100.魔神の一部の正しい使い方と真・鑑定士
5月24日7時半、アキトたちは食後のお茶を終えた。
「今日からまたダンジョン探索進めるよ」
「「「了解!」」」
「クロエ、俺たちが出かけている間に杖と中級錬金本と錬金素材買っておいてくれ」
「畏まりました、アキト様」
アキトはクロエに100万ポロン渡し、アキトたちは準備をしてから庭にゲートを作り、Lv5ダンジョン地下2階に進入していく。
「そういえば言い忘れてたんだけど、この黒い棒、呪いの武器だったんだよね。封印された魔神の一部らしくて魔物に狙われる呪いを与えるんだってさ」
アキトは全員に見えるように魔神の一部を取り出した。
「ちょ、ちょっとアキト! それ大変じゃない! どうするの!? なんでそんなに冷静なの!?」
「アキトがいつも魔物に狙われてたのってそのせいだったの? もしかしてこの前の魔物侵攻もアキト狙いだったんじゃ・・・」
「よくわからないけど、アキトのほうが、まじんより、こわいよ」
レンが取り乱し、ヨンが冷静に指摘し、アカリはよくわかってなかった。
「あー、魔物侵攻もそうだったのかな。別にどうでもいいよ。ミスリル鉱山で働いてたのって犯罪奴隷だし、死んでも領主の収入が減るだけでしょ。多少税金に上乗せリスクがあるけどさ、それだけなら問題ないかな」
「アキト、犯罪者にはすごい冷たいよね」
「魔神復活したらどうすればいいのー!?」
「そんなの考えるだけ無駄だよ。どうせ魔神復活しないし、レンが取り乱すだけ無駄だ。そもそも魔神って何かわかってるの?」
「う・・・。よくわかんないけど、何か名前的に強そうじゃない!」
「レン、大丈夫だ。絶対に復活しないから(たぶん)」
「そうかなー。そうだね!」
レンはどうやら落ち着いたようだ。ダスカーが決意した目でアキトを見てくる。
「旦那様、その呪い私に移せませんでしょうか? 私が旦那様の代わりに魔物に狙われます」
「ダスカー、お前の忠誠心はよくわかるが、俺の方がお前より強いし今のままがベストだ。そもそも俺はこの性質を利用してレベルを上げることを考えている」
「・・・は?」
アキトは全員に向けて語りだす。
「この黒い棒、投げても戻ってくるんだよね。俺が本気で投げれば500メートル以上軽く飛ぶわけなんだけどさ」
「うん」
「移動しながら周囲に遠投して魔物寄せに使おうかなって」
「「「「・・・」」」」」
アキトのあまりの提案に全員が絶句した。黒い棒は魔神の一部である。そんな乱暴な使い方を考えるのはアキトしかいないだろう。
「ここの魔物全体的に速度が高い魔物が多いし、ちょうどいいよね!」
アキトはニコニコしながらいい案でしょ? と言いたげなドヤ顔をした。皆は軽く引き気味だ。
「やっぱりアキトのほうが、まじんより、こわいよ」
アカリの呟きを聞きながら、東方面に進み始める。今日のアキトの装備は弓+棒である。早速アキトは棒を投げ始めると、すぐに鳥の群れが寄ってきた。
「幸先いいね!」
アキトはせっかくなので真・鑑定士になったことで、魔物の鑑定が出来るのではと考えていたので試してみることにした。
【名前】クックルー
【種族】魔鳥
【ステータス】
ATK 65 DEF 13 VIT 26 DEX 89 INT 14
MEN 11 SPP 23 SPD 156 HIT 13
【スキル】
突撃、遠視、高速飛行
どうやら無事に鑑定できるようだ。アキトは真・鑑定士が閲覧書庫での一番の収穫だったなとニヤニヤした。
「真・鑑定士になったことで魔物のステータスが見えるようになった! やっぱりこいつはSPDタイプだ。ATKとDEXもそこそこ高いな。遠視持ってるから遠くからでもやってくるんだろう」
「アキト、解説はいいからさっさと倒してよ」
ヨンはアキトに文句を言い始める。それは言いたくなるだろう、ヨンが襲い来る敵を必死に撃ち落しているのに、アキトは仁王立ちでニヤついてるのだから。
「ごめんごめん。さっさと倒そう」
アキトはヨンに軽く謝って応戦しはじめる。しばらくしてクックルーは全滅した。
アキトたちは東にまた進み始める。アキトは棒を投げるのを忘れない。今度はハイエナ狼がやってきた。アキトは楽しそうに鑑定する。おもちゃを与えられた子供のようだった。
【名前】ハイエナ狼
【種族】魔狼
【ステータス】
ATK 75 DEF 24 VIT 35 DEX 32 INT 5
MEN 7 SPP 14 SPD 126 HIT 6
【スキル】
噛み付き、嗅覚、穴掘り
「ハイエナだから穴掘りスキルなんて持ってるんだな。クックルーと似たようなステータスしてる地上型って感じだ」
「アキト、ぶっちゃけちゃっていいかな?」
「いいよ」
「今まで何度も戦ってるから今更言われてもあんまり意味ないよ。相手の戦力わかってるし・・・」
「・・・・・・」
「アキト、ざまあ、ざまあ、ぷぷ」
ヨンの正論にアキトは悲しそうな目をした。アカリがうざくからみついてきたので、頭を強めに殴って泣かせた。半分以上八つ当たりである。それにしてもアカリは懲りない子だ。
午前4時間、屋敷での昼食挟んで午後1時間ほど東に進んだところで壁に到達する。今回も時計回りに壁際10メートルを移動することにする。さらに5時間ほど進んだところで本日の探索を終え、屋敷にゲートで戻った。
《弓王》ジョブLvが5に上がりました。HIT+20 貯射スキルLv5
《弓王》ジョブが《弓神》ジョブLv0に変化しました。
《弓》熟練Lvが18に上がりました。 HIT+180%
「お帰りなさいませ、アキト様。今朝言われた荷物は購入し、お部屋に運んでおきました」
「ありがとう、クロエ」
アキトたちはギルド西支部まで乗合馬車で移動し、いつもの受付さんのところに行く。
