52.Lv4ダンジョン1
アキトたちは宿に戻った。
いつも通り飯、風呂、勉強コースを終え、寝ることにした。明けて翌日、アキトたちは朝食の席で今日の予定を話し合った。
「Lv2ダンジョンクリアしちゃったし、次はLv3行くのかな?」
「結構私たちLv2余裕だったよね。むしろ魔物が弱くて無双状態だったよね」
「てき、よわい、つまらない。もっと、うえ、いく」
「じゃあ受付のおっちゃんとこいって中級ダンジョンの場所教えて貰うか?」
「うーん、それもいいかもね。あ、でも中級行くとしても一番下からだからね!」
「わかってるって。さすがに無理しないよ」
今日の予定が決まったので、アキトたちはギルドのいつもの受付のところへ向かった。
「おはようございます。Lv2ダンジョンがあまりに物足りなかったのでLv3を飛ばして中級ダンジョンに挑戦してみたいんですけど、場所教えてください」
「おはようございます。もうLv2ダンジョンクリアされたんですか?登録からまだ1週間もたってませんよ?」
「ええ、ギルド登録前から魔物狩りで鍛えていたので物足りなかったんですよ」
「そういうことですか。中級ダンジョンは初級と違い、最低Lvの魔物はオークからとなっております。難易度がかなり高くなっていますが大丈夫ですか?普通はCランク以上の冒険者が行くところなのですが」
「オークの群れを以前蹴散らしたことがあるので大丈夫だと思いますよ」
「そうですか。冒険者は少しでも無理をすると大怪我をしたり死亡したりのケースが多くなってきます。危険と判断したら引くことも考えてくださいね」
「ご心配ありがとうございます」
「場所の方ですが、西門から左側10分ほどの場所に騎士団の詰め所がございます。そちらで受付後、入場ください。Lvは4から6が準備されております」
「わかりました。ありがとうございました。では」
アキトたちは西門広場で昼食を仕入れ、Lv4ダンジョンに向け移動し始めた。
「最低オークかー、ちょっと怖いな」
「大丈夫でしょ、集落みたいに数百匹規模で固まってるわけじゃないだろうしさ」
「そうだね。でもゆっくり進行しようね。アキト君いつも足速いし」
「わかった。今日は安全第一でいくよ」
アキトたちは受付を済ませ、Lv4ダンジョンに入っていった。今日のアキトの装備は素早く《庇う》を使用するために盾+剣だ。珍しく真面目装備だった。
初心者用もLv2も建築物通路タイプのダンジョンだったが、Lv4ダンジョンの中は洞窟タイプのようだ。グネグネまがっていてマッピングが大変そうだ。
「ヨンさんマッピング大丈夫?方向感覚狂いそうだよねこのダンジョン」
「うーん、出来る限りコンパスで確認しながら書いてみるよ。今日はあまり無理しないほうがいいかも。皆どうやってマッピングしてるんだろうね?」
「んー、簡単に思いつくのは分岐に印つけるとかだろうけど、他の人も同じこと考えるよね。分岐になったら印があるか調べてみよう」
テクテク歩いていくと1個目の分岐があった。左右に分かれている。全員で調べることにした。
「しるし、あった、ここ」
アカリが見つけたようだ。ナイフで右は1、左は2と書いてある。ヨンはマップに数字を書き込んだ。
「数字を書き込んでいけば迷わないかな」
「性格悪い奴が印消すことも考えて目立たない場所に私たちだけがわかる記号でもう1種類印刻んでおこう。安全のために」
「わかった」
アキトは分岐から3mほど離れた位置に小さく地球のアルファベットで印を書いた。
アキトたちは分岐を1の方に進んでいくと広場があった。オークが10匹ほどいる。
「ヨンさんとアカリが魔法で先制、混乱したところに私とレンさん、ピヨちゃんが突っ込んでいこう。まだ先は長いからMEN値はできるだけ温存で。念のため《防砦》もかけておく」
ヨンとアカリがサンダー、アイスを打ち込む。サンダーで5匹ほど感電して痺れ、アイスで2匹が凍った。すかさずアキトとレン、ピヨちゃんが無事な1匹ずつを片付け、残りは全員で片付けた。
「オーク10匹くらいなら楽勝だね」
「アキト君に会う前は1匹でもきつかったのにね」
「オーク、よわいよ。でもジョブ、とれた」
「ジョブとれたのはラッキーだ。ヨンさんもとれた?」
「うん。とれたよ」
「それは良かった。今までのダンジョンと違って魔物がまとまっているっぽいから、油断はせずに進もうね」
アキトたちは気を引き締めながら先に進むのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ ギルドランク:E
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +10 +10 +10 +11 +100% +100% +100% +100% = 265
DEF 10 +12 +10 +12 +110% +100% +110% = 184
VIT 10 +10 +100% = 40
DEX 12 +9 +80% = 37
INT 13 +11 +100% = 48
MEN 12 +11 +100% = 46
SPP 10 +10 +100% = 40
SPD 12 +11 +12 +100% +110% = 108
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣将》Lv0《白魔法》Lv1
《黒魔法》Lv1《強槍士》Lv4《斧将》Lv0《大剣将》Lv0
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌将》Lv1《盾将》Lv0
《棒将》Lv2《大盾将》Lv2
《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》
《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv10《杖》Lv10
《槍》Lv8《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10
《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv10《棒》Lv11
《大盾》Lv11
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv1《上級攻撃魔法》Lv1
《速突》Lv5《強突》Lv4《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5
《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5
《壁砕》Lv5《城砕》Lv1《防砦》Lv2《四連撃》Lv2
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1
《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1




