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69.Lv4ダンジョン終

明けて翌日、アキトたちはダスカーの朝食を食べながら話をしていた。現在時刻は7時半だ。


「今日中にボス部屋見つけられたらいいな」

「ねー!もう半分くらいは地下3階マップ埋まったのかな?」

「多分そうかなぁ、ベースキャンプしてる分探索時間が延びて効率はいいよね」

「ボス部屋見つかっても見つからなくても今日はここで一泊して、明日は帰ろう」

「了解ー!前回の遠征よりも周りに冒険者がいないから気持ち的にも肉体的にも楽だね。周りに冒険者がいると襲撃が怖くてよく眠れなかったからそれが辛かったよ」

「うんうん、相手に敵意がないとは予想できても信用できない人に周り囲まれてるのがあんなに疲れるとは思わなかった」

「まものより、ひとのがこわい」


アキトたちは食後のお茶までゆっくりと取り、探索を再開した。昨日までの探索でかなり慣れたようでさくさくさくさく進んでいく。7時間ほど探索したところで、Lv2ダンジョンで見たボス部屋の扉と同じ扉を発見した。


「ここがボス部屋だね」

「ミスリルゴーレムだったよね、ミスリルの特性って知ってる?」

「ちょっと待って、スキルで調べる」


アキトは[知識の書]でミスリルについて調べ始めた。


ミスリルは別名魔鉄とも呼ばれ銀色の輝きを持ち、魔物領域の鉱山でしか取れないらしい、魔物領域の奥に行くほど取れる魔鉄の量が増えるそうだ。犯罪奴隷が行く鉱山は魔物領域の外縁部、人の生息域と目と鼻の位置の物だが日夜ゴブリン等の低級な魔物の襲撃に怯えながらミスリルを探す過酷なものらしい、当然死人が毎日のように出る。特性としては、魔力を溜め込むため性質を持っているため、自身や周囲の魔力を込め強度を上げることができるようだ。


「ミスリルは魔力を溜め込む性質があるらしい。だからもしかしたら魔法無効化されちゃうかもしれない。最悪吸収されちゃって反撃に使われる可能性もありそうだ」

「あぶなー!知らずに魔法撃っちゃったら大惨事になるところかもしれないね」

「魔法使えないと私もアカリも何もできなくなっちゃうかも。弓じゃどうしてもゴーレムにダメージ通るとは思えないし」

「わたし、まほうしか、できない」

「うーん、俺が最初ファイアLv1撃って吸収されちゃうようだったらアカリ、ヨンは部屋の外に退避しちゃっていいよ。危険なだけだし」

「うん、ダメだったらすぐ逃げるね」

「わかった。そとでまってる」

「俺、ダスカー、レンで倒すつもりでいくよ!倒せればミスリルで一気にお金持ちになれそうだしがんばってこー!」

「「おー」」

「ダスカー右、レン左、俺真ん中で攻めていくつもりだ」

「畏まりました」

「了解!」


アキトたちは扉を押した。ギギギギィーッという音を立て扉が開いていく。アキトはまた変なゴーレムが出ないか不安だったが、普通に銀色のゴーレムだったのである意味ホッとしていた。


「ファイアLv1! 」


先制でアキトはファイアを唱えた、がやはりゴーレムに吸収されてしまった。ゴーレムの銀色の輝きが増している。反射か!


「魔法反射、盾構え!」


アキト、ダスカー、レンは盾を構え反射のファイアーに耐える。その隙に


「アカリ、ヨン、退避!」

「「了解! 」」


アカリとヨンを避難させ、予定通りアキト、レン、ダスカーの3人でゴーレムと対峙する。ダスカーが右からレンが左から切り込んでいく。ゴーレムは左腕をダスカー、右腕をレン目掛けて振り下ろす。その隙にアキトが真ん中から大剣で切り込んだ。爆斬Lv5! 爆斬は衝撃属性を追加した重い攻撃だ。大剣がゴーレムに直撃し、ゴーレムの表面が弾けとんだ。レンとダスカーはゴーレムの振り下ろしを受流Lv5を使用し、盾で受け流したようだ。


