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暁の空 其の弐

作者: 大上

雨が降っている


嫌いだ関節が痛むから


うーむ


休日だと言うのに


暇をもて余している


せっかくだから


雨に打たれるというのもいいな


絶対やらないけれどもな


なんなら本当に外へ出てみようか


傘もささず


雨具もなしに


公園の真ん中で胡座をかき


移ろいゆく空を感じるというのも


面白そうだ



ふっ


やるわけがないな


言うが安しとはこのこと


もし仮にそんな事をしてみたら


近隣住民の注目の的になり


SNSに動画なり写真なりが挙げられることは


想像に容易い


いや、まだいい方だ


通報などされた日には


気分を害される所か


優しい方々に楽しい所への招待券をもらうことに



いやはや


住み難く


息苦しい世の中となったものだ


我輩、齢二十一だけれども


もう少し


意味のない事柄が許されても良いのでは


と、最近感じるのだ


うーむ例えば


貴方の深層が日頃の好ましくない事柄により


抑えられ続けたとしよう


抑圧された本物が


回復する暇もなく


ただただ腐り


死に絶えてゆく


貴方はいつの日か探すだろう


普段演じている無限の偽物のなかから


「本当の私はどこだろう」と


しかし残念なことに


時すでに遅し


無惨に転がるは


怨めしそうに貴方を見つめる


貴方自信の成れの果て


その後


押し潰されながら


死ぬまで偽物を演じ続ける




何て事は嫌だろう?


いい意味でも


その逆でも


何となくと云うものは


なかなか重要なこと


それは貴方の深層が発した


警報の可能性もあるから



まとめると


自由に生きたいと考えるならば


最も親しい人に相談するといい


それは


親?


親友?


先生?


否、否、否


ずっと一緒にいて


全ての体験を共有した奴がいるじゃないか


もうお分かりだろう



現在の主役は貴方


せめて悔いを遺さず生きてください


古に主役を張った


先人たちが笑っていますよ



以上


ありがとう









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