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能力覚醒 1

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 この世界は科学と時代が反比例した想定の世界。

 フィクションと呼ばれる世界。

 出れ来るであろう世界。



「さあ、早く乗って車内を見渡さないといけないな」


 彼女の名前はランノ。これから向かう就職先を楽しみにする18歳の女性である。


「まさかアメリカ横断特急と初出勤のタイミングが合うなんて・・・・ラッキー」


 駅で騒いでも誰も気にしないほど今は賑わっている。

 この時代は汽車が流通しており各駅停車が普通なのだが、これからラノンが乗る汽車は一駅もよらず終点までそのまま行ける代物である。


 駅のアナウンスが発車5分前を知らせてラノンは汽車の中に急ぐ


 


 しばらく外を眺める。ゆっくりと荒野が動く様は何時間見ても飽きない。

 なんでこんなに楽しいのに・・・・この人は・・・・。

 前の座っている人を見ると呆れてため息が出てしまうラノンがいた。

 ため息も付きたくなる。なぜなら


「Zzz・・・・」


 寝ている。それも熟睡なのだから疑問を通り越して呆れてしまうのは仕方ない。なんでこの人この車両に乗っているのだろう。

 別に興味ないのなら乗らなきゃいいのに・・・・。


「ちょっと起きてくれないかな、うるさ――――。」


 ドカッ!!。車両の扉が思い切り蹴られて外れた。近くの席の私がセリフを忘れてしまうぐらいの驚き。


「ここの列車は俺たちがジャックした!!」


 スーツの男銃を片手に屋根に一発撃ち込んで周りの人たちがざわめき始めた。なんかヤバイ状況・・・・・。どうすればいいのかな

 あたりを見渡すが近くいるのは寝てるダメな女の人。ちょっと巨乳すぎるけど・・・・。別に気にしてないけど!!


「なんだこの女、こんな状況で寝てるぜ」

 

 男の一人が気づく。こっち向いちゃったよ・・・・ホントどうしよう。ていうかいつの間にか犯人が二人増えてる。

 ラノンは女の人に念力みたいな想いを送っているが届かない。早く起こしたいんだけど・・・・正直、巻き込まれたくない


「お前やれ」


 小太りの男が命令すると近くの男が気づき銃を取り出す。寝てる巨・・・・女の人が危ない!!

 男が銃をむけた瞬間、認識から消えて気づいたら男が窓からなげとばされていた。え・・・?何が起きたの・・・・?


「なにやっているんだお前は」


 小太りの隣の奴が今更気づいたようで急に驚き出す。私も今さっき気付いたけどなにが起こったのか理解できない。


「昼寝を邪魔するのは先輩たちで充分だけど?あなたたち誰?」


 急にしゃべり始めたのはまさにさっきまで寝ていた女の人だった。

 あたりを見渡して状況を理解したようで一言


「……寝る」


 その場の全員ずっこける。先が思いやられる。

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