投げられる先は、常に柔らかくてクッション性の高い場所ばかりとはいえ、びっくりするんですよ!

 今日なんて、ベッドに寝ていたお父さんを起こしちゃいました。

 私だけなら、びっくりしようが、多少痛かろうが構いません。

 でも、他の人を巻き込んじゃいけないと思います!


 なんだかんだと騒ぎつつ、アルタイルを解放し、お父さんに事情説明を求められ、レグルスとシリウスに叱られたりしていた所に、お姉ちゃん達が飛び込んで来てと、慌ただしく1日が始まりました。

 昨夜お話出来なかった分も、お母さんと沢山話して、今日も朝から元気です♪


 ─回想・了─



 *~*~*~*~*



「わぁ~い、いらっしゃいましぇ!」


 玄関ホールまで、お出迎えです。


 一週間前──領主邸だったので、普段着でも多少窮屈そうな装いだった──とは違って、動き易そうなお洋服に、軽くて丈夫そうな使い込まれた革鎧、帯剣姿の領主夫妻様が、楽し気にお父さんとお話してます。

 慣れた様子に、元高ランク冒険者の貫禄を感じます。


「ユナ! 来たぞ!」


「こんにちは。早速お邪魔しに来ましたよ」


 ヒューバート様も、ルクレヒト様も、ご両親と同じ様に、動き易そうなお洋服に、こちらは真新しい革鎧、腰には大きめのナイフ。

 新人冒険者みたいですね。


 何はともあれ。


「いらっしゃいましぇ! ようこしょ、わがやへ♪」

体調不良が回復傾向にあったのに…。

妹の出産─あと一月半くらい─が近付き、わたわたと忙しなくなってきました。


私事による投稿の不定期加減に、読者様に見捨てられないかと、戦々恐々としている今日この頃。

寛大な読者様方に救いを感じています。


不定期になりつつあるとはいえ、2週に1度は必ず投稿します!

前書きに記載した様に、長い目で見守ってやってください。

今暫くは多忙ですが、落ち着き次第金曜日の週一投稿へと戻します!

頑張りますので、よろしくお願いいたします。

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