93.報酬の使い道
アキトたちは屋敷の庭に作ったゲート前にいる。
「渓谷砦ゲートと東門外ゲート解除する前に確認してくるから少し待っててくれ」
アキトは全員を少し待たせ渓谷砦ゲートに転移する。すでに物資の搬入が終わり誰もいない。東門からミスリル鉱山に移動する時の邪魔にならないように5メートル幅の道ができている。完全に砦が壊されないのは何かあった時に再利用するためだろう。
アキトは次に東門外ゲートに転移し渓谷砦ゲートを遠隔解除した。こちらではまだ作業が続いているようだ。300人ほどの兵士が物資を街に運びこんでいる。アキトは屋敷庭ゲートに転移し東門外ゲートを遠隔解除した。
「確認終わった。Lv5ダンジョン向かおう」
アキトたちはLv5ダンジョン地下1階に転移する。アキトの今日の装備は昨日と同じ大槌に大盾、戦闘時素手である。
アキトたちはサンドワームを叩き起こしながら西方面に2時間ほど進み昼食後さらに3時間ほど進んだところで西壁に到着、壁沿い10メートルほどを半時計周りに3時間進んだところで今日は屋敷に戻った。
《拳将》ジョブLvが5に上がりました。SPP+15 気合スキルLv5
《拳将》ジョブが《拳王》ジョブLv0に変化しました。
《拳王》ジョブLvが2に上がりました。SPP+17 強気スキルLv2
《格闘》熟練Lvが15に上がりました。 SPP+150%
《強気》は《気合》の完全上位スキルで上書きされる。5秒間気合を入れることで、使用後5秒間の物理攻撃ダメージを100%+スキルLv×20%上昇させるスキルらしい。
アキトたちは乗合馬車でギルドに向かい受付さんのところへ行く。
「魔石の換金お願いします。ポイントは3分割で」
「承りました、換金総額は4050万ポロンになります。ポイントは3分割しておきます」
アキトたちは受付さんからお金を受け取り乗合馬車で屋敷に帰宅する。クロエがロビーに待機していたようだ。
「お帰りなさいませ、皆様」
「ただいま、クロエ」
「アキト様、朝食時にご指示頂いた物お部屋に運び込んでおきました。間違いや足りない物等ございましたらまたご用命ください」
「ああ、助かるよ。後で確認しておく」
アキトたちはクロエに先導され食堂に向かい、ダスカーの給仕でクロエの料理を食べながら会話をする。
「皆欲しいもの決まった? 」
「うーん、村で生活してた時に比べて今は何でも欲しいものが簡単に手に入っているから逆に困っちゃうね!十分満足してるところに大金の使い道、新しい武器とか魔道具買うのがいいのかなー? 」
「私もお姉ちゃんと同じ意見かなー。お金がありすぎて悩むことがあるなんて思わなかったよ」
レンとヨンは特に欲しいものがないようだ。
「旦那様、私も今の生活に十分満足しております。ミリルの教育に関しましてもお屋敷書庫にある教材でクロエが行っておりますし、遊具もクロエの給金で購入しております」
「クロエはミリルの教育もしてたのか。給金月+5万にしておこう」
「アキト様、今でも過分な給金を頂いております。これ以上は」
「気にしなくていい。現在金の使い道が少ないんだからな」
「ありがとうございます。アキト様」
ダスカー、クロエに関しても特になさそうだ。
「ミリルは何か欲しいものはないのか? 」
アキトがミリルに聞くと上目遣いでぼそぼそと話し出す。アカリのあざとい上目遣いと違って、幼女の上目遣いは保護欲をかきたてられる。
「お兄ちゃん、お友達が欲しい」
「う・・・ダスカー、ここら辺に子供って少ないのか? 」
「ここの近辺は高級住宅地ですから、誘拐等を警戒して子供だけで外に遊びに出ることはないようです」
「なるほどなー」
ミリルの友達が欲しいと言う願いはお金では解決できない。アキトは悩んだがクロエに丸投げすることにした。
「クロエ、ときどきでいいからミリルを連れて比較的安全な西側公園に遊びに連れて行ってやってくれ。遊びに連れて行くときはクロエもミリルも安い服を着て行ってくれ」
「畏まりました、アキト様」
「ダスカー、ミリルのことで勝手に決めてしまったがこの判断は大丈夫か? 護衛でも雇った方がいいか? 」
「ええ、問題ございません。旦那様。クロエはこう見えて傭兵の経験もありますからミリルの安全面でも不安はございません」
アキトは初めて聞いたクロエの過去に驚きながら、鑑定スキルでクロエを見る。
《名前》 クロエ
《称号》 なし
《ステータス》
ATK 11 +8 +70% = 30
DEF 12
VIT 15
DEX 12 +8 +70% = 34
INT 17 +10 +100% = 54
MEN 18 +100% = 36
SPP 11 +6 +60% = 27
SPD 10 +7 +70% = 28
HIT 12
《加護》なし
《ジョブ》《強剣士》Lv3《強槍士》Lv3《黒魔法》Lv0
《強拳士》Lv1《忍者》Lv2
《特殊ジョブ》《龍人》
《熟練度》《剣》Lv7《槍》Lv7《杖》Lv10《格闘》Lv6
《短剣》Lv7
アキトがダスカーを購入した時ほどではないが下手な兵士より十分強い。ダスカーの言い分も最もだろう。
「クロエを鑑定で見させてもらったが確かに強いな。これなら俺も安心できる、護衛も必要なさそうだ。ミリル、明日からときどきクロエ叔母さんが公園に連れて行ってくれるから頑張って友達作ろうな」
「うん、わかった! ありがとう、お兄ちゃん! 」
アキトがミリルの頭を撫でてるとミリルが満面の笑顔でお礼を言ってきたのでアキトはほっこりとした気分になった。
アキトは最後に胡乱な目でアカリを見る。アカリが目で聞いて聞いてと訴えかけているようにみえる。アカリにないはずの尻尾をぶんぶん振っているように見えるのは気のせいだろうか。
「アカリは何か欲しいもの――」
