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エピソード5:幸せの後には不幸が

ブックマークつけてくださった7人ありがとうございます!ご期待に添えるようこれからも頑張りますのでよろしくお願いします!

〜2日後〜

うーん…むにゃむにゃ…


「・・・・・・・・・」


「・・・・!」


「・・・・・・・・・・・・・・」


うーん…うるしゃい…もうあさぁ〜?

起きるかぁ…


「おはようございます」


「うぉ!」


「ひゃ!」


「!」


「ほら言ったじゃないですか!」


「…え、えっと…どちら様でしょうか?」


「は、はい!そうですね!自分はヴィティム・サルヴァトーレこの神託国家の第1王子でロヴィーナ様の兄にあたります!」


あっ!そういえばこの国は神託国家だった!なんで神からのお告げを聞けるとか…

まぁ〜信仰国家の方が明確なんだけど…あ〜あと英雄国家っていうのもある

ちなみに英雄国家は神からのお告げを聞けないらしい…

人の国はこの3つで魔族の国は魔人国家の1つだけである。



「俺はポーヴゥ・サルヴァトーレ!第2王子だ!」


そう言ったポーヴゥ兄様をおそらく…いやお姉様が叩く


「こら!敬語を使いなさい!すみません!ロヴィーナ様!私はヴィクティム・サルヴァトーレ!第1王女です!ほんと!ポーヴゥがすみません!」


「ちょ!姉貴!やめろよ!」


「今回はポーヴゥ兄様が悪いですね。初めましてロヴィーナ様、私はサージ・サルヴァトーレ第2王女です」


「…」


「あっ!この子はスゥール・サルヴァトーレ第3王女です!」


「この子は人と話すの苦手なんです」


スゥール姉様は姉と言うより妹みたいで可愛い!

あっ!そうだ!


「兄様、姉様どうしてそんな丁寧な言葉使いなのですか?しかもなぜ今会いに来たのですか?」


ちなみに嫌味とかではない。ただ気になっただけ


「すみません!ロヴィーナ様!自分達は…その…どう接すれば良いのか分からなかったのです…」


ん?どういうこと?普通に妹でしょ?まさか…私って隠し子!?

いやないな。もし本当に隠し子ならあんなお偉いさんの前で堂々と紹介しないか…そもそも妾OKだし…


「自分達は妹だけども神に選ばれし勇者様であるロヴィーナ様にどう接すれば良いのか分からなかったのです…」


なるほど…普通そうなのかな?確かに自分の妹が神に選ばれし勇者だったらどう接すれば良いのかわからなくなるな〜


「そんなの気にしなくてもいいですよ。私たちは家族です、なので普通にロヴィーナとお呼びください。」


「だから言っただろ!普通にすればいいんだよ!」


「ポーヴゥ、あなたは少しお黙り」


「はい!すみません!」


ヴィクティム姉様にそう言われポーヴゥ兄様はすぐに黙る…しかも正座…


「でも…確かにそうね…最初からポーヴゥの言う通りにすればよかったのかもね…」


ヴィクティム姉様…なんだかポーヴゥ兄様が少し可愛そうです…


「そうすればロヴィーナに寂しい思いをさせなかったしね…」


そう言ってヴィクティム姉様は優しく私にハグをする


「ごめんね…これからはたっっっっくさん一緒にいるからね」


「確かに…そうですね…ごめんなさいロヴィーナ…」


そう言ってサージ姉様も私にハグをする


「…」


スゥール姉様は何も言わず私に抱きついていた


「そうですね、これからは一緒にいますよ」


「サージ姉様、ヴィティム兄様そんな畏まった話し方はやめてください!」


「ごめんね、これが僕だからどうしようもないかな」


「ごめんなさい、私も癖みたいなもので」


「ムウ…まぁ〜仕方ないですね」


「そうだそうだ諦めろ、コイツらはこういう奴なんだ」


ポーヴゥ兄様…学習しないな…


「ポ〜ヴゥ〜」


「と、とにかく!これから仲良くしような!」


「はい!兄様!姉様!」


私はとびきりの笑顔でそういう


ズッキューン


ズッキューン


ズッキューン


この瞬間、姉3人はロヴィーナのとびきりの笑顔にやられたのである


「も〜妹が可愛すぎる〜!」


「そ、そそそそうですね!否定はしません!」


「…」ギュー


何故だろう?ヴィクティム姉様とサージ姉様とスゥール姉様の顔が赤い


「ロヴィーナは意外と朴念仁なんですね」


「そうみたいだな」


「え?私…朴念仁なんですか?」


「ロヴィーナは気にしなくていいのよ!」


「そ、そうです!」


「…」


スゥール姉様は何も話さないが頭を縦に振る


「そうですね、お姉様方がそういうのでしたら気にしなくていいですね!」


「やれやれですね」


「全くだ」


そこから私たちは雑談を開始する

例えば好きな食べ物はとか趣味はとかそのような他愛もない会話を続ける

そして話はもうすぐ時期国王が決まるという話になる


「そういえばヴィティム兄様は王太子じゃないんですか?」


「そぅたね、僕は王太子じゃないんだよ」


「私たちの国、この神託国家の王位継承権は国の民による投票で決まるんですよ」


「ちなみに現在の一番人気はヴィクティム姉様だ」


「エッヘン!凄いでしょ〜」


「凄いですね!ヴィクティム姉様!」


「と言ってもヴィティムとほぼ同票だけどね」


「ポーヴゥ兄様はどうなんですか?」


「それはね〜「こ、この話はここまでで良くないか!?」


「ダメです!ポーヴゥはね〜」


「や、やめろ〜!」


「私たちの中で1番下なの」


「そうなんですか?」


私はポーヴゥ兄様の方を見る

ポーヴゥ兄様は四つん這いになってガクッとなっていた


「そ、そうだ」


「ちなみにその理由は「いえ…なんとなくわかったような気がします」


ポーヴゥ兄様はさらに落ち込んだ…何故だろう?


そんな雑談を続けて今日は解散になった

明日もみんなで集まって話そう…そう約束して…

だがその約束は叶わなかった…次の日…第1王女ヴィクティム・サルヴァトーレは遺体で発見された








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