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57.vsCランク冒険者

アキトたちは街に到着した。


あたりは大分暗くなっている。アキトたちは広場を通りすぎギルドに向かって歩いていると、レンのオレンジ髪のポニーテールがいきなり掴まれ、後ろに引っ張られた。


「キャーー!」


レンの悲鳴でアキトたちは後ろを振り向いた。後ろには8人ほどの男たちがニヤニヤしていた。アキトは即殺そうと思ったが、人目のある街中で殺すのをためらってしまった。それを見た男たちはアキトたちが怯んだと思ったのだろう、調子に乗った。


「おい、姉ちゃんら、俺たちと一緒に飯でも食いに行こうや。酌でもしてくれよ。その後は当然お楽しみだがな。ギャハハ!」


アキトはぶちぎれた。アキトの沸点は低すぎたようだ。あっと思った瞬間には男の腕は切断され、レンは解放されていた。


「ギャアアアアアアアアアアア」

「て、てめえええ、やりやがったな。クソビッチどもが調子に乗るんじゃねえ!ぶへっ」

「囲め囲め、こいつら捕まえてペットにしてやる」


腕を切り取られた男は絶叫を上げ、隣にいた男にもアキトは剣の柄で追撃を入れた。男の鼻が陥没し、吹っ飛んだ。辺りには悲鳴が響き渡る。


「キャアアアアアアア、喧嘩よ!!」

「早く誰か騎士団呼んで来い!!」

「おい、どっちが勝つか賭けようぜ」

「俺は嬢ちゃんチームに賭けるわ。容赦ない攻撃にしびれたぜ」

「ちっ、男の方すでに6人になってるし、どう見てもかませじゃねえか、賭けになんねえよ」


周囲は勝手なことを言い出している。アキトは確認した。


「なー、これ正当防衛だよな?相手先に手出してきたし」

「だね!ぶっ殺しちゃおうよ」

「あく、たおす」

「皆待って!皆殺しはまずいよ!下手したら捕まっちゃう」


ヨンだけがまともだった。明らかに皆アキトに毒されている。アキト菌の力は絶大だ。


そんなやり取りをしているとアキトたちは6人の男たちにすっかり囲まれてしまった。一触即発状態だ。アキトはゆらりと歩きだし、切り込んだ。その瞬間戦いの火蓋が切られた。後ろからは「もーまってってば!」というヨンの声が聞こえてきたがアキトは無視だ。


瞬く間にアキトが2人の片腕を切り飛ばし、レンは相手の攻撃をかがんでかわしながら片足を切り飛ばし、アカリが2人をサンダーで感電させた。一応殺しはまずいという理性は残っていたようだ。ヨンのおかげかもしれない。


一瞬で5人が倒され、残り1人は顔を引き攣りながら竦んでいる。足が産まれたての小鹿のようにプルプルしている。そのうち失禁しそうだ。男たちの呻き声が耳に残る。


「すげーな、あの嬢ちゃんら、強そうな雰囲気あったが一瞬だったぞ」

「あのやられた奴ら、Cランク冒険者だぞ。ここらで偉そうにしてたがあーなっちゃお仕舞いだな。ざまーねぇわ」


やはり相手の男たちはロクデナシだったようだ。Cランク冒険者って思ったより雑魚だなとアキトは思った。


「お前ら、何やってる!!早く道あけろ!邪魔だ!」


遠くから騎士団らしき人たちがやってくるようだ。アキトたちは逃げようかと思ったが人垣ができていて逃げるのは無理そうだ。仕方なく騎士団が来るのを待っていた。


「おい、お前ら一体これはどういうことだ!この血の海を作ったのは誰だ!!」


高圧的に騎士が言ってくる。アキトはむかついたが、ここは下手に出たほうが徳だと素早く判断した。


「はい、私どもです。あちらの男たち8人がいきなり後ろからこちらのレンの髪の毛を引っ張り引き倒しました。その後、無理やり私たちを誘拐し、性的暴行を加えるようなことを言い出しましたので仕方なく応戦しました。その結果が今の現状です」

「む、そうか。災難だったな。だが一方の言い分だけ聞くわけにも行かん。今から詰め所で調書をとらせてもらう」

「わかりました。騎士様、お役目ご苦労様でございます。騎士様がすぐに来てくださらなければあそこにまだ残っている男に私たちはやられてしまったかもしれません。私ども一同、本当に感謝しきりです」


きっとこの騎士もアキトのことを女だと思っているだろう。勘違いするのはあちらの勝手だ、少しでも印象を良くしようとアキトは満面のニコニコ顔でお礼を言った。感謝してますビームを出していた。あざとかった。実にあざとかった。


「そ、そうか。では一緒に来て貰おう」


騎士は照れたような顔で歩いていったので、アキトたちは後ろをついていった。


1時間ほどの聴取が終わり、無事解放されたが時間が遅くなってしまったのでギルドに行くのは明日にすることにした。



アキトたちは宿に帰っていくのだった。

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:D

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +14 +10 +10 +11 +120% +100% +100% +100% = 296

DEF 10 +12 +13 +12 +110% +120% +110% = 206

VIT 10 +10 +100% = 40

DEX 12 +9 +80% = 37

INT 13 +12 +110% = 52

MEN 12 +12 +110% = 50

SPP 10 +10 +100% = 40

SPD 12 +11 +12 +100% +110% = 108

HIT 11

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣将》Lv4《白魔法》Lv2

     《黒魔法》Lv2《強槍士》Lv4《斧将》Lv0《大剣将》Lv0

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌将》Lv1《盾将》Lv3

     《棒将》Lv2《大盾将》Lv2

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv12《杖》Lv11

     《槍》Lv8《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10

     《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv12《棒》Lv11

     《大盾》Lv11

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv2《上級攻撃魔法》Lv2

     《速突》Lv5《強突》Lv4《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

     《壁砕》Lv5《城砕》Lv1《防砦》Lv2《四連撃》Lv2

     《弾飛》Lv3《十字斬》Lv4

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1

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