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勇者パーティが付与術師を追放するみたいなので実況してみた

作者: レベル10億
掲載日:2026/03/15


「さあ始まりました! 王都ギルド公認、水晶見聞録! 本日の実況は私ロランと、解説はガレスさんでお送りいたします!」


「よろしくお願いします」


「ガレスさん、今宵は大イベントになりそうですね! 場所は王都ギルド大広間。勇者グレン率いる冒険者パーティ『黄金の夜明け』が新編成披露を行うとのことで、ギルド関係者、各パーティのリーダー、記録官、もうとにかく人が多い。広間が満杯です!」


「これだけ人を集めるあたり、やはり勇者の名は大きいですね。『黄金の夜明け』は現在冒険者ランキング1位、大迷宮の最深到達記録を持つ正真正銘の最強パーティですからね〜」


「おっと、壇上にメンバーが並びました。まずは勇者グレンさん! レベル78、聖剣『暁光』の使い手、攻撃力は全冒険者中、断トツ1位。文句なしのエースです」


「公式の打撃指数が94000を超えていますからね。これは並のS級冒険者の倍近い数字です」


「続いて剣士バルドさん! レベル65、大盾と重剣の二刀流。パーティの壁役ですね。その隣、魔法使いセレナさんでしょうか。レベルは62、火属性の大魔法が得意。後衛の火力担当です」


「セレナさんの炎系広域魔法はギルドでも指折りです。詠唱に時間はかかりますが、決まれば一掃できるのが強みですね」


「そして神官のフィオナさん! レベル56と少し控えめですが、回復と浄化のエキスパート。この四人が壇上に並んでいます。……ってあれ? 4人しかいませんよ」


「1人足りませんね。『黄金の夜明け』は5人パーティだったはずです」


「壇上には椅子が4つしか用意されていません。確か……付与術士のユーリさん、レベル36。パーティの支援担当。彼の姿が……どこにもありませんっ!!!」


「レベルだけ見れば確かに低いですが、付与術士というのは自分の数字で戦う職業ではありませんからねぇ」


「あーっと! グレンが拡声の魔道具の前に立った! 広間が静まります!」



【我が黄金の夜明けは、本日をもって付与術士ユーリとの契約を解除する】



「——でましたァー!! これはー!! 除名宣告だァ!! 広間がどよめいています!」



【理由は明快だ。アイツは戦闘中ずっと後ろで突っ立って手をかざしてるだけだった。深層に必要なのは前で剣を振れる人間だ。荷物はいらん】



「ガレスさん、今の聞きました? 『突っ立って手をかざしてるだけ』って言いましたよ!?」


「……聞こえましたよ。付与術士の仕事を理解していない者の発言ですね。付与というのはパーティの土台を作る仕事です。それを『突っ立ってるだけ』とは」


「壇上のバルドがニヤニヤ笑ってますよ! セレナも髪をかき上げて『まあ当然よね』みたいな顔をしていますッ! あ、でもフィオナはなんだか顔色が悪そうですね」


「もしかしたら、彼女だけは気づいてるのかもしれませんね。自分の仕事量がこれからどうなるかを」


「なるほど……おっと、まだ喋っていますよ!? 勇者グレン、さらに続ける!」



【正直に言おう。ユーリがいなくなっても、俺たちの強さは何も変わらない。むしろ身軽になる。迷宮ダンジョン深層なんぞ、この聖剣で斬り拓いてやるさ】



「うわァー! 言っちゃった! 何も変わらないと断言しちゃいました。ガレスさん、この発言は!?」


「記録に残りますよ、これ。公の場でこの発言は相当まずいですね」


「広間の隅、柱の影にーーいました。ユーリさんです。壇上じゃなく客席の端。もう部外者としてそこに立ってる。ギルド職員から渡された離脱の羊皮紙に署名してます」


「でも、平気そうに見えますね」


「本当ですね! 口元だけは少し引き結んで見えますが。その目に涙はありませんっ!」


「覚悟していた顔でしょうか。自分がどう見られていたか、きっとわかっていたんでしょう」


「おお! 署名が終わりましたァッ! ユーリさん、立ち上がります。グレンの方を——振り返らない。何も言い残しません。そのまま大扉へ歩いていく」


「騒がぬ追放ほど、尾を引くものです」


「扉が閉まりました。拍手も見送りもない。壇上のグレンは見向きもしてないッッ!! バルドに至っては親指を下に向けてますよ! なんだアレ! 元仲間にすつることなのか!?」


