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6.聖石と魔石

「ふぁー、よく寝た」


まだ外は薄暗いな、時計がないから時間がよくわからない。さすがに朝食にはまだ早い時間だろうしどうしようかな。とりあえず[知識の書]をいじることにする。まず必要なことはレベル上げと金策だろう。魔物がいると言うことは金策手段になるんだろうか。


[知識の書]を適当にいじりながら考えていると生き物には魔石や聖石と言うものが心臓付近にあることがわかった。魔物からは黒い魔石、他の生物(人間含む)からは白い聖石が取れるようだ。魔物から取った黒い魔石を神殿魔法と言う特殊魔法で漂白すると聖石となるらしい。神殿魔法については[知識の書]ではロックがかかるようで調べることができなかった。女神教の高位神官の特殊魔法らしい。


この聖石を使って街を守る結界、魔石を使って魔法具や魔法銃の弾丸に加工する等多岐に渡る使用法があり、常にギルドが買取りしているようだ。強い生物の石ほど価値が高く、神殿魔法を使って大量の弱い生物の石を集めて価値を高めることも可能らしい。結界などはものすごい高価値な聖石が必要のようで、大きな街にしか置けないようだ。聖石不足で人類の生存権が徐々に狭くなっているらしい。


女神様の願いをかなえるとしたらこの聖石集めをしないといけないんだろう。1人の力ではとても無理だし、仲間を集めないといけない。


そんなことを考えているうちに外は明るくなっていた。そろそろ朝食を食べに行こう。


「おはようございますー。朝食できてますか?」

「あいよー。部屋まで持っていこうか?」

「あ、お願いします。部屋で待ってますね。あと体を拭きたいので水桶と布をお願いします」


コンコン、ノックの音がした。どうやら持ってきてくれたようだ。


「ありがとうございます」


お礼を言い、朝食を受け取った。朝食はまたもジャガイモのスープと黒パン、サラダだった。メニューがこれで固定なのだろうか。


体を拭いた後はとりあえず短剣を買いに道具屋に行こう。ゴブリンと戦うにも武器がないと連戦は無理だ。短剣の値段は2つで1000ポロンだった。残り2000ポロン、今日の宿代だけしかない。ゴブリンを探しつつ薬草をまた取りに行くべきだろう。


「もう旅に出るのかい? 」


門番のおっちゃんが話しかけてきた。森の生態系を出来る限りおっちゃんに聞いておいたほうが安全に狩りができるかな?


「いえ、今日は森に入りゴブリンを狩ろうと思っているのですが森の生態系ってどうなってます?」

「森の浅い場所はゴブリンしかいないはずだぁ。だがゴブリンだってー馬鹿にしてると数が集まればやられちまうぞ。気をつけて行ってこいよ」

「はい、ありがとうございます。それでは」



門番のおっちゃんにお礼を言い、アキトは森に向かって行った。

《名前》 アキト・ホウジョウ

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12

DEF 10

VIT 10

DEX 12

INT 13

MEN 12

SPP 10 +1 +10% = 12

SPD 12

HIT 11

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳士》Lv1

《熟練度》《格闘》Lv1

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