63.奴隷購入2人目
アキトたちはギルドに向かい、西門広場を歩いていた。
「おい、そこの腕っぷしの良い嬢ちゃん、今日は買っていってくれよ!」
呼ばれたような気がしたのでアキトがそちらを振り向くと、数日前に大量のエリマキガエルの串焼きを善意(アキトの中ではそうなっている)でくれたおっちゃんがいた。
「おっちゃん、今日もゲテモノ売りか?」
「ゲテモノ言うなよ!エリマキガエルの串焼きお前うまそうに食ってただろうが!」
「まーうまかったな。前いっぱいもらったし今日は5本買うわ」
「まいど!それにしてもお前腕っ節もいいんだな。一昨日のCランクとの戦い、見てたぜ。ここらで噂にもなってる」
アキトは全員に串焼きを1つずつ配った。
「あー、相手が雑魚だっただけだよあれ」
「いやいや、あれでここらじゃ有名な奴らだったんだよ。食っても金払わないわ、気に食わなければ屋台を壊したりとな。あんたら冒険者だろ?何か困った時ギルドに指名入れるから名前教えといてくれよ」
やっぱりロクデナシだった。害虫駆除してよかったとアキトたちは思った。
「指名ってされても気が向かなければ断れる?」
「まず断ることを考えるのかよ・・。断れるけど指名入れたら出来れば断らないで受けてくれよ、で名前は何て言うんだ?」
「アキトだ。めんどくさいから指名はやめてくれ。気が向かなければ受けないから」
「わかったよ。本当に困った時だけにするからできるだけ受けてくれ。それにしても男みたいな名前だな」
「男だって!皆私のことを女扱いしやがる」
「まず私って言うのやめたらいいんじゃないか?俺にした方が男らしく聞こえるぞ」
「そ、そうか。1人称がまずかったか。気をつけてなおしてみるわ。それじゃおっちゃんまたな」
アキトは小さく俺俺つぶやきながら歩いていった。アキトの1人称が変更される日は近い。
アキトたちはギルドにやってきた。いつもの受付さんだ。それにしてもいつ行っても受付さんの前には誰もいない、よく首にならないものだ。アキトは受付さんがちょっと心配になった。
「こんばんは。魔石の換金お願いします。ポイントは3分割で」
「承りました。換金総額は738万ポロンになります。ポイントは3分割しておきます」
アキトたちの稼ぎは日に日に良くなっている。金を受け取り宿に戻った。いつも通り風呂の予約を入れ、食事をとることにする。
「明日奴隷見に行ってみないか?」
「いいけどどんな奴隷買うの?」
「むしろどんな奴隷が欲しい?皆」
アキトは皆に意見を求めた。
「うーん、料理が出来て強面で紳士な男奴隷が欲しい!」
「料理と荷物持ち用員がいいのかな?なら男の人のがいいんだろうけど好色な人は絶対イヤだな」
「がちむちで、アキトとならんで、かっぷりんぐ、そうぞうできる、おとこのこがいい」
アカリは頭の中が腐っているようだ。アキトは聞き流した。
「とりあえず男奴隷で料理必須な常識的な執事タイプな男性を選ぼうか。変なこと考えるような奴隷だったらち○こ切っちゃえばいいか」
「アキト、恐ろしい子・・・!」
アキトの言葉が本気だと感じてレンたちは戦慄した。
アキトたちは食事風呂勉強を終え、寝ることにした。明けて翌日、準備して早速前回行った奴隷市に行くことにした。
乗合馬車の2度の乗り換えを終え、奴隷市に到着した。
早速受付に向かい、今回の予算を聞かれたので500万と言っておいた。前回通り地下1階の通路の最奥にある部屋に通された。
「いらっしゃいませ、当奴隷市においでくださりありがとうございます。今回はどんな奴隷がご入用でしょうか?」
「希望する性別は男性、料理が出来て紳士的で女性を好色な目で見ないタイプ、ダンジョンに連れて行くので戦闘も出来たらありがたい」
「えー、ご予算は500万と。お客様のご予算を大きく外れてしまいますが、ピッタリな条件の奴隷を先日1名入荷しております。それ以外に全ての条件を満たしている奴隷はおりません。一部条件を満たしたものでしたら、50万からの値段で多数在庫抱えております。条件変更なさいますか?」
アキトは少し悩んだが、多少高くとも条件がピッタリあった奴隷のがいいだろうと思った。
「予算の上乗せできます。そのピッタリな条件の奴隷の詳細を教えてください」
「わかりました。価格は800万、珍しい龍人の男性奴隷です。戦闘能力は折り紙つきです。料理の方も元貴族の執事をやっていたようで十分期待できるかと思われます。人気なタイプの奴隷ですので値段交渉はご遠慮ください」
「予算は問題ありません。呼んで来て下さい」
販売員は少し席を外し、死んだ目をした男性を連れてきた。いたよ龍人!体のところどころに鱗がついてるのか。ファンタジー世界で初の人類以外との遭遇にアキトは歓喜したが、目が死んでいるのが気になった。
「少しだけ話してもいいですか?何も問題がなければ購入する方向で考えています」
「ええ、どうぞ」
販売員に確認を取り、龍人の男性に話しかけた。