「品がないですねぇ」


「さァ皆さん! 怒涛の展開が繰り広げられましたが……果たして、勇者の大口は果たされるのか!? 追ってお届けします!」



 ◇ ◇ ◇



「さてガレスさん! あの除名から20日! 本日は王都近郊の中級迷宮『翡翠の坑道』で開催される、年に一度のギルド公式踏破レースにやってまいりました!」


「30を超えるパーティが一斉に潜り、攻略速度を競う。実力が数字で丸裸になる恒例行事ですねぇ」


「さっそく注目パーティの紹介です! 女性冒険者パーティ『リリリウム』! 団長・剣士カティアさんはレベル58! 弓使いレーナさん、レベル55! 魔法使いミラさん、レベル56! 斥候ティナさん、レベル54! そしてーー新加入の付与術士……ユーリさんだァァァ!!!」


「これまで支援枠が空いたま4四人で回していたパーティです。足りなかった歯車が、彼によってどう噛み合うか、楽しみですねぇ」


「角笛が鳴りましたッ! レースの開幕です!! 全パーティ一斉突入! リリリウムはカティアさん先頭、最後尾にユーリさんの隊列で坑道へ!」


「付与術士は最後尾から全員を見渡して支援を飛ばすのが定石です」


「第一層! ゴブリンの大群! 20体以上はいますよ!? カティアさん踏み込んだ——え、速ッッッ!! なんだこの初速は!? 以前の彼女の映像とはまるで違う!」


「速力付与ですね。自分の脚で走っているのに風に押されるような加速が乗っている」


「3体を一呼吸で斬り伏せた! 右翼からレーナさんの矢! うわッ貫通してる!? 1本で2体串刺し! これはエグい」


「速力を乗せた矢は運動量が桁違いです。ゴブリンくらいなら2、3体は貫くのも頷けます」


「左翼のティナさんは敵を壁際に追い込んでいるッ! 際どく見えるのに全然余裕の表情かおだーッ!」


「防護付与と状態異常耐性。保険があるから斥候が攻めに行ける。戦場の形がまるで変わります」


「ミラさんの風刃で殲滅! 第一層クリア、所要時間——約3分ッ!」


「早い」


「中層! 重装オークが3体出たァ! カティアさんが1体引き受けてる間にミラさんの詠唱が——速い速い! 通常9秒かかる中級魔法がたったの3秒で完成してます!」


「詠唱補助の付与ですね。中層では詠唱の遅れが即ち被弾ですから、この差は決定的に大きい」


「オーク2体吹っ飛んだ! カティアさんが残りを仕留めて中層も被弾ゼロで突破!」


「全員の持ち味が噛み合っていますねぇ。付与を軸にした理想的な連携です」


「最奥ボス部屋! 鋼鉄のゴーレム! 全身鉄塊の硬敵! リリリウムは以前この手の相手に30分以上かけてました! さあどうなる!」



【見ていなさい——】



「カティアさん突撃したァ! 一閃!——ガレスさん、これ切れてますよッ! 鋼鉄の装甲をザックリと!!」


「攻撃付与の上に雷属性を重ねていますね。鉄殻は雷に脆い。敵の弱点に合わせて瞬時に術式を切り替える、これが付与術士の上澄みです」


「二太刀! 三太刀! 装甲がバキバキに割れる! レーナさんの矢が亀裂に突き刺さり、ミラさんの風刃が追い打ち——崩れたァァァ!! 鋼鉄のゴーレム撃破!!」


「お見事」


「『翡翠の坑道』完全踏破! 記録は43分! B級迷宮のA級パーティ平均が80分ですよ!? しかも被弾ほぼゼロ! 他のパーティまだ中層にいます! リリリウム圧倒的単独1位ィィィ!」


