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97.閲覧書庫

5月23日7時半、アキトたちは食後のお茶を飲んでいる。


「今日の予定だけど1日休日にしようと考えてる。ダスカーも今日は家族サービスに当ててくれ。ピヨちゃんは俺と一緒でいいかな? 」

「ありがとうございます。旦那様」

「拙者、アキトの護衛でござるから。影のようにまもるでござるよ」

「お休みはうれしいけどいきなりどうしたの? 」


アキトは昨日ギルド本部で聞いた二つ名を貰った場合のメリットとデメリットを説明した。


「というわけで、ギルドにある書籍の閲覧権を使って特殊ジョブの取得条件がわかっているものを探しておこうと思ってね」

「アキトなら取得条件さえわかってれば何でもとれそうだもんね! 」

「いちにちじゅう、おやすみうれしい、ぐふふふ、なにからかこうかな! たのしみすぎる、ぐふふ」


アカリはすでに何をするか決めているようだ。明らかにロクでもないことである。アキトはアカリをこのまま放置しているとまずい気がしたので手をうっておくことにする。


「アカリ、お前は今日1日錬金Lv上げだから」

「ええーー! さべつだめ、ぜったい」

「クロエ、アカリの監視よろしく」

「畏まりました、アキト様」

「わたし、ぜつぼうした。このままじゃ、しんじゃうかも。わたしだけ、おやすみないの、ひどすぎるよ? 」

「じゃあ死ねばいいよ」


アカリは縋るような上目遣いで目を潤ませながらアキトを見つめてお願いしようとしたが、アキトには全く効いていなかった。アキトは凍えるような冷たい目でアカリを見下ろしている。アカリは本当に絶望した顔になった。


「アキト様、僭越ながら発言してもよろしいでしょうか? 」

「クロエ、家の者しかいない時は好きに発言していい。今後このやり取りは時間の無駄だから」

「ありがとうございます。アキト様」


クロエはアキトの側へ移動し、アキトの耳元でアキトにだけ聞こえる音量で話しはじめる。


「ペットの躾には飴と鞭が必要でございます。鞭だけですと作業効率も上がりませんし、ある程度頑張れば自由時間も与えると言う方向にした方がよろしいのではないでしょうか? 」


クロエの中ではアカリはペット枠になっているらしい。


「確かにそうだな。でもアレに余分な時間を与えると俺とかダスカーとか身近な者を題材にした腐った本が量産されるだけな気がするんだよなー」

「それでは私が検閲し、屋敷の者の本を見つけ次第焼却処分致します」

「わかった。それならクロエにまかせるよ」


アキトはクロエならアカリの手綱をうまく取れるような気がしたので、クロエに全面的に任せることにした。


「アカリ、午前中必死に錬金頑張れば午後休みにしてもいい。判断はクロエがする」

「わーい!! クロエさん、アキトのせっとく、してくれてありがとう! クロエさんだけが、わたしの、みかただよ! 」


クロエははしゃいでいるアカリにニッコリと微笑んだだけだった。アカリの味方だと言質をとらせないためだろう。アキトはそんなクロエを見て頼もしく思った。


アキトたちは朝食を終え、今日1日アカリとクロエ以外、それぞれ自由に過ごすことにする。アキトは閲覧時間の10時まで軽く錬金をすることにした。今回は8割ほど弱VITポーションが成功したようだ。Lv上昇で成功率が上がっているが成功してもゴミなのが残念だ。



《見習い錬金士》ジョブLvが4に上がりました。MEN+4


《錬金》熟練Lvが4に上がりました。INT+40% MEN+40%



アキトはピヨちゃんに乗ってギルド本部に移動した。ギルド本部の受付でギルド所蔵の書物閲覧許可を求めることにする。アキトは受付にギルドカードを提示しながら受付に話しかける。


「ギルド所蔵の書物を閲覧したいのですが」

「アキト様ですね。閲覧許可が出ております。向かって右側の通路を進んでいただきますと、階段がありますので地下1階に下りてください。階段を下りたところにある機械にギルドカードを置いて頂けば、地下1階への扉が開きます。そのまままっすぐ進んでいただきますと、右手に閲覧書庫と書かれた部屋がありますので、そこでもギルドカードを機械においてくだされば扉が開きますのでご入室ください」


結構厳重なセキュリティが敷かれているようだ。地下には重要なものが多いのかもしれない。


「閲覧可能時間は10時から17時となっております。書籍の持ち出しは禁止されております。高額な書籍もありますので破損や汚れにはご注意ください。破損や汚れが確認された場合高額な請求がされる場合がございます」