「こんにちは、俺はアキトといいます。あなたを購入する予定でいますが、俺は冒険者をしておりましてあなたの購入をした場合一緒にダンジョンに潜って貰うことになります。大丈夫でしょうか?」
「はい。すでに私は死んだようなもの、危険な場所等問題ありません」
「死んだようなものとはどういう意味なので?」
「はい。先日私が仕えていた旦那様がお亡くなりになり、息子の代になったのですがどうしようもない男だったのです。私は旦那様に娘の病気を治す際に必要な薬代を借りておりました。旦那様は無期限での貸し出しをしてくれていたのですが、旦那様が亡くなった途端息子にすぐに借金を返せと言われました。その取立てで娘を無理やり売り飛ばそうとされたので私が変わりに奴隷として売られたのですよ」
「そ、そんな事情があったんですね。許せませんねそのブタ野郎は」
アキトはこの龍人の男が嘘を言っていないと思ったので、ブタ野郎への怒りでいっぱいになった。
「それでは私があなたを買取、娘さんをこちらに呼び寄せ一緒に生活できるようにした場合、あなたは私に忠誠を誓ってくれますか?」
龍人の男の目に光が灯った。
「ほ、本当ですか!?そうして頂けるなら私の忠誠等安いものです!娘の安全を保証してくれる限り忠誠を誓いますとも!」
「ええ、それではあなたを購入することに決めます。すぐに娘さんに便りを出してください。こちらに来る娘さんの護衛代も必要でしょう。そちらも用立てますよ」
「ありがとうございます、本当にありがとうございます」
泣きながら龍人の男はアキトの足にしがみついた。アキトは龍人父娘を幸せにしてあげたいと思った。
「それではこちら800万ポロンです。すぐにこちらの男性連れ帰っても?」
「ええ、このまま連れて行ってくださって大丈夫です。ありがとうございました」
アキトは販売員に金を払い、龍人を引き連れ、宿に向かうことにした。
「そういえばお名前まだ聞いてませんでしたよね?」
「はい。私はダスカーと申します。以後よろしくお願いいたします。旦那様」
「旦那様・・・かゆい呼び方ですね。まぁいいでしょう。ダスカーさん、いえ、ダスカー、宿に着いたら娘さんに便りを書きなさい。すぐに呼び出しましょう」
「畏まりました。旦那様」
2人きりの世界に入っているアキトとダスカーを眺めながら、皆はこれはこれでありかもと腐った考えに浸っていた。
アキトたちは宿に向かって行くのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ ギルドランク:D
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +15 +10 +10 +11 +130% +100% +100% +100% = 307
DEF 10 +12 +13 +12 +110% +120% +110% = 206
VIT 10 +10 +100% = 40
DEX 12 +12 +100% = 48
INT 13 +12 +110% = 52
MEN 12 +12 +110% = 50
SPP 10 +10 +100% = 40
SPD 12 +11 +12 +100% +110% = 108
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣王》Lv0《白魔法》Lv2
《黒魔法》Lv2《槍将》Lv2《斧将》Lv0《大剣将》Lv0
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌将》Lv1《盾将》Lv3
《棒将》Lv2《大盾将》Lv2
《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》
《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv11
《槍》Lv10《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10
《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv12《棒》Lv11
《大盾》Lv11
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv2《上級攻撃魔法》Lv2
《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5
《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5
《壁砕》Lv5《城砕》Lv1《防砦》Lv2《四連撃》Lv2
《弾飛》Lv3《十字斬》Lv5《薙払》Lv2
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1
《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1
《器用》Lv1




