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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第7章─新たなお友達? それとも好敵手? 歳上の男の子は、未知の存在です!
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ただいま~♪ 帰ってきたら、隠れてた真実の発覚と、ちょっぴり面倒事の匂いです。

3月16日の休載穴埋め分です。

相変わらず説明文が長い…。

 ………。

 あれ?

 お家…普通だ…。


 あれ?

 薬草さんやお野菜さんは?


「あ? 予想してたより、変化無い…か?」


「…だね。もっと鬱蒼としてると思ってたんだけど」


 お兄さんズも私とおんなじ感想らしいですね。

 確認の為に、裏庭側へと回り込んで行くお兄さんズの背中を見つめつつ、私の頭の中は疑問符でいっぱいです。


 え~と、取り敢えず結論。

 あれだけ怖じ気づいてた結果は……。

 出掛けた時と一切変哲の無い、いつものおうちが目の前に。

 あれぇ?


「「「………!?」」」


 大人しくお兄さんズを見送ったところで、ふとお姉ちゃん達を見てみたら、何かに思い当たったらしく、お互いにお顔を見合わせています。


『フォーレ様? どうなされた?』『ラメル様? 如何(いかが)されましたか?』『リュニベール様? どうしたの~?』


「「「……え……え~と……てへ♪」」」


 レグルス達に詰め寄られ、お姉ちゃん達が何かを誤魔化す様に、照れ笑いの表情を作りました。


「今の今まで、気が付かなかったんだけどぉ…」


「畑や薬草園が元気だったのって…」


「…ん。ぼく達の…せいだった…かも…」


『『『はい!?』』』


 言い出し難そうに告げられたのは、思ってもみなかった植物急成長の原因でした。

 レグルス達もびっくりです。


 はっきり言ってしまえば、原因はお姉ちゃん達が私にくれた【加護】でした。


 なんでも、お姉ちゃん達の加護が、お互いに干渉しあって、結果として植物が急成長していたらしいです。

 お姉ちゃん達も、同じ相手に同時に加護を与えたのは、私が初めてだった為、まさかそんな影響が出るとは、思ってなかったんだって。

 ただし、私が近くに居ることが、最低条件らしく、半日以上家を空けると、加護の影響も薄まり、普通の成長速度に落ち着くみたい。


 成る程。だから、お家が無事だったんですね♪

 お姉ちゃん達も、いつもの状態だけしか知らなかったせいで、気が付けなかったそうです。

 加護の影響が薄まった状態を見て、初めて気が付いたらしい。

 そりゃ、言い難いですよねぇ。

 というか…。


「…げんいん…わたち?」


「「「いやいやいやいや」」」


 知らない内に、植物を急成長させていた──加護の影響とはいえ、私が近くにいたのが原因──という事実に、ちょっと落ち込みつつ確認したら、お姉ちゃん達が物凄い勢いで全否定してくれました。


『ユナに責任は無いぞ?』


『レグルスの言うとおりですよ』


『だね~♪ ユナ、全然悪くないよ~♪』


 レグルス達も慰めてくれます。


「お~い。早く家に入りなさい。夜も近いのですから、風邪をひきますよ!」


 お父さんが家の中から呼び掛けてくれます。

 取り敢えず、このお話は後にして、おうちの中に入りましょう。

 1日半振りの帰宅です!


「「「「ただいま~」」」」


『今戻った』『ただいま戻りました』『たっだいま~♪』


「おかえり!」


 揃って帰宅の挨拶をする私達を、一足先に家の中にいたお父さんが、笑顔で迎えてくれました。

 お兄さんズが戻って来たら、私達も笑顔でお迎えしましょう♪

 やっぱり、帰ったら誰かに迎えてもらえるのって、とっても嬉しい事ですね♪



 *~*~*~*~*



「「は?」」「え? 知らなかったの?」


「「「………へ?」」」


 加護の話をお父さんやお兄さんズにもしてみたら、お兄さんズは驚いて、お父さんは不思議そうに聞き返してきました。

 聞き返された言葉の意味を呑み込めず、お姉ちゃん達がキョトンとしたまま固まります。


 ………お父さん?


「ぁ、あ~、エディとクリスは兎も角、フォル達もシアから聞いてなかったのかな?

 ユナはちょっと特殊なんだよね。

 ユナってば、女神様達から愛され過ぎてるんだよ。

 本来なら、加護は無いのが当たり前で、多くても2つくらいなのに、ユナは3歳の今現在で既に4つもあるし。

 動物なんかの(なつ)き具合からしても、まだまだ増える可能性が否めないし」


 苦笑しながら私の頭を撫でて、お父さんが私について説明してくれます。


 複数の加護を授かると、世界に及ぼす影響が大きくなり、居るだけで周囲に恩恵を与える存在になるため、為政者や権力者に狙われ易く、小さな内に見付かれば、食い物にされかねない。

 その為、私の加護については、家族より外へは洩らさない様に、お父さんが真剣なお顔で言い含めてました。


 ………。

 考えるだけでも恐いので、私は忘れる事にします!

 加護なんて知りません!

 お姉ちゃん達への感謝だけ、覚えておきます!

 だって、お母さんが言ってました。

 加護は大好きの証だって。

 だから、私にとって貰った加護は、お姉ちゃん達が私を大好きでいてくれる証拠であって、それ以上でもそれ以下でも無いんです!


 加護に(まつ)わる色んな(しがらみ)は、取り敢えずポイしちゃっても──私には──問題無いのです♪


 知~らない♪

 知らないったら、知りませ~ん♪

来週もまた正午の通常投稿と、深夜零時の穴埋め投稿をするつもりです。

体調は、いまだ微妙に回復悪化を繰り返してます。

予告詐欺にならない様に頑張ります。

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