エピソード27:秘密
「ほ、ほんとに心夜君!?」
「そ、そうだけど…」
な、なに?
急に目の色変えて…ちょっと怖い
というか私夜桜さんと関わりほぼなかった気がするんだけど…
ん〜やっぱりなかったような
「プ、プハハハハハァッ!お前!ついに漢ノ娘からついに女になったか!なーなー合法的に女の裸が見れる気分はどうだ?興奮するか?ハハハハハ!」
…何こいつ頭でも打ったのかな?
女子からのゴミを見るような目で見られてるのにも関わらず笑ってる…
そうか、確かに私よくフェリチタお風呂はいってたな…
でも興奮はしてなかったと思う
最初の方は女に生まれて戸惑ってたけどすぐ慣れたからあまり意識してないな
やっぱり雰囲気って大切なのかな
「ん〜ないかな」
「マジで!?お前それでも男かよ!」
「えーと、ちょっと黙ってもらってもいいかな?」
ん?夜桜さんが急に止めに入った
それにしても未だに女子はゴミを見るような目で見てるし男子はほとんど私にビビってるチキン野郎で…って女子たくましいな!んでコイツはバカと
あれ?夜桜さんもゴミを見るような目で見てるような…気のせいか
「そろそろいい?」
「うん!大丈夫だよ心夜君!」
「じゃあかいさーんお疲れ様…っとそうだそうだスキルガチャするの忘れてた。ん〜何が出るかな〜やっぱり『無限回復』が欲しいな〜」
そう言い私はちょっとしたルンルン気分で未取得のスキル一覧の中から『???』を押す
あれ?いつものスキル入手の感覚がない…
そうして私が瞬きをした瞬間
私は謎の空間に漂っていた…
どこだここ?
え?なに?なんで私は漂ってるの?そしてここってどこ?おっ!ある程度体の自由が聞く
こういう時だいたい後ろなんだよね〜
まーいるわけ…ッ!
「エラバレシモノヨ、ナンジニワレラノチカラヲアタエヨウ」
「いや…って言ったら?」
「ナンジニキョヒケンハナイ、ダガアンシンスルガヨイコレハナンジガモトメルモノダ」
「ふーん…なら貰っとくよ」
「ショウチシタ、シカトウケトメルガヨイ」
その声とともに五つの光り輝く存在の内の赤、青、黄色に光り輝く存在が私に入っていく
と言っても衝撃が体に押し寄せるくらいでこれといった感覚は無い
そして白に光り輝く存在が私の中に入っていくと衝撃とともどこか暖かい感覚が私の中に広がる
最後に黒く光り輝く存在が私の中に入っていく
正直私は信用していない、でももう大切なものを失うことがないなら私は信用していなくても信用する
たとえそれが復習に駆られている者だとしても
目を開くとそこは元の部屋だった
部屋を出ようとしている元クラスメイトたちを見て私わ違和感を覚えた
…視界が三割ほど少ない
「どうしました?ロヴィーナさ…ま…」
「アムール、私の目はどうなっている?」
「は、はい右目が…色を失っています」
「え?」
私が反応するよりも先に夜桜さんが反応した
そしてとても心配そうな顔をして私に駆け寄ってくる
「心夜君大丈夫?痛くない?」
「うん、大丈夫大丈夫多分スキルのデメリットかな…初めての体験だから私も分からない」
戸惑いながら私はスキルを確認する
心の中だからこそ言おう
終わっっっっったー!!!!!!!!!!
ヤバイ!本当にヤバイ!私の戦力が大幅に減った!
