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91.Lv5ダンジョン再開

5月19日7時、アキトたちはクロエの美味しい朝食を食べ、ダスカーの給仕で食後のお茶を飲んでいる。


「今日からまたLv5ダンジョン探索を進める予定でいる。最初からになってしまったけど地下2階まではすぐいけるだろうし頑張ろう」


アキトが全員を見渡しながら言うと皆頷いてくれた。ミリルは自分に関係ない話だとわかっているのだろう満面の笑顔で1人カップケーキを食べている。


「そういえばアキトのゲートって東門外と渓谷砦の2つすでに作っているけど、屋敷入り口とLv5ダンジョン内に追加で4つにするの?」


ヨンが疑問に思ったことを尋ねてくる。アキトは少し考えたが結論が出たようだ。


「魔物混成軍との戦いで大幅にLvアップしたお陰で今MEN値142まで上がっているんだよね。ゲート4つ維持するとしてもMEN80、残り62もあるから十分問題はないんだよね」


アキトは紅茶で喉を潤し、話を続ける。


「問題なのは俺がゲート3つ目をまだ開いたことがないから、どういう風にゲートが繋がるか確証がないこと。おそらくロビーにゲートを作ると東門外と渓谷砦両方にゲートが繋がって選択式になると思うんだよ。これは試してみないとわからないから今日はロビーじゃなく庭にゲートを作る予定でいる。兵たちが間違えて屋敷内に入ってくるかもしれないからね」

「それは面倒だねー・・・」


レンが心底めんどくさそうに言う。


「だから庭にゲートを作ってすぐに東門外か渓谷砦にいるトマスさんか責任者の人に話を通しに行くつもりでいる」

「そうしたほうがいいね」


アキトたちはお茶を飲み終わり庭に移動する。


「クロエ、庭のゲート側に看板立てておいてくれないかな?内容は「物資搬入はこちらではありません。速やかに退去ください」かな」

「畏まりました、アキト様」

「万が一すぐに立ち去らないようだったら理由を聞いて、納得できなかったらノルンに実力行使させて屋敷から追い出してくれ」

「畏まりました、アキト様」


アキトは庭にゲートを開く。ゲートに乗ると頭の中に移動先のイメージが浮かび、移動先ゲートを選択することで移動できるようだ。


アキトたちは慣れない感覚に少しだけ戸惑いながら渓谷砦ゲートに到着する。朝から500人ほどの兵たちが物資の運び出しをしている。アキトは近くにいた15歳くらいの少年兵士に話しかけた。


「俺は空間使いのアキトだ、トマスさんはここにいるか? 」


アキトは見た目がアレなので空間使いだと名乗ることにした。少年兵士はアキトに呼び止められ、アキトの方を見て固まった。反応を待っていると頬が徐々に紅潮し目がキラキラし始める。


「昨日の戦い防壁上から見てました!ものすごい魔法を連発してあっという間に魔物の軍勢倒しちゃってあまりの凄さに呆然をしちゃいましたよ!握手してください!! 」


これはアキトのファンになったと言うことだろうか。アキトは頭を抱えたくなったが、できるだけ平静を装いながら握手する。


「ありがとうございます!それでですね――」

「悪いが急いでいるんだ。トマスさん呼んできてくれないか? 」

「も、申し訳ありません!すぐよんできます! 」


アキトは少年兵士の話が長くなりそうだと思ったので話をぶった切って用件を再度言うと、少年兵士は謝罪し脱兎のごとき勢いで走り出した。


「アキト、ついにふぁんがついちゃったねー」


アカリがニヤニヤしながら話しかけてくる。アカリはアキトに殴られるのが嫌で言葉には出さないのだろうがアカリの頭の中では腐った妄想が行われているのは間違いない。アキトは腹が立ったのでアカリの頭を小突いた。


「にゃんでぶつのよ」

「どうせ腐ったこと考えてそうでムカついたから」


アカリは「何でわかったの!? 」という驚いた顔になったがアキトはこれ以上アカリを弄ると鬱陶しくなるので無視することにする。


アキトは少年兵がトマスを呼んでくるまでの間、ゲートでの物資搬入作業を眺めることにする。ゲートの魔法陣は直径4メートルの円形だが、移動側魔法陣に誰かが乗っていると発動しないようで事故などの問題もなさそうだ。アキトがそんなことを考察していると、トマスがやってきた。