「わかりました。気をつけます」


アキトは受付に言われたとおり右手に移動し階段を下りる。階段を下りきったところに鋼鉄製の扉があり、近くに高さ1メートル幅10センチ四方の台座のようなものがある。これがギルドカード読み取り機械なのだろう。アキトが台座の上にギルドカードをのせると、扉がギギギギと擦れるような音を立てながら下に向かって収納されていく。厚さ1メートルもある扉なようだ。


アキトは扉が完全に収納された後まっすぐ通路を進んでいく。後ろでは扉がギギギギとまた音を立てて閉まっている。すぐに閲覧書庫と書かれている部屋が見つかった。同じような機械にギルドカードをのせると、扉がまた収納される。今度の扉は30センチほどの厚さのようだ。アキトが入室するとすぐにまた扉が閉まった。


閲覧書庫の中はあまり広い部屋ではないようで、6畳ほどの部屋に本棚が2つだけ、椅子と机が2つずつという簡素な物だった。あまり利用者も多くないのだろう。アキトは早速ジョブ関連の書物を探し始める。すぐに戦闘系ジョブ一覧GD歴136年版という本を見つける。アキトはそういえば今の年が何年なのか知らないなと思いながら、その本を読むことにした。


戦闘系ジョブ一覧GD歴136年版の内容を簡単にまとめる。


基本としてジョブを取得できる者は、そのジョブに対して適性を持っている者だけである。

戦闘系ジョブは基本的に利き手に所持した武器で戦闘を行い、魔力や聖力と呼ばれる力(魔力は魔物や魔族等魔に属する者が持っている力、聖力は動物や人間等聖に属する者が持っている力)を持っている相手を倒した場合に得られる経験値を貯めることで、ジョブの取得やジョブLvを上昇させることができる。

特殊な場合として盾系の装備をした場合は盾系ジョブにのみ経験値が入ったり、騎乗戦闘では騎士系ジョブにのみ経験値が入ったりする。杖等のように1つの武器で2種類のジョブを取得可能な武器も存在する。

新しい武器が発明された等の場合、新規ジョブが発現することがある。

現在発現されているジョブの全てがこの本に記載されているわけではなく、秘匿されているジョブがある可能性もある。


現在確認されている戦闘系ジョブの使用武器一覧

ATK系 剣、大剣、槌、大槌

DEF系 小盾、盾、大盾

DEX系 槍、大槍、刀、大刀

INT系 杖、本、神具

MEN系 杖、珠、呪具

SPP系 格闘、魔道兵器

SPD系 短剣、棒、馬、乗込型魔道兵器

HIT系 弓、弩、銃、大砲



アキトはほとんどの戦闘系ジョブを取得したつもりでいたが、まだまだ取得できるジョブが多いことにため息をついたのだった。

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:B

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +15 +16 +10 +20 +130% +140% +100% +180% = 474

DEF 10 +12 +15 +15 +110% +130% +130% = 244

VIT 10 +15 +13 +130% +110% = 129

DEX 12 +15 +130% = 62

INT 13 +22 +15 +190% + 130% +40% = 230

MEN 12 +22 +4 +190% +130% +40% = 174

SPP 10 +17 +6 +150% +60% = 102

SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128

HIT 11 +18 +11 +160% +100% = 144

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳王》Lv2《上忍》Lv2《剣王》Lv0《神聖魔法》Lv1

     《深淵魔法》Lv1《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣王》Lv1

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌神》Lv0《盾王》Lv0

     《棒王》Lv0《大盾王》Lv0《司書長》Lv0

     《大斧将》Lv3《弓王》Lv3《銃将》Lv1

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

     《精霊使い》【地の大精霊】《空間使い》

《生産ジョブ》《調薬士》Lv1《見習い錬金士》Lv4

《熟練度》《格闘》Lv15《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv19

     《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv14《槌》Lv18

     《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13

     《大盾》Lv13《本》Lv13《薬》Lv6《大斧》Lv11

     《弓》Lv16《銃》Lv10《錬金》Lv4

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《特級回復魔法》Lv5《特級攻撃魔法》Lv5

     《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

     《壁砕》Lv5《城砕》Lv5《防砦》Lv5《四連撃》Lv5

     《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5

     《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv5

     《獄斬》Lv1《山砕》Lv5《木撃》Lv5《岩撃》Lv5

     《鉄撃》Lv3《速射》Lv5《三連射》Lv5《強射》Lv5

     《蘇生魔法》Lv1《消滅魔法》Lv1《強気》Lv2

     《大回転》Lv1《貯射》Lv3

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1

     《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1《重増》Lv1

     《集中》Lv1《ヒットオーラ》Lv1

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