エピソード35:その日、俺/私は 前編
「1年ぶり!です!いやー久しぶり過ぎて更新の仕方忘れちゃってましたよーアハハ」
「」ブンッブンッ
「ほんと焦りましたよー!でも無事に更新できそうでホッとしてます!」
「」トコトコ
「あ、それとその…今日は百合じゃないので…申し訳ないです…ホンドォッ!!!」←ハリセンで叩かれました
「…一昨日来やがれ」
「…最後に…今日は…親友キャラ(予定)の生徒会長目線です…」バタ
歩いても歩いても戦争戦争
誰もがその話しかし無い
どこにいても慌ただしく準備を進めている
そこには活気などない
どう見繕っても国の最高戦力と言っても2部隊が壊滅した
ついて行った勇者は使い物にならない
「大丈夫かよ…なんでも戦場で使い物にならなかったんだろ?たく、俺たちの期待を返せよ」
「そう言うなって、相手はガキだぞ」
「だからってよぉ…姫様は最初から凄かったぞ」
「あの人は特別なんだよ。今までさんざん見てきただろ?」
聞こえるのは失望の声
期待は何一つ俺たちに向いていない
全部…心夜に向いている
「はぁ…」
「おいおいこんなとこでなぁーにしてんだ坊主」
「…騎士団長セレス・プロート」
「お、俺の名前知ってるのか。全く姫様は名前覚えてくれねぇからよ、てっきり勇者様方は人の名前を呼ばない覚えないのが普通なんじゃねぇーかと思ってたぜ」
…アイツらしいな…
よく言って自分をしっかり持ってる、悪く言って協調性がない
普通なら絶対選ばないような生き方を貫く男…いや女か?
全く…ただでさえ女みたいな容姿だったのが本当に女になるとかどこの世界のラノベだよ
今どきありふれてるわ
「話聞いてんのか坊主」
「申し訳ありません、今までのあなたと印象があまりにも違っていたのでつい」
「ガッハッハッ!まぁ腐っても立場ってもんがあるからな。気ぃつけてんだよ。そういやぁ坊主、名前はなんだ?」
騎士団長セレス・プロート
腕っ節だけで成り上がってきた男…か…
この人の人生も自由だったのだろうか
…にしても何も気にしてないような人だな…気づいて無さそうだし…
親父は負けてからずっと意識してきたってのに
まぁそりゃあ負けるわな、器の時点で負けてるよ
「歴代騎士団長をようさん排出してきた名家バスター家の麒麟児クロス・バスターですよ団長」
「「…」」
な、なんだこいつぅ!
糸目!関西弁!誰だどう見ても裏切りそうな奴!
と見せかけて普通にずっと仲間にいるキャラだこいつ!
「…バスター…どっかで聞いたことあるような…」
おま、そこかよ!
てか本当に覚えてないのかよ!
うちの親父が哀れにしか見えねぇよ!
「そら無いでっせ団長。なんぼなんでも可愛そうですわ」
「おう、そうか。ところでお前の名前は?」
「何言うとるんでっか団長!2年前に入隊したゼッタイウラギール・ヤーツでっせ」
…え?何こいつ?裏切るの?え?裏切るの?え?
「なるほど裏切りもんか、なら成敗しないとな」
「ちょう待ったってぇなぁ!なんぼなんでも冗談きついですって!ただでさえ周りからも怪しいヤツってはみごにされてるんやから!」
あー…まぁそうだよな普通に怪しいヤツだし
そんときくらいからピリピリしてるし
てかなんで入れたんだよ
テンプレだからっていていい理由になってねぇぞ
てか俺空気じゃね?俺ここにいる意味ある?俺何してるの?
「…何冗談だって」
「ちょっとなんですか今の間は!おとろしいでっせ!」
「まあまあいいじゃねーか。んで坊主は何に悩んでんだ?話くらいなら聞くぞ」
いや無理あるわ!
急に話しまわされても無理だって!
すげーしょんぼりしてるぞウラギールさん!
