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81.ピヨちゃんデートと薄氷上の平和

アキトが目を覚ましたのは13時頃のことだった。


そろそろ昼食を食べようかと食堂に向かったが誰もいない。そしてテーブルの上にはレンの字で一通の書置きが置いてあった。


「食事の仕度をしようとしていたダスカーさんたち3人にお小遣渡して無理やり追い出しちゃった。だから昼食はアキトも外で食べてきてね。寝てるようだったから書置き残しました。私とヨンとアカリも3人で買い物とか色々遊びに行ってきまーす! 」


アキトは書置きを見て皆に休日って言っておいたし仕方ないだろうと思ったので軽く風呂に入ってからピヨちゃんと一緒に出かけることにする。


「今日はどこに行くでござるか? 」

「んー、とりあえずお昼食べに行こうかな、作るの面倒だし」

「2人でどこか行くのもそういえば初めてでござるな」

「そうだったっけ?そういえばそうかもね」


アキトは記憶を振り返ったがピヨちゃんと2人(表現が変だが)きりで出かけたことがないことに気づく。


「せっかくだから拙者に乗っていくでござるよ。まだアキトを乗せたこともないでござるし」


アキトは屋敷の庭に行き、ピヨちゃんに乗ることにする。


「おー、ピヨちゃんの背中羽毛ふっかふかに柔らかくて馬より乗り心地がいいね。でも馬みたいに手綱がないから激しく動いたら落ちそう」

「アカリとヨンは首に抱きつくか羽毛を掴んでいたでござるな」

「首はともかく羽毛だと抜けたり千切れたりしたら落ちない? 」

「拙者の羽毛は簡単に抜けないでござるし、強度も十分でござる。アキトクラスの力で本気で引っ張られて抜けることはあっても千切れることはないでござるな」

「なるほどねー、それなら大丈夫かな。じゃ屋台巡りしようか!いつも行っている西門広場じゃなくて中央広場で」


アキトは落ちる心配がなさそうだとわかったので羽毛を掴むことを選択し、ピヨちゃんに乗って中央地区の広場へ移動を始める。


中央地区は高級住宅地なので人通りはあまり多くない。警備員の数はそれなりに巡回していてピヨちゃんが目立ってはいるが、屋敷においてあった高級服をアキトが着ているのと従魔の首輪の効果か呼び止められることもなく進んでいく。


アキトたちは中央広場に到着した。広場は中央に林があり、それを囲むように全長3キロほどの公園の散歩コースがある。散歩道のさらに外側には芝生地帯が広がっており、ピクニック気分で楽しんでいる家族連れや恋人同士がいるようだ。散歩コース脇にはベンチが一定間隔で置いてあり、その近くでは小奇麗な店舗の屋台が間隔を大きく空けて営業している。所謂この街のデートスポットの1つである。お子様は夜にここにきてはいけないだろう。


アキトは散歩コースをピヨちゃんに乗りながら移動し、たびたびある屋台で食べてはまた移動しを繰り返している。


「さっきの店のクレープかなりおいしかったね」

「具沢山でござったなー、でも拙者としては肉汁タップリの2つ前の店のケバブのほうが好みでござる」


ピヨちゃんは何でも食べるが基本肉食である。そんなこんなで色々屋台を巡っているうちにお腹いっぱいになってしまった。


「お腹いっぱいになっちゃったな。次はどこ行こうか」

「悩みどころでござるなー、この世界娯楽がなさすぎでござるよ」

「あんまり実感ないけど魔物に人類負け越してるぽいからね」

「この街は今のところ平和状態でいるでござるが、この街の東門から外に出れば最前線でござるよ?毎日何人もの人が死んでるでござる」

「そういえばギルドのCランク依頼でも東門外の魔物討伐依頼は毎日出てるね」

「東門が落ちたらこの街も完全に戦時化状態になっちゃうでござるからな。アキトたちは西側で基本活動しているから気づいてないのかもしれないでござるが、東側は街から15キロ先にあるミスリル鉱山が魔物に現在占拠されているでござるよ。だから奪還作戦もそろそろ開始されるんじゃないかと思うでござる」

「いつの間にかそんなことになってたんだね」


アキトはそういいながら[知識の書]で東側の魔物の状況を調べる。確かに街から15キロほど先に1万ほどの魔物の軍勢がいるようだ。ピヨちゃんの情報も知識の書から得ているのだろう。アキトは自分が考えているより今のこの街が危険な状況だったのを思い知った。今のこの街の平和は薄氷上にいるようなものなのかもしれない。


