エピソード32:時計の針は動き出す
今回はプリュイメイン回です
短いですほんとすみません…
プリュイside
「み、心夜くん…あのね…」
「ん?なに?」
「ちょっと触っでもいい…かな?」
「…ロリコン?変態?」
…イヤー!違うの違うの〜!!!
け、決してやましい訳じゃなくてただ心夜くんの髪の毛が綺麗で触りたいな〜って思っただけで…
ま、まぁやましい気持ちがなかったわけじゃなくも無いかもしれないけど
そ、それでちょっとギュッてしたりとかそんな感じで…
は、早く誤解をとかないと!せっかくアーちゃんがくれたこのチャンスが無駄になっちゃう〜!
「べ!別に!別にやましい事じゃなくて!髪の毛!綺麗な黒髪だから触りたいな〜って!ほ、ほら私ピンクになっちゃったからさ〜黒髪が恋しくて〜」
…これはあれだ
完全に言い訳してるように聞こえる…
ど、どうしよう〜!せ、せっかく私一人だけ下の名前呼びを許されてたのに!
こ、これでもし『キモイ…私信じてたのに…もう心夜って呼ばないで』って言われたら…
「ふっわ、わかって…るよ…」
「だ、騙したの!酷いよ〜!」
「でもやましい気持ちがなかったら焦らないよね?」
「…きゅ、急にそんなこと言われたら誰でも焦るよ!」
「そういうことにしてあげる」
よ、良かった…のかな…?
怒ってる感じじゃなさそうだしセーフってことだよね?
良かった〜…私はまだ心夜くんの特別でいられるんだ…
「じゃあ髪触ってもいい?」
「…肝座ってるね、まぁいいよ」
やった〜!こ、これはあれだよね!後ろに回ってちょっと密着して触るべき場面だよね!
よし!それじゃちょっと失礼して
「わぁ〜!なにこれサラサラ!ロングでお風呂で濡れてるはずなのにフワッとしてるのがわかる!い、一体この世界でどうやって!?」
「普通にブラッシングしてお金に余裕あるから色々なシャンプーとかトリートメント買い漁って自分に合うものを見つけて使ってるだけだよ」
「ち、力技…!これがお金の暴力…!」
でも確かにこれしかないよね〜
前世の親はお小遣いなんてちょっとしかくれなかったしアルバイトも勉強させるためさせてくれなかったからそこら辺気にできなかったな〜ま、その時は正直あんまり気にしてなかったかな
でも心夜くんにこ、恋…してからは気にしだしたからおじいちゃんおばあちゃんがこっそりお小遣いくれて助かったな…2人とも…元気かな…
「…私はプリュイの髪の毛も好きだよ」
「あ、ありがとう…」
嬉しいな…好きって言って貰えて…
でもこれってきっと私が落ち込んでたのに気づいたからかな…
こういうところばかり敏感なのって主人公感あるよね〜
…心夜くん綺麗だな…
水滴が肌を通ってるのがちょっとエッチだな…
弱いな…私…
「ちょっと…ギュッとしても…いいかな…?」
「いいよ」
私どんな声してるかな?
泣きそうな声?不安な声?寂しい声?
何にしろ卑怯だな…
心夜くんが断れるわけないじゃん
強くなると決めたのになぁ
守られる側じゃなくて一緒に戦ったり守ったり…
そう思ってたんだけどな…
「ちょっとお湯に漬かりすぎたかな?そろそろあがろう?」
「…うん」
…アーちゃんに悪いことしたな…
せっかく二人っきりにしてくれたのに
そういえばずっとそうだったな〜
アーちゃんが何とか私と心夜くん引き合わせてくるけど私がミスしてなんの進展もない
好きな人が出来ればすぐに告白するって昔は思ってたけど実際恋してみたら全然違ったな
でも…毎日毎日楽しい日々だったな〜
よし!!!
弱気にならない!死ぬかもしれないこの世界でうじうじしてられないよね!
今この瞬間をかみ締めて…心夜くんとの甘々な結婚生活を勝ち取ってみせる!
子、子供はどうしようかな〜♪
私としては三人は欲しい!
おじいちゃんおばあちゃん…私絶対幸せになってみせる!
sideout ロヴィーナside
ガン!
勢いよくドアが開かれる
「ルーク嬢入ることは別にいいけどせめてもっと静かに「クラスメイトが5人消えた!」…ほんと?」
本当かどうか聞く必要は正直ない
ルーク嬢に対する信頼とこの慌てようからして本当なのは間違いない
「じ、事実です!おそらく兄と一緒に前線へ向かったと思われます!」
レクレールも慌てた様子で駆けつけてきた
…やってくれたなクソったれ
最悪…全員死ぬ…!
「私一人で行くお前たちは残って他の奴らの監視を頼む」
「「「はい!」」」
ルアーナside
まだダメ
私が一番黒百合くんの役に立てるのは今じゃない
もっともっと黒百合くんのために動かないと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと!
この命消えるまで…!
「…もう何も言わない方がいいと思う」
「その通りだと思います」
「さてほぼ序章だったのがやっと終わり次からは『第2章ー破壊の女神覚醒編ー(仮)』が始まります!ちなみにこれはまだあくまで予定なのでちょっと変わるかもしれません」
「そもそも並行でもう一作品書いたのが間違いでは?」
「読みたかったんだから仕方ない」
「今回はプリュイがメインでしたね」
「うん、正直前回と繋げるべきだったんじゃないかなっと思ったんだけどルアーナ回がどうしても欲しかったから」
「肩入れはよくありませんよ」
「…正直ルアーナはヒロインの中で一番のお気に入りと言っても過言では無いから仕方ない」
「はぁ…でも最後は」
「ひ、み、つ」
(2024/03/24)
明日から再始動!
…ごめんなさい…




