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転生王女の進む道!〜彼女たちに出会って幸せになるまで〜  作者: 妃白
第一章 勇者集結編〜覚醒への一歩〜
39/41

エピソード33:現実

博多弁がなんかいいな〜と思いながら難しくて出す気がない妃白です

…すみませんちょっと怖くてワンプッシュ置いただけです…

「…つまりひ、ロヴィーナ様からあなたがたも連れていくよう言伝を預かった…と?」

「ったくさっきからそー言ってるだろーがさっさと乗せろ!」

「これだからスラム上がりは嫌いなのよ」

「しょうがないよ、まともな教育受けてないんだから」

「これ以上待たせてみろ!親父に頼んで圧力かけるからな!お前なんか簡単に殺せるんだよ!」


トネールはただ困惑していた

勇者はどのような人か、そう聞かれればみなは

『神々しいお方』

『品がある紳士淑女』

『見返りを求めない正義の味方』

と、そんなところだろうか


トネールも今までのロヴィーナをを見てきてそのようなイメージを持っていた

そう、一緒くたにしてしまった

イメージは幻想で現実は…子供だ

何も分かってない権力と金にしがみつく典型的なダメ貴族の子供だ

どうしてこうも違うのか

ロヴィーナは生まれた時から『富』『名声』『力』『地位』を持っていた

だが権力を笠に着るような真似はしなかった

泥臭くても危険でも批判されようとも戦うロヴィーナの小さく、大きい背中を見てきたトネール達は勇者は皆そうだと思っていた

いや、全ての平民はそう思ってたに違いない


「…現実の理想は違うな…」

「テメェいい加減にしろ!さっきから黙ってんじゃねぇぞ!」

「そうよ!それとも何?!私たちが嘘ついてるとでも?!」

「いえ、そうではございません」

「じゃあ何よ!」


本来、トネール仕立てに出ることは無い

騎士の忠誠は全て国王に向ける、と方で決まっている

故に騎士が仕立てに出るのは基本的に国王だけだ

その中でも例外はいる

それは騎士団長の2人

黒百合のエンブレムを掲げるクロユリ団の団長ロヴィーナとホタルブクロのエンブレムを掲げる王立騎士団の団長スクードだ

団長とは最強であり団の顔となる存在

憧れと忠誠を向けられることも多い

だが珍しいことにクロユリ団の団員全てがロヴィーナに忠誠を向けている

故に、トネールの思考に枷がかかってしまった

ロヴィーナのためになるように動こうとする枷が


「…わかりました、そらではのってください。もうすぐ出発です」

「っち、分かればいいんだよ」

「さっさとそう言えばいいのに」


リスキーだがこの者たちは連れていった方がいい

少しでも現実を見せた方がいい

その方がロヴィーナのためになる…と













それが間違いだった


「おい!しっかりしろ!おい!」


死体が転がる戦場だった場所

傷口と流れ落ちた血が新鮮なことからおそらく敵がまだ近くにいる

想定外

ただそれだけだった

クロユリ団に足りないものがあるとすればそれは間違いなく敗北

仲間の死

この経験がなかった


「ト、ネール…は…」

「タート!しっかりしろ!安心しろあれを使えばすぐ」

「い、い…もうたすか…らない」

「お前…!まだ母親と妹がいるだろ!?それに結婚を約束したヤツがいるって」

「戦死…は…手当金が…それは…いい…!よく、聞け…!」

「何を聞くことが…!それよ「プラン000!」ッ…わかった…!」


プラン000

国の危機

何を優先してでも情報を持ち帰る

そういう意味を持つ…表向きは…


「…プラン000!至急帰還する!同胞の…同胞のしのためにも!姫様にこのことを!」

「姫様?お前らのとこもいんのか?」

「口を慎みなさい能無し、侮辱は許しませんよ」

「ッ!遅かったか…!」


傷口や血痕からして戦闘が終わってまもないと思っていたが敵はまだ近くにいたか…!

おかげであれを使えない!俺に気づかせてはいけない!

敵は二人…プラン000からして勝てる見込みは無い

せめて連れてきた勇者達を返さなければ!