「勝っただけじゃない。全員まだ余裕がある。まるで消耗していない。これが支援の本質なのでしょう」


「踏破直後! ちょっとちょっと! ガレスさん、あれはッ!?」


「カティアさんがユーリさんのところに歩いていって……なにやら向き合っていますね」



【ユーリ、すごいよ。今の私たちは今まででいちばん強かった】



「ユーリさん困り顔!」



【いや、みんなの地力が——】



「おっと! カティアさん遮った! ユーリさんの手を両手で包んでる! ぜ、全然離しませええええん!!!」



【ユーリのおかげ。ちゃんとそう思ってる。だから受け取って】



「ユーリさん固まった! カティアさんの顔が近い! 耳が真っ赤!! なんすかこれ? 我々は一体何を見せつけられているんだァァッッッ!!!」


「踏破の見聞録ですのでヤボなことは申しませんが、これは——始まっていますね」



 ◇ ◇ ◇



「ガレスさん、場面変わりまして深層迷宮『黒鉄の迷宮』前からお届けします! 4人体制の『黄金の夜明け』、S級迷宮に初挑戦です!」


「あの除名が正しかったのか。答え合わせの日ですねぇ」


「突入! 第一層! グレンの聖剣が唸る——ッ! お、おおお? いきなり苦戦してます!? 一撃で仕留めきれてない!?」


「S級モンスターの耐久力は他ランクの比ではありませんからね。以前はユーリさんの攻撃付与で一撃だった相手が、素の火力では二撃三撃かかる」


「バルドが盾で受けた——押し込まれた! 膝ついてます!」


「防護付与なしの盾でS級の一撃を受けるのは厳しい」


「セレナの詠唱! 6秒、7秒——遅い! 横からモンスターに突っ込まれて詠唱途切れた!」


「速力付与がないので素の詠唱速度です。この遅さがS級では致命的」


「フィオナさん回復! でもガレスさん、モニターを見てください! まだ第一層なのに魔力残が6割切ってますよ!?」


「自動回復付与がなくなったぶん、細かい傷を全部フィオナさんが回復魔法で塞いでるんです。塵も積もれば、ですねぇ」


「中層! リザードマン3体! バルドの盾がーーまた押し込まれた! ヒビ入ってます! セレナは息が上がって詠唱が安定しない! フィオナさんもう座り込みかけてる!」


「前衛は打たれ、後衛は間に合わず、回復は枯れる。一人の付与術士がいないだけでこうなる」


「フィオナさんの魔力——1割切りました! まだ中層の途中ですよ!?」


「限界ですね」


『撤退だ!!』


「グレンが退きの号令! S級初挑戦は中層で断念! フィオナさんは肩を借りて歩いてます! 全員ボロボロだ!」


「ここでひとつ数字を出しましょう。『黄金の夜明け』の総合戦闘力はギルド公示で142000。しかしユーリさんの付与を差し引くと12000に届かない……って、え!? 桁間違えてませんか?」


「いえ。これで正確なはずです。ユーリさんのバフで各メンバーの力が大幅に上がっていたので、バフを切ればこの程度が妥当でしょう……!」


「『突っ立って手をかざしてるだけ』の人間が、パーティ戦力の実質全てを担っていた。なんてことだ!! 勇者のあの発言、記録に残ってますからねぇ!! ——それからの『黄金の夜明け』がヒドかった! ガレスさん、まとめてください!」