「女神様が前言ってたんだよね。冒険者として活動するなら毎日頑張らないとすぐ死ぬことになるってさ」

「そうでござるか」

「そのうち魔物の軍勢にこの街が陥落するって意味だったんだろうね。その前に何とかしろと」

「そうかもしれないでござるなー」

「俺たちには遊んでる時間はあまりないのかもしれない、もうちょっとステータス伸ばす努力しておかないと!後悔しないように。武器防具屋いこっか」

「了解でござる」


アキトたちは乗合馬車に乗り、武器防具屋で新装備の購入をするために向かうことにした。到着した武器防具屋で未だアキトがジョブを取得していない武器を物色し始める。


「大斧、弓、弩、銃。これ以外ないかな? 」

「この店にはないみたいでござるな。拙者にもジョブ全種類はわからないでござるよ。ステータス上昇を目指すなら生産職にも手を出すのはどうでござるか? 」

「生産職か。確かにそれもありかもね。まずは何からやろうかな」

「薬剤系とかどうでござるか?薬草を買ってそれ関係の本を読めばすぐにでも始められそうでござるよ」

「なるほどね、試しにやるにはちょうどいい難易度かな」


アキトは武器防具屋では弓は所持していたのでそれ以外の鋼鉄製の大斧、銃、弩を130万ポロンで購入、道具屋では何を買ったらいいのかよくわからなかったので薬草を全種大量購入で50万ポロン分購入、本屋で[誰でも出来る!薬草から薬の作り方]の本を3万ポロンで購入してから屋敷に戻った。戻った時の時刻は19時だった。


アキトが屋敷の扉を開けるとすぐにクロエがロビー横の部屋から出てきた。


「おかえりなさいませ、アキト様」

「ただいま、クロエ」

「お食事の用意、お風呂の準備共に出来ております。どちらに致しますか? 」

「では食事からで。皆は? 」

「皆様はすでにお食事をすませ、入浴をされているかお部屋に戻っていらっしゃいます」

「わかった。一回部屋に戻ってからすぐに食堂に行くから準備しておいてくれ」

「畏まりました、旦那様」


アキトは部屋に荷物を置き、すぐに食堂で食事を始める、配膳はダスカーがするようだ。味の方はダスカーとクロエ2人で調理したのだろうか、今までと同じやさしい味だった。


アキトは食事をすませ、風呂に入った後アカリの部屋に向かい、ノックをした。アカリが扉を開ける。


「アキト、どうしたの?めずらしいね、へやまでくるなんて」

「ああ、今日からアカリの勉強なしにしようと思ってな」

「わかった。もうだいたいわかるように、なってきたからだいじょぶ。あとはじりきで、なんとかするよ」

「そうだな。アカリ今まで良く頑張ったな。ちゃんと話せるようになって良かったよ」

「ありがと!アキトのおかげだよ」


アカリは珍しくアキトに褒められてうれしそうだ。満面の笑顔でお礼を言った。こうして見ればアカリもかわいいものだとアキトは思った。


「それじゃまた明日な、おやすみ」

「おやすみー! 」


アキトは部屋に戻り、アカリの勉強に当てていた時間を自分の調薬の勉強に当てることにする。本を見ながら見よう見真似で調薬をしていく。最初の薬が完成した時、頭に声が響いた。



《見習い調薬士》ジョブを入手しました。


《見習い調薬士》ジョブLvが1に上がりました。SPP+1


《薬》熟練Lvが1に上がりました。SPP+10%



無事にジョブが取得できたようだ。生産系ジョブはスキルがないらしい。アキトは寝るまでの間調薬を続けるのだった。



《見習い調薬士》ジョブLvが3に上がりました。SPP+3


《薬》熟練Lvが3に上がりました。SPP+30%

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:C

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +15 +16 +10 +20 +130% +140% +100% +180% = 474

DEF 10 +12 +15 +15 +110% +130% +130% = 244

VIT 10 +15 +130% = 57

DEX 12 +15 +130% = 62

INT 13 +12 +15 +110% + 130% = 136

MEN 12 +12 +110% +130% = 81

SPP 10 +10 +3 +100% +30% = 52

SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128

HIT 11

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv2《剣王》Lv0《白魔法》Lv2

     《黒魔法》Lv2《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣王》Lv1

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌神》Lv0《盾王》Lv0

     《棒王》Lv0《大盾王》Lv0《司書長》Lv0

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

     《精霊使い》【地の大精霊】《空間使い》

《生産ジョブ》《見習い調薬士》Lv3

《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv11

     《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv14《槌》Lv18

     《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13

     《大盾》Lv13《本》Lv13《薬》Lv3

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv2《上級攻撃魔法》Lv2

     《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

     《壁砕》Lv5《城砕》Lv5《防砦》Lv5《四連撃》Lv5

     《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5

     《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv5

     《獄斬》Lv1《山砕》Lv5

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1

     《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1

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