「アァ?考え事か!?いいご身分だなおい!」

「口を閉じてください下に見られますよ」

「うっせぇわ!指図すんな!ったくどーせこいつらも雑魚だ、きょーみねー帰る」

「はぁ…どうぞどうぞご自由に、あなたがいない方が楽に任務ができますよ」


そういうと口の悪い赤髪の青年は手に持っていた生首をこちらに投げ、こちらに背を向きかるき始める

青髪の眼鏡をかけた青年も手に持っていた生首をこちらに投げ、手であっちへ行けと手を上下に振る


「へへへ!ついに来たぜ!勇者である俺たての出番がよ!」

「やっとよね!ほんと疲れたわ!三流劇見せられてイライラしてたのよね〜」

「…きーかわった、殺ろうぜ!楽しませろよな!」

「全く、勝手に決めないでくださいよ…はぁ…まぁいいですよ、任せます。それでは私は他の軍服の方を相手しましょう」


そう言ってトネールが連れてきた5人の勇者が前に出る

正直勝てるとは思えない

それほどプラン000の時は危険であると聞かされている

だが、期待してしまう

もしかしたらこの5人は姫様にも劣らない力を持っているのではないか

もしもの時は自分達が逃がすスキを作る

トネール隊は皆そう考えていた









慢心だ


「ギャー!イダァイイダァイイダァイ!」

「近ずかないで!わ、私を誰だと思ってるの!あんたなんてお父様に頼めば!」

「パパ!ママ!助けて!助けてよぉ!」

「死にたくない…死にたくないぃ!」

「ま、待て!頼む!俺だけでも見逃してくれ!こいつらはすきにしていいから!」


5人の勇者は無様にも負けた

わずか10秒で

腕を折られ髪を捕まれ絶望に打ちひしがり命乞いをする

そこには憧れであるべき勇者の姿はなかった


「クソ!俺が逃げる隙を!」

「よそ見はよくありませんね、首落とされますよ?ああもう落ちてますね」


助けに行こうにもこの青髪の青年で助けに行けない

いや、そんな余裕すらない

攻撃は躱され首を跳ねられる

トネール隊の半分は首と胴体が離れ動けない状態となっている


「…ッチ雑魚どもが…あきた」

「あなたが自分から殺ると言うから譲ったのですよ?投げ出さないでください」

「本当にこんなヤツら消さないと行けないのかぁ?こんな雑魚どもを?あいつらの方が骨あったぞ?」

「いいからトドメ刺しちゃってください、私の方も終わらせますから」


そういうと青髪の青年は今までより早いスピードでこちらに向かってくる

レベルも経験もあるトネール隊は次々に首を跳ねられていく

たった二人、されど二人

その二人に負けた


「アァ〜楽しみにしてたんだが…拍子抜けだな…」

「隊長!姫様のご学友を!」

「我々は構いません!どうか!」


そう叫んだヤツらは一人一人死んでいく

あいつらにスキルは無い

この状態でできることは文字通り肉壁となることだけ

私はあいつらの思いを背負ってスキルを使い走る

それが姫様のためになると信じて


「子供だましですか?面白くありませんよ?」

「な!?」


突然攻撃がトネールの方に向かう

避けれないと思ったのもつかの間、利き手である右腕が切り落とされた

スラム街で暴力を山ほど経験してきたため必死の思いで声をかみ殺す

間に合え間に合えとしか考えられないほど無理やり体を動かす


「んじゃ、さっさと死ね」

「嫌ァ!」


赤髪の青年が剣を振り上げる

距離として約3mほどで間に合ったとしてもトネールはタダでは済まない

それでもトネールは迷わず飛び込んだ


「…邪魔してんじゃねぇよカス」

「カハッ…そうは…いきませ…ん…」

「そーか…おいメガネそっちは終わったか?」

「ええ、ただいま」


そう言いながら最後の一人の首を切り落とし剣に着いた血を落とす


「彼まだ生きてますか?全く…全員首を落とすと決めてるんですよ、ではトドメを」

「いーやこいつは俺の獲物だ、俺が決める」

「いいえ、そうは行けませんね」

「ッチうっせぇなぁ、帰るぞ、他のやつ読んだからすぐに来るだろうよ。コイツらは他のやつに任せる」

「唐突ですね…反乱とみなして…その首を落としますよ?」

「いいじゃあねーか、どうせ他の奴らにもよゆーで殺せるだろこんな雑魚、俺はもう雑魚狩りは飽きたんだよ」

「…はぁ…わかりましたよ、確かに雑魚は飽きました。行きましょう」


そんな会話をしながら2人の青年は背を向け歩き始めた

振り向くことも無くおもちゃに飽きた子供のように

それから10分後のことだった


「…な、なに…これ…?」


ロヴィーナも楽観視していた

まだ粘っていると

全員は無理でも助けられると

現実は…思い通りにいかないことを忘れて





「…」

「…」

「ごめんなさい、本当にごめんなさい…ブックマークつけたままにしてくれてありがとうございます同士でいてくれてありがとうございます」

「忙しさや疲れとか色々ありましたしね…」

「…時間に合わせるために無理したのでいつか修正入れます…最後にありがとうございます、これからも頑張ります」


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