はぁ…自分の行動には責任持たないとね
『神々の決断』…?いつものスキルと違う
神々ってことはあの光り輝いてたの神様なんだ
テンプレ的になんとなくそうだろうなーって思ってたけど本当にそうだったんだ
んで肝心の効果は空白っと…
「ッチ」
「い、今舌打ちした?」
「してませんよ」
私は少し可愛らしく顎に指を当てて右斜め上をむく
持論だがこれである程度終わる、いや終わらせれる
「でも」
「してませんよ」
「いや、敬語ってのがまた怪し…「し・て・ま・せ・ん・よ」…う、うんわかった」
「うん!分かればよろし…い…」
私は膝から崩れ落ち四つん這いになり左手で頭を抑える
謎の痛みが私の頭を駆け巡る
何が…なんで…いや、原因とすれば神から貰ったスキル『神々の決断』くらいしかない
でも視力を捧げたにもかかわらずまだでメリットがあるなんて考えれない
とすれば…一体なッ!
「大丈夫ですか!?ロヴィーナ様!しっかりしてください!」
「心夜君!大丈夫!?」
二人の声が私に向かって必死に声をかける
しかし私にはその声がほとんど届かない
それよりも私は頭を駆け巡る痛みとともに見せられるノイズエフェクトがかかり声もノイズでほとんどききとれないおそらく記憶であろうものに集中していた
なぜかは分からないが集中しろと自分の中の何かが訴える
ほとんど見えない聞き取れない記憶
しかし、唯一わかったことは…この記憶に出てるのは女性で…彼女が…私の名前を読んでいた…それだけだった
そうして私の意識は途切れた
side
「やっぱりタダではくたばらなかったようね」
そう呟いた女性は彼女しか存在しない空間で一人、映像で映し出されているロヴィーナを見ていた
「あぁ…心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん心夜くん」
頬を赤らめて目の奥がハートになり少々狂ったかのように名前を連呼する
ただただ愛を感じる
そうそんな空間が広がっている
「うんうん、今はヴィーナね…あぁ早く会いたい。でもまだダメ、だから思い出さないでね…会える日を楽しみに待ってるよ…ヴィーナ」
side ロヴィーナ
「ん…あっ…」
「大丈夫ですか!ロヴィーナ様!」
私が目を覚ますと第一にアムールが目に入った
この感覚…どこかで…
「膝…枕…?」
「す、すみません…ロヴィーナ様の部屋は部屋にロヴィーナ様がいないと私は入れませんのでこ、こんなことしか…」
「うんうん大丈夫」
そう答え私は起き上がる
そして私に膝枕をしてくれていたアムールの上に座る
そのまま手を回し私はアムールに抱きつき胸に顔をうずめる
「ロ、ロヴィーナ様!はしたないですよ!」
「ダメ?」
少しトロ〜ンとした目でアムールを見る
なぜかは分からないが顔が熱くて人肌を求める
そうしてしばらく経つとアムールも私に手を回してきた
「私ね、前の世界の時の一時期一ヶ月間の記憶がほとんどないの」
「…それは…どういうことでしょうか?」
「ポッカリと記憶が抜けてるの…多分…その時の記憶と私の中にあるものが共鳴みたいなことになったんだと思う」
「思い出せましたか?」
「…無理だった」
私の声はどこか悲しみを帯びていた
自分でも疑問だった
抜けてる記憶がここまで自分にとって大切だったのか…それとも悲しかったのか…
そんなことは今の自分には分からないがただ今のこの状況はとても落ち着けた
「もう少し…このままいますか…?」
「…お願いしてもいいかな?」
「もちろんです」
「ありがとう…アムール…だぁぃすき」
そう言い残し私の意識はもう一度途切れた
アムールの思い詰めた顔に気づかずに
「さぁ〜!ロヴィーナの秘密とアムールとの恋模様を個人的にはバランスよく書けました!」
「アレはどしうました?」
「…もうちょっとください!アレは短くなっちゃいそうなのでこれから先のちょっとしたところで出す予定です!なのでどうかご慈悲を!」
「まぁー伏線枠なのでいいですよ」
「ありがとうございます!そして最後に読者の皆さん…ほんと…プロフィールに逃げてすみませんでした!!!」




