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大和型戦艦が活躍した世界  作者: 敵機直上急降下


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夢の中との大きな違い

夢の中との大きな違い


日曜日になり、改めて夢の中の記憶を思い返してみた。

人一人分の人生の記憶と言えるものだった。

ただ、名前が思い出せない。

まあそれはいい、とにかく整理してみよう。


まず、私は正社員として働いている。しかし、夢の中の私は派遣社員。

氷河期世代と呼ばれていた。

独身で結婚したくても出来ず、老後の不安を抱えていた。


その記憶と比べてみると、今の私は幸せなのだろう。

学校を卒業後、兵役を終え、今の会社に就職し、お見合い結婚。

子宝にも恵まれ、いわゆる庶民ではあるが充実した人生を送っていると改めて実感できた。


夢の中との一番の大きな違いは、第二次世界大戦だろう。

夢の中は敗戦。しかも焼け野原の敗戦である。

現実はというと、負け寄りの講和ですんでいる。

現代の一般人の印象では、夢の中は悲惨な戦争、二度と戦争は起こしてはいけないというもの。

現実は老若男女が根こそぎ動員され必死に総力戦を戦い抜いて、どうにか講和を手にしたものの、戦争はもうこりごりというもの。


夢の中も現実も、戦争に詳しい人はあまり多くない。

せいぜいが、夢の中では原爆、B29の空襲、神風特攻隊、ゼロ戦。

教師の中にもアメリカの航空機は全部B29、日本の航空機は全部ゼロ戦と思ってる人がいた。

現実では、大和型戦艦、根こそぎ動員でソ連に対抗といった感じだ。

しかもなにげに大和型戦艦3・4番艦が建造されていたところが大きな違いだろうか。


夢の中の戦後はGHQの占領統治、東京裁判、焼け野原からの復興。

現実の戦後は陸軍の独断専行や大陸進出、三国同盟締結に至った事が問題にされ、根こそぎ動員が行われた事から女性参政権に繋がった。


その後の流れは割りと似ていて、戦中の負債から大増税とインフレが起き、アメリカとソ連の代理戦争で日本の経済が成長し、冷戦では西側陣営に与していく。


現実でも戦後から今まで、日本単独の戦争は行っていない。


ただ、これまでは感じてなかったが、夢の中の世界より現実はちょっと堅苦しい感じはする。

お読みいただきありがとうございます。


実際、高校の時の国語の教師が、アメリカはB29で日本はゼロ戦でしょ?と言っていて、だから特攻隊も全部ゼロ戦と言っていましたw

興味が無いとこんな認識なんでしょうね。

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