「ミスリルゴーレムってミスリルメッキかよ! 」


アキトは表面が弾けとんだミスリルゴーレムを見て叫んだ。これならヨンとアカリを呼んで魔法を撃たせた方がいい。


「ヨン、アカリ中に入って来い! ミスリルが剥がれている部分に魔法攻撃してくれ! 」


アキトはゴーレムの腕の振り回し攻撃を後ろに避けながら指示を出す。ゴーレムは自己修復機能があるのだろう。周りに飛び散ったミスリル等が戻り、徐々に修復されていく。再度アキトの爆斬を当てるためにレンとダスカーが隙を作り出そうと攻撃を仕掛け、ゴーレムの腕を盾で受け流す。再度タイミングを合わせ、アキトは爆斬をゴーレムの中心部に入れる。修復が終わっていないゴーレムのボディが1度目より大きく吹き飛んだ。


部屋に入ってきたヨンとアカリがすかさずメガファイアを唱え、メッキのない部分に魔法を炸裂させた。ゴーレムのコアが破壊されたのだろう。ズズンと音を立てながらゴーレムが倒れていった。


「ミスリルメッキでも持って帰ればそれなりの値段になるかな?」

「そかもー!ミスリルの剣1本で武器防具屋で8000万で見たよ」

「そこまで高いのかー、結構大きなゴーレムだからメッキでもそこそこおいしいかもね、ラッキー」


アキトは魔法の鞄にゴーレムを入れようとしたが、地面に溶けるようにゴーレムが消えてしまった。


「ゴ、ゴーレムが消えちゃった・・・」

「回収できないように仕掛けがあったんだね・・・」

「せこい!ダンジョン協会せこいよ!」


アキトたちはダンジョン協会を罵りながらLv4ダンジョンクリア達成証明のダンジョンコアがある奥の部屋に行き、コアに順番に触った。


「まぁLv4ダンジョンこれでクリアだよね。後はポイント貯めればBランクだ」

「ポイント貯める方が大変そうだけどね!」

「1億ポイントかぁ、3人分だと3億ポロン分の魔石だね」


先が長いね、と言いながらアキトたちは地下3階の泉に戻っていった。泉に到着したときは19時だった。



《司書》ジョブLvが5に上がりました。INT+15 速読スキルLv5


《司書》ジョブが《司書長》ジョブLv0に変化しました。


《本》熟練Lvが13に上がりました。INT+130% MEN+130%


《大剣将》ジョブLvが1に上がりました。ATK+11 滅斬スキルLv1



《滅斬》は《爆斬》を大幅に強化したスキルらしい。


アキトたちはいつも通りに準備をし食事を済ませ、少し早いが見張りを交代しながら寝ることにした。明けて翌日6時半、朝食とゆっくり目のお茶を済ませ、ダンジョンを出るべく移動する。今日のアキトの装備は斧だ。移動すること7時間、出口に到着した。現在時刻は13時半だ。



《斧将》ジョブLvが5に上がりました。VIT+15 地響スキルLv5


《斧将》ジョブが《斧王》ジョブLv0に変化しました。


《斧》熟練Lvが13に上がりました。 VIT+130%



アキトたちはギルドに向かって歩いて行った。

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:C

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +15 +11 +10 +11 +130% +100% +100% +100% = 312

DEF 10 +12 +15 +12 +110% +130% +110% = 220

VIT 10 +15 +130% = 57

DEX 12 +15 +130% = 62

INT 13 +12 +15 +110% + 130% = 136

MEN 12 +12 +110% +130% = 81

SPP 10 +10 +100% = 40

SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128

HIT 11

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv2《剣王》Lv0《白魔法》Lv2

     《黒魔法》Lv2《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣将》Lv1

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌将》Lv1《盾王》Lv0

     《棒王》Lv0《大盾将》Lv2《司書長》Lv0

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv11

     《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv10《槌》Lv10

     《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13

     《大盾》Lv11《本》Lv13

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv2《上級攻撃魔法》Lv2

     《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

     《壁砕》Lv5《城砕》Lv1《防砦》Lv2《四連撃》Lv5

     《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5

     《執筆》Lv5《鑑定》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv1

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1

     《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1

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