72.物件探し終
アキトたちは元男爵屋敷のロビーに集まって目の前で気絶している大精霊を見下ろしていた。
「とりあえずピヨちゃんの進化については置いておいて、多分ピヨちゃんが大精霊に進化した影響でなんだろうけど、さっき特殊ジョブの精霊使い入手しちゃったんだよね」
「またー?もう驚きもないよ。アキトは何でもありだよね」
「うん。ジョブなら何でも取れちゃうんだろーって不思議にも思わない」
「で、精霊使いって精霊契約できるらしいんだ。目の前の気絶している間抜けな大精霊と今のうちに契約しちゃおうかなって」
精霊使いは自分と契約精霊にしか見えない契約書類を作成し、契約者は名前をサインし精霊が書類に血をたらすことで契約が成立するもののようだ。書類に書かれた内容を破ると死ぬより辛い魂が壊れることになるらしい。
「気絶してる間に契約されちゃったら一体起きた時どんな顔するんだろうね、この大精霊。絶望しそう」
「ちょっとかわいそうかも」
「わがままなこども、けいやくで、しばっておいたほうがあんぜん」
皆がそんな話をしている間にアキトは書類を完成させた。アキトは書類に自分の名前を書き、次に大精霊の腕を取りピヨちゃんの爪の先で大精霊の腕を傷つけ書類に血を垂らした。その後アキトはヒールで大精霊の傷を回復させた。
【地の大精霊】との契約が成立しました。
いつものようにアキトの頭に音声が流れた、契約が成立したようだ。
「ふー、無事に契約成功したよ」
「一体どんな内容にしたの?アキトのことだからひどい一方的な契約にしてそう・・・」
「大精霊さんご愁傷様」
「なむなむ」
「そんなひどい契約にはしてないよ!俺のこと何て思ってるんだか」
「え?魔王みたいなものでしょ? 」
「どSできちく」
「さすがに普段が普段だからフォローできないなー」
「味方にも敵にも罰を与える時は容赦ない。そんな旦那様だからこそ尽くしがいがあるというもの」
ダスカーまでフォローしてくれないことにアキトは悲しくなったが、何とか気を取り直す。
「契約内容を簡単に言っちゃえば
1.俺の命令には絶対服従
2.俺から何も命令がなければ配下を使ってこの屋敷の警護、清掃をする
3.俺が呼んだらいつどこに呼んでもすぐに駆けつける」
「簡単な内容でしょ? 」
「十分ひどいと思うよ! 」
「簡単と言うかこれ以上ないくらいひどいです」
「アキト、りふじん、これはひどい、ろうどうじかんの、きていすらない」
「さすが旦那様です」
皆で大騒ぎしていたからだろうか、10センチ大の大精霊の目が覚めたようだ。
「ハッ、嫌な夢を見た」
「夢じゃないから、現実だから」
現実逃避を始めた大精霊にアキトはやさしく現実だよと囁いた。
「え?お前はさっきの人間!あれ、俺の体が縮んでる!? 」
「ピヨちゃんに力吸い取られちゃったみたいよ、そのせいかピヨちゃんが大精霊に進化しちゃったし。お前もう大精霊じゃないんじゃないの? 」
「まだ大精霊ですー!小さくなっても精霊の格は落ちないんですー!ばーかばーか」
「そうなの?まぁそっちの方が俺にとっても便利だけど。お前、今日から俺の下僕な」
「何で俺が人間なんかの下僕にならないといけないんだよ! 」
「これ見てこれ」
アキトは大精霊の目の前で契約書をピラピラさせた。
「な、なんだこれ・・俺こんな契約した覚えないぞ! 」
「そりゃそうだよ。お前が気絶してる間に勝手に作ったんだし」
「こんな契約無効だ!破棄だ!早く取り消せ! 」
「イヤだよ。と言うわけで今日からこの屋敷は俺のものだから。警護と清掃よろしくな! 」
「こんなの嘘だ・・・。夢に決まってる・・・」
絶望して床にくず折れたちっこい大精霊を置いて、アキトたちは男爵屋敷の契約をするために不動産屋に向かった。さすがに不憫に思ったのかダスカー以外の皆は奴隷同然になった大精霊に同情して後ろをチラチラ見ながら移動した。
「まさか本当に解決されてしまうとは思いませんでしたよ!いやー、これで私の気も休まると言うもの。多少安くなったとしても男爵もお喜びになることでしょう!ささ、こちら契約書類になります」
悩みの種が解消されたからだろう、満面の笑顔で販売員は契約書をアキトに差し出した。アキトは早速詳しく契約書を確認してからサインをし6000万ポロンを支払った。
「もう今日からでも住めるんですか? 」
「ええ、いつ引っ越して頂いても構いません。こちら屋敷の鍵になります」
「そういえば確認していませんでしたが、税金は年どれくらいかかるんでしょう? 」
「税の方は年150万程度だったかと」
「なるほど、わかりました」
アキトたちは「ありがとうございましたー」という販売員の心からのお礼を聞きながら不動産屋から出た。時刻は11時半だ。
「ついにマイホーム手に入れたわけだけど屋敷の中詳しく調べて修理が必要そうな場所があれば修理、家具が必要ならそっちも手を出さないとね」
「そういえば部屋まで見に行ってなかったけど決めるには早かったんじゃ?」
「どんな状態でも6000万は安すぎるから大丈夫だよ」
「それもそっかー!一回屋敷に行って厨房使えそうだったら先にご飯食べようよ」
「それでは私は材料の購入に行って参ります」
「ダスカー頼む、じゃ皆で屋敷に行こう。汚かったら早速大精霊に命令して掃除させよう」
「かわいそうだから私も掃除は手伝うよ・・・」
「「うん」」
アキトたちは新しく買った屋敷に向かうのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ ギルドランク:C
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +15 +11 +10 +11 +130% +100% +100% +100% = 312
DEF 10 +12 +15 +12 +110% +130% +110% = 220
VIT 10 +15 +130% = 57
DEX 12 +15 +130% = 62
INT 13 +12 +15 +110% + 130% = 136
MEN 12 +12 +110% +130% = 81
SPP 10 +10 +100% = 40
SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv2《剣王》Lv0《白魔法》Lv2
《黒魔法》Lv2《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣将》Lv1
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌将》Lv1《盾王》Lv0
《棒王》Lv0《大盾将》Lv2《司書長》Lv0
《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》
《精霊使い》【地の大精霊】
《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv11
《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv10《槌》Lv10
《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13
《大盾》Lv11《本》Lv13
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv2《上級攻撃魔法》Lv2
《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5
《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5
《壁砕》Lv5《城砕》Lv1《防砦》Lv2《四連撃》Lv5
《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5
《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv1
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1
《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1
《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1