「S級再挑戦、二度目も中層撤退。三度目に至っては第一層のボス戦でグレンさんが大怪我を負いました。聖剣を振るう右腕を折られたそうです」


「うわァ……」


「それでも彼は認めないんですよ。ギルドの記者に『原因は付与術士の不在では?』と聞かれて、何と答えたか」



【あんな雑魚がいなくなった程度で俺たちが弱くなるわけがない。たまたま運が悪かっただけだ】



「ま、まだ言ってんのかコイツ!! これだから学ばないバカは……」


「驕りと慢心は身を滅ぼしますからねぇ。腕を折られて活動停止中なのに、まだ認めない。プライドだけは折れていないようですよw」


「結果、クエスト達成ゼロのまま半年以上が経過。メンバーのバルドは別パーティに移籍、セレナは引退を表明。事実上の解散状態です」



 ◇ ◇ ◇



「さあ年末になりましたァ!!! ギルド本部大広間、年間功績番付の発表会場です!」


「結果だけ申し上げましょう。リリリウム、8位。前年圏外からの大躍進です」


「そして『黄金の夜明け』は——さ、305位!?!?……1位から305位ィィィ!!?」


「活動実績がほぼありませんからね。数字は誠実です」


「さらに今年の特別公示! パーティ内戦力寄与率ランキング第1位——支援術士ユーリ、リリリウム所属、寄与率88%! パーティの戦力上昇のほぼ9割がこの人一人のバフによるものだと数字で証明されました!」


「会場の冒険者が全員この公示板を見上げていますねぇ。そしてこの数字の意味を、全員が理解している」


「あの勇者が切り捨てた人間の正体が、今、白日のもとに晒された!」



 ◇ ◇ ◇



「番付発表のあとは納めの宴! 各卓で酒が入ってますが、ここはリリリウムの卓に注目しましょう!」


「カティアさんがユーリさんの真横。肩が触れる距離。レーナさんはユーリさんの皿に山盛りの料理。ミラさんは杯を注いだ手をユーリさんの手に重ねたまま離さない。ティナさんは後ろからニヤニヤ」


「見事な包囲網です。当人だけ気づいていない」


「カティアさんが箸を置きました。真剣な目でユーリさんに向き直る」



【ユーリ。私たちはユーリが来る前、ずっと伸び悩んでた。ユーリが来てくれたから今がある。ユーリは自分のことを何でもないって言うけど、私はずっと毎日思ってる——あのときスカウトして本当によかったって】



「カティアさん、目が潤んでる——」



【——ありがとう】



「ユーリさん、箸を持ったまま固まってます。口が開いて、閉じて、もう一度開いて——」



【……俺、来てよかったです。ここに】



「カティアさん、泣き笑い。っくぅ〜〜〜甘酸っぱいですねぇええ! ガレスさん、ここは……」


「これ以上は踏み込みますまい」


「ですね。——お、おっと!! ここで場が動いた!!」


「来ましたか」


「来ましたよこれが!! 勇者グレンがリリリウムの卓に向かって歩いてきます! 右腕をまだ吊ってる! 顔が真っ赤だ! 酒が入ってますねこれは!」


「片腕を吊った状態で乗り込んでくるとは」


「グレン、卓の前に立った! リリリウムの全員が顔を上げる! 宴の音がこの一角だけ消えた!」



【ユーリ!!】



「いきなり怒鳴った!」



【てめえのせいだ!! てめえが勝手に出ていきやがったせいで、俺たちは——!!】



「ちょ——出ていきやがった!? 除名したのはアンタでしょうが!? ガレスさん!!」


「完全な他責ですねぇ。自分で切っておいて、結果が悪くなったら相手のせいにする。しかもこの場には当時の記者会見を見ていた冒険者が大勢いるわけですが」


「ユーリさん、座ったまま動きません。静かにグレンを見上げてる」


「怒りがないんですよ、もう。怒る価値すらないという顔ですね」



【お前にはパーティに戻る義務がある!! お前の付与は俺たちのもの——】



「カティアさんが立ち上がったーッ! 椅子が倒れる音!!」


「おっと」


「カティアさん、グレンの正面に出ました! ユーリさんを背中にかばう位置! これは目が鋭い。完全に睨みつけています!」



 【あなた今、この人の付与は自分たちのものだと言いましたか?】



「彼女の気迫にたじろぐグレン!」



【所有物みたいに言わないでください。この人はあなたの道具じゃない。この人には意思がある、居場所がある、仲間がいる。あなたが捨てたんでしょう。今さら何を言いに来たんですか】