「アキト君いらっしゃい。今日は何の用件で? 」

「ゲートについて話をさせてもらおうと思いまして。今日から俺たちパーティーはLv5ダンジョンに潜るわけですが屋敷の庭とLv5ダンジョン内にゲートを作ります。現在屋敷の庭にゲートを作ってあり、東門外と渓谷砦内とあわせて3つのゲートでの運行状態になっています。使い方は皆さん理解できているようですが周知しておいてください。また、当屋敷に故意に進入した場合には武力行使で叩き出しますのでそう伝えておいてください」

「わ、わかった。屋敷には行かないように注意しておこう」

「それとトマスさんも領主様から聞いていると思いますがゲートの契約期間は明日の8時までとなっておりますので、明日の8時頃東門外と渓谷砦内ゲートにつきましては解除します」

「ああ、それは聞いている。今日中に作業を終わらせる予定でいる」

「用件は以上です。物資搬入作業頑張ってください。それでは」

「ああ、アキト君も気をつけてな」


アキトたちはトマスに別れを言い、屋敷の庭ゲートに移動する。その後乗合馬車に乗り西側まで行き受付を済ませLv5ダンジョンに進入していく。時刻は10時、今日のアキトの装備は大槌と大盾だ。


「地下2階への階段は南西方面にあるんだよね? 」

「うん。移動距離と方角調べた限りそうだと思う」

「じゃ今日はサンドワーム叩き起こしながら西側に進んで、壁に突き当たったら反時計回りに南側移動しよう」

「「「了解!」」」

「畏まりました、旦那様」

「今日俺はおとり役メインだろうからワーム釣り出したら武装解除して格闘系ジョブあげるね、皆に戦闘は任せる! 」


アキトたちは西側に移動を始めた。2時間ほど進み食事を取りに屋敷に戻る、再度Lv5ダンジョンに進入しさらに6時間ほど西に進む。今日は西壁にも到達できずに帰る事になった。



《拳将》ジョブLvが4に上がりました。SPP+14 気合スキルLv4


《格闘》熟練Lvが12に上がりました。SPP+120%



《気合》は5秒間気合を入れることで、使用後5秒間の物理攻撃ダメージをスキルLv×20%上昇させるスキルらしい。


アキトたちはギルドで魔石の換金を行う。


「こちら4056万ポロンです。お受け取りください」


アキトたちは受付さんからお金を受け取り、屋敷に戻り食事を取る。


「クロエ、ゲートの件で何か問題あった?」

「いえ、何人か間違えてこちらへ来ることもありましたが、すぐに戻っていかれました」

「そうか、それならいい」


アキトは食事を終え風呂に入り寝るまでの間調薬を行う。今日は残念ながら調薬のLvは上がらなかった。そろそろ初級調薬では経験値が低いのだろう。



アキトは明日の予定を考えながら寝るのだった。

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:B

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +15 +16 +10 +20 +130% +140% +100% +180% = 474

DEF 10 +12 +15 +15 +110% +130% +130% = 244

VIT 10 +15 +13 +130% +110% = 129

DEX 12 +15 +130% = 62

INT 13 +22 +15 +190% + 130% = 210

MEN 12 +22 +190% +130% = 142

SPP 10 +14 +6 +120% +60% = 84

SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128

HIT 11 +14 +120% = 55

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳将》Lv4《上忍》Lv2《剣王》Lv0《神聖魔法》Lv1

     《深淵魔法》Lv1《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣王》Lv1

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌神》Lv0《盾王》Lv0

     《棒王》Lv0《大盾王》Lv0《司書長》Lv0

     《大斧将》Lv3《弓将》Lv4

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

     《精霊使い》【地の大精霊】《空間使い》

《生産ジョブ》《調薬士》Lv1

《熟練度》《格闘》Lv12《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv19

     《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv14《槌》Lv18

     《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13

     《大盾》Lv13《本》Lv13《薬》Lv6《大斧》Lv11

     《弓》Lv12

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《特級回復魔法》Lv5《特級攻撃魔法》Lv5

     《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

     《壁砕》Lv5《城砕》Lv5《防砦》Lv5《四連撃》Lv5

     《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5

     《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv5

     《獄斬》Lv1《山砕》Lv5《木撃》Lv5《岩撃》Lv5

     《鉄撃》Lv3《速射》Lv5《三連射》Lv5《強射》Lv4

     《蘇生魔法》Lv1《消滅魔法》Lv1《気合》Lv4

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1

     《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1《重増》Lv1

     《集中》Lv1

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