「魔石の換金お願いします。ポイントは3分割で」
「承りました。換金総額は二つ名ボーナスの1割増加込みで7587万ポロンになります」
前回ギルド本部で換金できなかった魔石代が約3000万、今回稼いだ魔石代が約3900万、ボーナスで7587万と言うことだろう。今回の稼ぎが多いのは、黒い棒を投げて敵をおびき寄せた分だ。3割増加はかなり美味しい。
アキトたちは受付さんから金を受け取り、乗合馬車で屋敷に帰宅した。夕食をとり、風呂に入ってから寝るまで錬金だ。
アキトはクロエに頼んでおいた中級錬金本を読みながら錬金作業をする。今日はVITポーションの作成に挑戦する。
VITポーションは弱VITポーション5つ+少し高い薬草を魔力と共に練りこんで作成するようだ。
「弱VITポーション捨てなくてよかった」
アキトは捨てずにいた弱VITポーションを再利用し、VITポーションを作成する。どうやら失敗したようで、劣化したVITポーションになったようだ。だが、経験値が高いのかレベルが上がった。
《錬金士》ジョブLvが1に上がりました。MEN+6
《錬金》熟練Lvが6に上がりました。INT+60% MEN+60%
引き続きVITポーションを作成していく。すぐに弱VITポーションもなくなってしまったので弱VITポーションの作成時間が大半になる。深夜まで錬金を続けたのでもう1レベル上がった。
《錬金士》ジョブLvが2に上がりました。MEN+7
《錬金》熟練Lvが7に上がりました。INT+70% MEN+70%
結局劣化したVITポーションしか作ることができなかったが、弱VITポーションはほぼ100%成功するようになる。
アキトは明日はVITポーションの方も成功させたいなと考えながら寝るのだった。
《名前》 アキト・ホウジョウ ギルドランク:B
《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)
《ステータス》
ATK 12 +15 +16 +10 +20 +130% +140% +100% +180% = 474
DEF 10 +12 +15 +15 +110% +130% +130% = 244
VIT 10 +15 +13 +130% +110% = 129
DEX 12 +15 +130% = 62
INT 13 +22 +15 +190% + 130% +70% = 245
MEN 12 +22 +7 +190% +130% +70% = 200
SPP 10 +17 +6 +150% +60% = 102
SPD 12 +12 +15 +100% +130% = 128
HIT 11 +20 +11 +180% +100% = 159
《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)
《ジョブ》《拳王》Lv2《上忍》Lv2《剣王》Lv0《神聖魔法》Lv1
《深淵魔法》Lv1《槍王》Lv0《斧王》Lv0《大剣王》Lv1
《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌神》Lv0《盾王》Lv0
《棒王》Lv0《大盾王》Lv0《司書長》Lv0
《大斧将》Lv3《弓神》Lv0《銃将》Lv1
《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《真・鑑定士》
《精霊使い》【地の大精霊】《空間使い》《祈祷士》
《気象観測士》
《生産ジョブ》《調薬士》Lv1《錬金士》Lv2
《熟練度》《格闘》Lv15《短剣》Lv10《剣》Lv13《杖》Lv19
《槍》Lv13《斧》Lv13《大剣》Lv14《槌》Lv18
《小盾》Lv11《大槌》Lv10《盾》Lv13《棒》Lv13
《大盾》Lv13《本》Lv13《薬》Lv6《大斧》Lv11
《弓》Lv18《銃》Lv10《錬金》Lv7
《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5
《強斬》Lv5《特級回復魔法》Lv5《特級攻撃魔法》Lv5
《速突》Lv5《強突》Lv5《強撃》Lv5《爆撃》Lv5
《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5
《堅固》Lv2《遮断》Lv2《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv5
《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5
《壁砕》Lv5《城砕》Lv5《防砦》Lv5《四連撃》Lv5
《弾飛》Lv5《十字斬》Lv5《薙払》Lv5《地響》Lv5
《執筆》Lv5《速読》Lv5《滅斬》Lv5《獄斬》Lv1
《山砕》Lv5《木撃》Lv5《岩撃》Lv5《鉄撃》Lv3
《速射》Lv5《三連射》Lv5《強射》Lv5
《蘇生魔法》Lv1《消滅魔法》Lv1《強気》Lv2
《大回転》Lv1《貯射》Lv5
《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1
《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1
《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1
《スピードオーラ》Lv1《物攻》Lv1《ガードオーラ》Lv1
《器用》Lv1《マジックオーラ》Lv1《重増》Lv1
《集中》Lv1《ヒットオーラ》Lv1




