繰り返しの人生を進む少年の話
…雑だとは思います。 だけど、投稿しちゃいます
放課後、坂を降りる。
路地裏… というものを知っているだろうか。
路地裏… 何故路地裏というのかと言うと、路地の裏だから。
そこに、ひっそりと佇むとある店。生活に疲れた老若男女がいつの間にかやってくる。
そこで、彼らの平凡は非凡へと変わる。
何時ものようにドアを開くと、チリンチリンという昔ながらの音を立てる。
店主は何時ものように、真面目そうな顔をしながら皿を拭いていた。
音がしてからゆっくりと皿を置き、めがねに軽く触れ、笑顔で向かい合う。
「やぁ、今日は何をしようか」
ーーーーー
「ーーーというわけなのさ」
ジュースを啜る。
「いや、わかんないよ?」
「…みんなそう言うんだ」
友晴が腕を組みながら首を傾げる。
流石にわかっている。 自分がそれを暴露すると、みんなそう言う。
「まだ近所の中学生が実は魔法少女… の方が現実味があるよな」
「まぁ… 事実、起きてるんだこれが」
意識が時間を超える。それを繰り返した俺の知識は何処の学者よりもあるだろう。
「…じゃ、今から何が起こるかわかるのか?」
「自分の行動一つでだいぶ変わってくるからね。 だけど、天災ぐらいなら… 今頃… 軽い地震だけどね」
グラグラと地面が軽く揺れる。
「…神かよ…」
「いや、自分の行動一つで世界が変わる。 自分の知っている世界が自分の行動で変わる… 君が犯罪者になるのも止められるってわけだよ」
「え」
ビチッと音がして、友晴が上を見上げる。
「あ」
グチャッ。
照明が頭にめり込む。 客の叫び声が店を満たす。
「…すいません」
未来がわかるとは、無情である。
保険として、犯罪をする人間を消す。 それが正しくないことだとしても…
俺は罪のないひとを、罪を犯す人間を消す。
自分を呪って構わない。 ナイフで刺されても恨まない。
ただ、自分の死んだ先の平和を願って自分は時を繰り返す。