22.ゴブリン防衛戦準備1
ランド村に到着した。いつもどおり門番のおっちゃんに話しかけられる。
「3人とも無事だったか!?森に行って昨日は戻ってこないから心配してたんだぞ」
またも心配かけてしまっていたらしい。いいおっちゃんだ。
「ええ、昨日はエイム村に寄ったんですよ」
「そかそか、何人かで森の調査をしているがゴブリンが増えていたりオークが出没し始めたりと皆戦々恐々してるんだ。森に行くなら十分に気をつけろよ」
「ありがとうございます。では」
挨拶をして村に入っていく。まずは村長さんの家に行き、森の状態を説明していく。
「昨日から森に入ってゴブリンの100規模の村を1つ、500規模の村を3つほど潰してきました。証拠として1000以上の魔石を持ってきました。森の中に数千規模のゴブリン町も発見しましたが、オークとの戦争中でした。近いうちにゴブリン、オークの襲撃がこちらにも来るかもしれません」
[知識の書]でつかんだ情報に嘘を混ぜつつ説明した。オークとゴブリンの戦争が始まるのは本当は明日だ。村長さんは何から突っ込んでいいのかわからないのか顔を引き攣らせた。
「は、はい。調査ありがとうございます。アキトさんはすごい強いのですね・・。ですがゴブリンとオークの戦争ですか。これはやはりこちらに来そうですね。ただ皆で話し合いましたが村を捨てることは無理です。畑や家を失うことになりますし避難をしたとしても多くは路頭に迷い奴隷になってしまうでしょう。それなら被害を出してでも戦うと皆で選択しました。戦えない女子供、少数の護衛にだけ避難してもらい、残り100人ほどは村の防衛に残ります」
アキトは避難さえすれば助かると楽観的に考えていた。だがこの世界はそんなに甘くなかった。ゴブリンだけじゃなくオークの殲滅も考えなくてはいけないだろう。
「それでは防柵の前にアースLv3を使える村人総出で岩を敷き詰めましょう。入り口含めてぐるっと囲んでしまえば知能の低いゴブリンなら登れないはずです。岩の上で戦いましょう。死体がたまったら味方を巻き込まないように注意してウインドで吹き飛ばすように指示してください」
不便になるが仕方ない。村長さんの指示で手分けして作業を開始することになった。まずは道具屋で魔石の売却だ、12万ポロンになった。3人で4万ずつ分け、干し肉、斧、小盾を1万ポロンで購入した。
アキトは疲れを押し殺し限界まで岩を敷き詰め宿に戻った。
《名前》 アキト・ホウジョウ
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +10 +100% = 44
DEF 10
VIT 10
DEX 12 +9 +80% = 37
INT 13 +10 +100% = 46
MEN 12 +10 +100% = 44
SPP 10 +1 +10% = 12
SPD 12 +7 +60% = 30
HIT 11
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳士》Lv1《忍者》Lv2《剣将》Lv0《白魔法》Lv0
《黒魔法》Lv0《強槍士》Lv4
《特殊ジョブ》《魔物使い》
《熟練度》《格闘》Lv1《短剣》Lv6《剣》Lv10《杖》Lv10《槍》Lv8
《スキル》《豪拳》Lv1《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv2《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《中級回復魔法》Lv5《中級攻撃魔法》Lv5
《速突》Lv5《強突》Lv4
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1