「いんさつようのまどうぐください!! 」
「・・・」
アキトは少し悩んだ。腐った印刷物が大量に出来る予感しかない。だが、奴隷として買ったとは言え今まで良く働いているアカリに何も与えないのも悪い気もするのだ。アキトは条件付でしぶしぶ認めることにした。
「俺やダスカーを登場人物にした腐った作品を使ったら魔道具ごとお前の頭割るけどそれでもいいなら買ってやるよ・・・・・・・」
「やったーーーーーーー!!!!!!!! 」
アカリは幼女のミリルでさえ引くほど大喜びで飛び跳ねている。
「うるさい! 取り消すぞ」
「ごめんなさい! 静かにしますので許してください」
アカリは一転アキトの足元にすがり付いて泣きそうになる。よほど欲しいのだろう、必死だ。
「値段わからないから1000万ポロンをダスカーに預けておく。明日ダンジョンから帰宅後、ダスカー、クロエ、アカリの3人で魔道具屋行って購入して来い。どうせだからできるだけ値切って買ってこいよ。いつもの場所なら最大で3割まで引けるはずだ」
「ご用命確かに受け取りました、旦那様」
ダスカーの目が物凄く真剣なのでアキトは言葉を追加する。
「無理はしなくていいからな。定価で買ったとしても文句は言わない」
「いえ、旦那様の期待に答えてみせます」
フンスと鼻息が聞こえてきそうなほどダスカーの気合が入っている。アキトは仕方ないのでクロエに頼むことにする。
「ダスカーとアカリの手綱、明日はしっかり握っておいてくれよ。問題起こさないように」
「畏まりました、アキト様。何かあれば鈍器で殴ってでも止めます」
「あ、ああ。頼んだ」
アキトたちは食事を終え風呂に入り思い思いの時間を過ごす。アキトは寝るまでの間中級調薬本と初級錬金本を読んで過ごした。材料も機材も両方とも足りているようだ。
アキトは明日は錬金に挑戦してみようと思いながら寝るのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ ギルドランク:B
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +15 +16 +10 +20 +130% +140% +100% +180% = 474
DEF 10 +12 +15 +15 +110% +130% +130% = 244
VIT 10 +15 +13 +130% +110% = 129
DEX 12 +15 +130% = 62
INT 13 +22 +15 +190% + 130% = 210
MEN 12 +22 +190% +130% = 142
SPP 10 +17 +6 +150% +60% = 102
SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128
HIT 11 +14 +120% = 55
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳王》Lv2《上忍》Lv2《剣王》Lv0《神聖魔法》Lv1
《深淵魔法》Lv1《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣王》Lv1
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌神》Lv0《盾王》Lv0
《棒王》Lv0《大盾王》Lv0《司書長》Lv0
《大斧将》Lv3《弓将》Lv4
《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》
《精霊使い》【地の大精霊】《空間使い》
《生産ジョブ》《調薬士》Lv1
《熟練度》《格闘》Lv15《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv19
《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv14《槌》Lv18
《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13
《大盾》Lv13《本》Lv13《薬》Lv6《大斧》Lv11
《弓》Lv12
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《特級回復魔法》Lv5《特級攻撃魔法》Lv5
《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5
《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5
《壁砕》Lv5《城砕》Lv5《防砦》Lv5《四連撃》Lv5
《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5
《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv5
《獄斬》Lv1《山砕》Lv5《木撃》Lv5《岩撃》Lv5
《鉄撃》Lv3《速射》Lv5《三連射》Lv5《強射》Lv4
《蘇生魔法》Lv1《消滅魔法》Lv1《強気》Lv2
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1
《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1
《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1《重増》Lv1
《集中》Lv1




