37.白熊亭
アキトたちは白熊亭についた。受付にはかわいい系のお姉さんが立っていた。
「こんにちはー、今日からしばらく宿を取りたいのですが空いてますか?必要な部屋数は・・・レンさんとヨンさんは2人部屋がいい?1人部屋がいい?」
「2人部屋で大丈夫ですよー!ヨンもいいよね?」「うん」
「ではペット可能な1人部屋1つと2人部屋1つ空いていたらお願いします」
「はい、空室ございますよ。1人部屋は1泊5000ポロン、2人部屋は8000ポロンとなっております。お食事は朝晩の2食ご用意致します。以上、よろしいでしょうか?」
「はい」
「ではお部屋の方にご案内致します。お母さん案内お願いー」
奥からおばちゃんが出てきた。いいにおいがする。夕飯の支度をしていたのだろう。
「私がお部屋にご案内致しますね。どうぞ後をついてきてください」
部屋は2階のようだ。1階は食堂なのだろう。アキトたちは案内についていった。
「こちらがペット可の1人部屋、こちらが2人部屋でございます」
どうやら真向かいの部屋がとれたらしい。
「朝食のお時間は朝6時から8時、夕食のお時間は18時から20時となっております。受付の後ろの壁上のほうに大きめの時計がありますので、そちらでお時間ご確認ください」
アキトは気づかなかったが時計があったみたいだ。この世界で初めての時計だ。早速部屋に入るときれいな部屋だった。外観は石つくりだったが中身は板張りになっている。
「これだけ綺麗な宿ならお風呂とかもありそうだな、受付行って聞いてみよう」
早速受付に向かって聞いてみた。時計を見ると15時だ。普通に12時間時計だった。地球と同じでわかりやすくてよかったが、何故同じなのか不思議だった。
「お風呂とかってあるんでしょうか?」
「はい、ございますよ。ただ、ご予約制になっておりまして、30分単位でご使用頂きます。男湯、女湯それぞれありますがお間違えのないようお願いします。料金は30分500ポロンです」
今の時間は予約が入っていないようなので即予約入れてお風呂に向かい、早速男湯に入った。
「いぎがえるううう」
こちらの世界に来てから布で拭くだけだった。やはり日本人は風呂がないときついらしいとアキトは思った。その時風呂に男性が1人入ってきた。
「あれ、ここ女湯?ご、ごめんなしあ!」
ひどく混乱しているようだ。かみかみだ。あ、こけた。
「いえ、私男ですから。でも予約さっきいれたはずなんですけどね。なんで時間被ってるんでしょうかね」
アキトは不思議に思ったが、とりあえず男性アピールした。入ってきた男性は顔が真っ赤だ、ピュアなのだろう。
「あ、そうなんですか。ではご一緒させてください」
こちらの方をチラチラ見ながら赤い顔をしている。フンフン言ってる。おい、むっつりか。鼻息荒いぞこの変態が!心の中でアキトは罵った。
ぎりぎりまで風呂を堪能し、垢を綺麗に落としてさっぱりした。受付の女性に予約いれたのに男性が入ってきたことを確認した。
「ご、ごめんなさい、女性の方に予約いれてました」
女だと思われていたらしい。アキトはイジイジした。もうすっごいいじけっぷりだった。
気分を変えるために買い物にいくことにした。今まで戦いの連続でお金もなかったが、今は十分なお金もある。服もほつれが目立つようになってしまったし新しい服を何着か買うべきだろう。
レンとヨンに風呂があると声をかけると早速入ることにしたようだ。アキトは今のうちに服を買いに行こうと、受付のお姉さんに近場の服屋を聞いた。
5分ほど歩いて服屋に行く。木綿製の服、ズボン、上着を5着ずつ、マントを1つ購入した。全部で3万ポロンだった。
宿に戻るとちょうどレンとヨンが湯上りだったようだ。しっとりとした髪が色っぽかった。今日はもう出かける気がしない。
2人の部屋に行き、3人でたわいもないことを話しながら過ごしていると18時になったので夕飯を食べに行った。
白パンにオニオンスープ、何の肉かわからないがステーキ、サラダ、デザートにアップルパイ、ドリンクにミルクかコーヒーがついてきた。
この世界についてからまずいご飯ばかり食べていたので、この街に来て本気で良かったとアキトは泣きそうになりながら食べた。
旅の疲れが出たのだろう。部屋に戻り、ベッドで横になってピヨちゃんを枕にしていたアキトは幸せな気分で熟睡したのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +10 +10 +10 +3 +100% +100% +100% +30% = 193
DEF 10 +12 +5 +110% +50% = 70
VIT 10 +10 +100% = 40
DEX 12 +9 +80% = 37
INT 13 +11 +100% = 48
MEN 12 +11 +100% = 46
SPP 10 +10 +100% = 40
SPD 12 +11 +100% = 46
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣将》Lv0《白魔法》Lv1
《黒魔法》Lv1《強槍士》Lv4《斧将》Lv0《大剣将》Lv0
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌士》Lv3《強盾士》Lv0
《特殊ジョブ》《魔物使い》
《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv10《杖》Lv10
《槍》Lv8《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10
《小盾》Lv11《大槌》Lv3《盾》Lv5
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv1《上級攻撃魔法》Lv1
《速突》Lv5《強突》Lv4《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv3
《受流》Lv5
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1
 