「ガレスさん、カティアさんの声……違う意味で震えている。これ、完全にキレてますね?」


「静かな怒りですが……これは恐ろしい」


「レーナさん、ミラさん、ティナさんも立ち上がった! 4人全員がユーリさんの前に壁を作ってる!」


「勇者グレン、うろたえてます! 歯を食いしばって何か言い返そうとしてーー」



【う、うるせえ!! 女だけのパーティごときが俺に——】



「あっ」


「……言いましたねぇ、今。完全にコンプラ違反です!!!」


「カティアさんの目の色が変わった」


「広間の冒険者たち、全員こっちを見てますよ」


「カティアさん、一歩踏み出した。グレンとの距離がゼロになる」



【女だけのパーティが、ギルドランキング8位ですけど? あなた今、何位でしたっけ?】


「305位の人間は言われて黙るしかないセリフですねぇ! これ!!」


「周囲の冒険者からクスクスと笑い声が漏れ始めてますね〜」


「勇者グレン、顔が真紫になっています。拳を振り上げ——レーナさんの弓がもう構えられてる! ミラさんの指先に風が渦巻いて——ティナさんに至ってはいつの間にかグレンの背後に回り込んでます!」


「斥候の面目躍如ですね」


「グレン、完全に囲まれた! 拳を下ろし——振り上げた手の行き場がない!——そのまま背を向けて走り出した! 逃げた!! 背走ですッ!! 広間から走って逃げていきましたァッ!! 吊った腕をぶらぶら揺れて……これは滑稽!!」


「自分がユーリさんにしたことと同じですね。背を向けて去っていく。ただし、あの時のユーリさんは静かに歩き、今のグレンは惨めに背走。この差が、そのまま二人の格の差ですね」


「周囲の冒険者たちから、今度こそはっきりと笑い声と拍手が起きています!」


「カティアさんが振り返りました。まだ座ったままのユーリさんを見下ろしてる」


「ユーリさん、呆然としてます。さっきまでの静かな顔が崩れて、なんか……泣きそうな笑い顔になってる」



【カティアさん……ありがとう。守ってくれて】



「カティアさん、さっきまでの鬼みたいな目が嘘みたいに柔らかくなりました。顔真っ赤。耳まで真っ赤」



【当たり前でしょ。仲間なんだから】



「せ、青春だアァァァ!!! これはジャンルを『恋愛』にしてもいいのではッ?! なにはともあれ、よかったね! 追放付与術師くん」


「……十分でしょう。これ以上は」


「ええ。言葉の数ではなく、居場所のあたたかさで決着がついていますからね〜!!」


「ですね」


「以上、水晶見聞録。本日の実況はロラン、解説はガレスさんでお送りしました!」


「お聞きいただきありがとうございました」



 ◇ ◇ ◇



 王宮、最奥の一室にて。


「ふぅ〜楽しかった〜〜! なぁ? ガレス」

「ふふふ、またいつかやりましょう。ロラン様」


「ちょっと、何やってるんですか? 陛下、宰相殿!!」

「宮廷魔導士長か。なに、ただの暇つぶしだ。実況というのも中々に面白かったぞ?」

「ふふふ、次回はあなたも参加してみますか?」


「……は、早く仕事に戻ってください……!」




(続?)

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― 新着の感想 ―
実況と言う名の第3者視点の追放ザマァは初めて見ました。とても面白かったです!…まさか二人の正体が陛下と宰相とは…てっきり、それで食べてる専門家とばかり…最後に出てきた宮廷魔導士長さんって…ひょっとして…
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