1.プロローグ
ちょこちょこ不自然にならない程度に修正入れるかもです。
この作品は素人である筆者がなんとなく思いつきで小説を書き始めたなんちゃって小説です。10分で考えた設定の元、日々の思いつきで更新しております。現在、筆者の想定外の読者数となっております。
気楽にお楽しみください。
北条明人は聡明な子供だった。1歳で言語を理解し、2歳で本を読み、若干3歳で株式の仕組みを理解する天才だった。
両親も息子の才能を認めてしまったために、様々な株関連の本を与え、株取引を息子に強制した。その結果、2年で莫大な利益をあげていたがアキトはやりすぎてしまったのだ。あまりに急激な収入の増加により目立ってしまったため、犯罪組織に目を付けられた。両親は殺され、アキトは誘拐され監禁生活を送ることになってしまった。
監禁生活では組織の資金を増やすことを強制された。順調に増やせた月は食事は豪華になり、娯楽として小説、マンガ、テレビ、室内用遊具等を与えられ、庭での運動も許された。減らしてしまった月には体があざだらけになるほど殴られ、大きく失敗すれば殺すと脅されていた。
才能もあり運も強かったため、大きな失敗をすることなく育ったアキトは14歳になった時には中性的な美しい少年に育っていた。そんなある日、組織の幹部が娘を連れてきた際に一目ぼれをされ、今までの成果もあったために監視付きではあるが表の世界に出ることが許されるようになった。
しかし、またもアキトはやりすぎてしまったのだ。幹部の娘のことは何とも思っていなかったが断れるわけもなく一緒に過ごしていた。しかし、そのことを幹部の腰巾着をしていた男は嫉妬した。娘が呼び出しているとアキトに嘘をつき、呼び出した場所でアキトを拷問したのだ。その結果、アキトは殺されてしまった。
薄れゆく意識の中でアキトは考えていた。自分の人生はなんだったのかと。自由意志なく生き方を強制され何も残せなかった人生をやり直したいと。
暗転した瞬間、目の前に女神がいた。そして新しい人生の始まりだった。