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転生王女の進む道!〜彼女たちに出会って幸せになるまで〜  作者: 妃白
第一章 勇者集結編〜覚醒への一歩〜
26/41

エピソード26:覚悟の第一歩[後編]

「目覚めの気分は…最悪か」

「そう…ですね…」


折れるかどうか…

お前の覚悟はわかってる…

だから…折れないで…


「どうする?こんな思いしたくないんだったら別にいいんだけどその代わり…大切な人が死ぬのを黙って見とけ」

「…覚悟は…出来ました!師匠のように強くなります!」

「あ、それは無理」


私がそう言うとモデルは「へ?」と間抜けな声を出し、私が言ったことが理解出来てないようだ…

もう一回言った方がいいかな?


「今のままじゃ私みたいにはなれないな」

「…」

「どうしたの?」


んー…なにか行けないこと言ったかな?

なんかみんなも「まじかこいつ…」みたいな目で私を見てる…

ア、アムールはきっ…アムールもちょっと引いてる…


「どうゆうことですか師匠!!!!!師匠から出されて試練も乗り越え覚悟もできてるって言ってるじゃないですか!!!!!!」

「ちょ、ちょっと待っ、話を聞いてー!!!!!」


び、びっくりした…

いきなり肩を揺らしながら叫ばなくてもいいのに…

これ、私じゃなかったら即刻死刑レベルだよ


「はぁはぁ…わ、私じゃなかったら死刑だよ死刑…全く」

「すいません師匠」

「そもそもね〜君じゃあこれ以上レベル上がらないんだから私になるなんて無理だよ」


何その「ん?どゆこと?」みたいな顔…ちょっと面白い

あれ?皆同じ顔してる…なんでだろう?

んー…んー…んー…お!

そうだった『無限解析』がないとレベル上限見れないんだった


「君もうレベルMAX、これ以上上がらないわかった?」

「てことは…俺は…」

「ちょっとちょっと、君じゃあって言ったでしょ君じゃあ」


また「ん?どゆこと?」みたいな顔してる…飽きた

意外と飽きるの早かったな

どう説明しよう…見せた方が早いかな


「アムールちょっとちょっと」

「なんでしょうかロヴィーナ様」

「さて!ここにスキル『異次元空間』を持っていないアムールがいます!」


ふふふっマジシャンがするような「ここに何の変哲もない箱があります」みたいなのやってみたかったんだ〜

うんうん!こういう展開もいいな!あとはシルクハットと変な杖があればいいんだけどな〜


「そして私の持ってるスキル『スキル付与』を使うと!あ〜ら不思議!アムールが持ってなかったスキル『異次元空間』を使えるようになりましたー!」

「おぉー!!!」


うんうん!みんな釘付けになってるな!

出だし?は上々!

あ〜と〜は〜…私が手を加えるにふさわしい奴が何人いるか…かな♪


「こ〜れ〜に〜私が持ってるスキル『成長速度上昇』と『成長限界突破』を組み合わせることで!無限にスキルが上がりレベルが上がるスピードも早くなるのだ!」

「おぉー!!!」


決まった…決まったけど…

傍から見ればす、少しだけ身長が低い女性が「エッヘン!」してるようにしか見えない

くっ!身長さえ!身長さえあれば!!!!!


「ということで付与完了♪ちゃんと強くなってね〜」

「もちろんです師匠!」

「それじゃあ連れてっちゃって」

「かしこまりました姫様」

「「「ッ!!!!」」」


元クラスメイトたちは突如現れた男、トネールに酷く驚いた。

最初こそロヴィーナに気づかれていたスキル『同化』だったが今ではロヴィーナでも気づけないほどのものになっていたそのため…


「ニャッ!!!!」


自分の隣にいるとは思っていなかったロヴィーナはとてもあざとい声を出してしまった


「…///」

「「「…」」」


ど、どうする!こんなはっきり聞かれたら誤魔化せない!

「キャッ!」とかならまだいい!…良くないけど

「ニャッ」はあざとすぎる!しかもすっごくびっくりしてしまった!

あ〜!!!!!!

どうしようどうしようどうしよう〜!!!

…………こうなったら…


「忘れなさい」


高圧的に行くしかない!!!

「え…いや…さすがに…」みたいな顔してるされても…行くしかない!!!


「忘れなさい、今、この瞬間に」

「「は、かしこまりました」」


ロヴィーナの言葉にアムールとトネールが同時に返事をする

そしてトネールはモデルを担ぎあげた


「それでは行ってまいります姫様」

「えっ!?ど、どういこと?!」

「ん?そのまま訓練へレッツゴーだけど」

「いや、今日は精神的に疲れていて…」

「トネール…ゴー!」


私がそう言うとトネールが「はっ!」と行って部屋から出ていった

トネールは最初こそ抵抗していたがあっさり諦めた

そして私は恥ずかしくなると頭の回転が悪くなることがわかった…何とかしないと…


プリュイside


「そういえば一人たりねーな」


誰かがそう言った

ここに集まった時からいなかったな…


「ん?そうか?」

「いただろもう一人、すっげー無口で女みたいな顔してる奴」

「あ〜!いたいた!誰とも関わろうとしてなかったから忘れてたわ」


みんなは知らない…本当の彼を

本当は無口じゃなくて、いっぱい話せる人だって


「名前なんだっけ?」

「んなの誰も覚えてるわけねーだろ」

「確かにー!」


そう言ってみんな笑い出す…

どうして…彼は…心夜くんは…!


「心夜くんだよ」

「え?」

「だから心夜くんだよ!ここにいないのは!黒百合心夜くんだよ!」


あぁ…感情的になっちゃった…

私が…気づきあげたものが…

私…こんな感情的だったんだ…


「…確かそんな名前だったな!」

「そうそう!さすがプリュイさん!」

「ねー!あんなやつの名前も覚えてるなんて」


なんでだろう…気づきあげたものは無事なのに…

どうしてこんなにも悲しいのかな…


「…会いたいよ…心夜くん…」


心に留めときたかった言葉…

でもそれは誰にも届くはずがないほど小さいものだった

しかし、世界はそんな甘くなく…そして厳しくもない


「ん?どうしたの私の話して」

「「「は?」」」

「だからどうしたの私の話なんかして」


あぁ…どうしてだろう…

忘れてた方が楽なのに…気にしない方が楽なのに…

君がここにいることが…何よりも嬉しいよ…心夜くん…













「そういえばフォースヒロインのプリュイ視点のお話が結構混じってるのに対してファーストヒロインのフェリチタ、セカンドヒロインのアムール、サードヒロインのレクレールはないのですね」

「え、えっと…それはこれから先のお楽しみで…」

「最終回あたりの設定だけ考えるからこういうことになるのですよ。気をつけてください」

「はい、以後気をつけます」


皆さんが見慣れた読者の自分に正座させられてる作者の自分であった

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