「いえ、何もありませんよ」
「はぁ…これだから最近のガキはよぉ。たまには年長者に花持たせやがれってんだよ。とりあえずその硬っ苦しい話し方はよせな」
「なんのことでしょうか」
「おいおいそれは通用しねぇぞ。俺がどんな嘘つき相手にしてきたと思ってんだ。それくらいじゃ騙されねぇぞ」
まぁそうだよなぁ…アイツと比べたら俺なんて隠せてないようなもんだもんなぁ
そりゃあバレるわな
「…そうだな…生き方が分からなくなったってとこかなぁ。今まで誰かの理想を演じてきたからアイツが眩しくてな。迷ってる」
「なんだそんなことかよ」
「そんなことって…俺にとっちゃ難しいことなんだよ、全く」
「んで、坊主はどう生きたいんだ?」
俺がどう生きたいか…か…
考えたこと無かったなぁ
『***はいい子ね〜ちゃんと勉強してお医者さんになるのよ〜』
『***、お前は俺の跡を継ぐために生まれたんだ。分かっているな』
『やっぱり***はすげーな!勉強もスポーツもできて金持ちなんだから!』
『やっぱ住む世界がちげーよな!』
『キャー!***くんカッコイイ!絶対勝ってくださーい!』
…俺の…理想…
『ねぇ』
『えっと…確かクラスメイトの黒百合心夜さ…くんだったよね?どうしたの?』
『大した用はないけど、見ててイライラするから』
『え?』
『お人形でいたいなら別にいいけど、それじゃどうにもならない。貴方は貴方なんだから。自分のために生きたら?まぁ僕には関係ないけど』
そう言ってそのまま目も合してくれずに歩いていくあれを見て俺は…気分が悪かった
自分の気持ち押し殺して他人の理想に合わせてるのに
誰もがそれを望んでいるのに
自分のために生きろだぁ
…分からねぇよそんなもん…
分からないけど…けど…嬉しかった…
気づいてくれた
誰も気づいてこなかったのに
俺を見てくれた
人形じゃない…俺を…
「心夜の…ロヴィーナの隣に立ちたい」
「「」」
「…どうしたんだよ?」
「いいか、坊主、古の時代から言われてることなんだがな…百合に挟まる男は死ねと言われている…わかるな。だからって諦めろとは言わねぇけどよ、覚悟はしとけよ」
「ちげーよこのハゲ!そっちじゃねーよ!友達だよと・も・だ・ち!お前いい加減にしろよ!」
何言ってんだこのおじさんは
確かに今思えば勘違いされてもおかしくないような言い方しちまったけどこのおじさん絶対わかってやがった!
ウラギールさん…あなたは信じていたのにッ!裏切りましたね!
「ガッハッハッ! わかってるよ!あとあんま大声出すな、誰が聞いてるかわかんねぇんだからよ。一応隠してるんだろ?」
「…そうだな…はぁ」
「まぁどっちみち大変だぞ。姫様は止まらねぇからなー。あのメイドが死んでからかなり無茶…死ぬ前も馬鹿みたいなことしてたなうん。とはいえ大切な人を失ったから止まらなくなったって部分もあるからなー」
「知ってますよそんなこと。まぁどの道まだ言えねーよ。友達になってくれなんて」
あと…ありがとうも…
たく、ずっとずっと遠いなあー
少しくらい足幅会わせろっての
「行くわ、戦いの…戦争の準備しないと」
「おう、言ってこい」
「じゃ、ウラギールさんもまた会えるといいですね」
「お互い戦場で会えへんようにしような」
結局、今までの俺と変わってなかったってことかー
こんなとこ来たから変わったつもりだったんだけどなー
立てっかなアイツの隣に
背中合わせになって
「背中は任せたぜ、相棒」
「こっちのセリフ」
…うんないな
違和感しかない
「んーとりあえず…親父と喧嘩するかぁ」
「そういやウラギール。しばらく俺の補佐でもしとけ。そうすれば少しは周りになれるだろ」
「ほんまでっか!ありがとさん団長!」
後ろのセレスのおじさんとウラギールさんの会話が聞こえたと思ったら
ウラギールさんなんか出世してる!?
ふ、良かったなウラギールさん
「よっしゃ!友達100人作るでー!」
ウラギールさん…100人はきついと思うな
「…」
「…」
「えっと…1年経ちましたね!」
「…」
「違うんですよ!忙しくて!本当に時間が無いんですよ!お願い!はなしをきいてください!つ、次の更新もいつになるかわ分かりませんけど最終話までの筋書きはだいたいできてるの来年の今頃には更新量増やせると思います!読みに来てくださって本当にありがとうございます!」
「終わりましたね、では行きましょうか」
「待って!お願い待って!そのハリセンは置いてっグェ!ちょ、ま、首!首閉まってるー!」
「百合を書かないあなたに価値は無い」
「ちょ、言い過ぎ!他にもあるって!あるよね!?ね!?誰かあるって言ってー!!!」




