34.一般常識と盗賊
アキトたちはまずはデク村目指して街道をテクテク歩いていた。アキトはレンとヨンに周辺警戒をまかせ、[知識の書]で足りない一般常識を勉強し始めた。
通貨の価値はミスリル硬貨=100金貨=1万銀貨=10万大銅貨=100万銅貨=1億ポロン
ジョブは才能がないと取得できないが熟練度は誰でも成長する。生産系でもジョブや熟練でステータスが上昇する。特殊ジョブはステータス上昇は基本的にない、非常に取得が難しいものや激レアな才能が必要だがどれも強力なスキルを取得できる。
冒険者にはランクがあり、最初はランクGからスタートする。ランクはGからSSSまであり、AとSにはAからAAAなどのように3段階ある。
ギルドでの魔石の換金総額でランクが上がるが、不正防止のためにギルドで発効されたギルドカードには倒した魔物の数が自動的に記録される。記録を見るためには特殊な機械が必要なため、不正が疑われない限り見られることはない。
ヤクトの街は10万人規模の街で人類圏の最東端に位置している。基本的に魔物と戦える住民中心で構成されており、別名冒険者の街と言われている。
ヤクトの街には複数のダンジョンがある。ダンジョンとは特殊ジョブ、ダンジョンマスターを持っている人物が国の許可のもと作成している。初心者でも安心な初級のものから攻略不可能と言われる超難関のものまである。
ダンジョンは冒険者の質を維持する為に使用されている。ダンジョン内の魔物は自動で一定数魔物生息地から補充され、比較的安全な駆除作業としての側面もある。冒険者同士の殺し合いや盗賊行為もあるが自己責任となっている。
倒された魔物を栄養としてダンジョンは成長し、ダンジョン内に各種貴金属、薬草を発生させる。死んだ冒険者が落とした武装をダンジョンが吸収し、強力なマジックアイテムに変えてランダムで配置されることもある。
「アキト君!前見て前!」
アキトはもくもくと[知識の書]を読んでいたがレンの声で前を向いた。ニヤニヤしながら近づいてくる男が3人いる。恐らく盗賊だろう。
「よう、お嬢ちゃんたち、俺たちといいこ――」
グシャ!アキトは容赦なく大槌で盗賊の頭を潰した。問答無用だった。
「て、てめえええ、ぶっこ――」
グシャグシャ!アキトは追い討ちで残り2人の盗賊の頭を潰した。完全に盗賊は出落ちだった。
《大槌士》ジョブを入手しました。
《大槌士》ジョブLvが3に上がりました。ATK+3 岩砕スキルLv3
《大槌》熟練度が3に上がりました。ATK+30%
「え、えーとアキト君、容赦ないね・・・」
あまりの容赦なさにヨンは引いていた。
「盗賊なんて生きてる価値ないでしょ。殺さなければ他の人が被害受けるし。あ、殺しちゃダメだった?罪になったりする?」
「いや、村や町の外は基本的に法の外だから、それは大丈夫。むしろ捕まえて騎士団に引き渡せば盗賊は奴隷落ちだからお金もらえる」
ヨンは丁寧に教えてくれた。アキトはなら問題ないね、と笑っている。初めての殺人の割りに何とも思っていないようだ。悪即斬の精神なのだろう、アキトはどこか壊れてるのかもしれない。
邪魔だから死体燃やしちゃおう。まとめてファイアで燃やしつくし旅を続けた。
《名前》 アキト・ホウジョウ
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +10 +10 +10 +3 +100% +100% +100% +30% = 193
DEF 10 +12 +110% = 46
VIT 10 +10 +100% = 40
DEX 12 +9 +80% = 37
INT 13 +11 +100% = 48
MEN 12 +11 +100% = 46
SPP 10 +10 +100% = 40
SPD 12 +11 +100% = 46
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣将》Lv0《白魔法》Lv1
《黒魔法》Lv1《強槍士》Lv4《斧将》Lv0《大剣将》Lv0
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌士》Lv3
《特殊ジョブ》《魔物使い》
《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv10《杖》Lv10
《槍》Lv8《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10
《小盾》Lv11《大槌》Lv3
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv1《上級攻撃魔法》Lv1
《速突》Lv5《強突》Lv4《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv3
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1
 




