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転生王女の進む道!〜彼女たちに出会って幸せになるまで〜  作者: 妃白
第一章 勇者集結編〜覚醒への一歩〜
25/41

エピソード25:覚悟の第一歩 [前編]

二十日ぶりの更新です

申し訳ない気持ちをもう一度あのお二人に表してもらいました


「弟子にしてください!」

「無理!!!」

「お願いします!師匠!」

「むーりー!!!って誰が師匠だ、誰が!!!」


テンプレ製造ヤンキーくんとロヴィーナの「弟子にしてください!」、「無理!!!」

と言ったやり取りがかれこれ十分も続いていた

ひたすら頼み込むテンプレ製造ヤンキーくん、ひたすら断り続けるロヴィーナ

二人のやり取りについていけないアムールと元クラスメイト達の三組に別れていた


「お願いします!足でもなんでも舐めますから!」

「無理!てか男が男の足を舐めるとか誰得だよ!!!」

「「「ゑ」」」

「…」


先程の三組は爆弾を落としたと気づいていないロヴィーナ、そういえばそうだったと思い出すアムール

ロヴィーナが落とした爆弾をまだ理解出来ていないテンプレ製造ヤンキーくん含む元クラスメイト達

なぜ黙ったか分からないロヴィーナだったがそれをいいことに自分で作った魔王が座っているような椅子に戻りパソコンでまたスイーツをあさり始めた


「ん〜洋菓子もいいけどやっぱり和菓子も欲しいな〜…合わせて抹茶も買おっと」

「ロヴィーナ様、まっちゃとはどんなものなのでしょうか?」

「えっとね、緑色で苦味がきいてるお茶」

「なるほど」


またまた周りを残し二人の世界ができる

違うところと言えば百合百合していないところだけであった

そんな中プリュイは「TS転生か」と誰よりも早く心の中で結論づけた

次に冷静になったのはテンプレ製造ヤンキーくんだった


「師匠男なんですか!?漢ノ娘ってやつですか!?」

「違う!体が女で心は男!それと師匠じゃないってなんど言わせるのテンプレ製造ヤンキー!」

「自分の名前はモデル・ヤンです師匠!」

「惜しいな!それと師匠じゃない!」


惜しいのか?

と思ったとしても誰も口を開けなかった

今口を開けば周りはきっと二人を止める役割を押し付けられそうだからである

そしてここから五分間二人のやり取りは止まらなかった


「もう!いい加減にして!そもそもなんで私なの!」

「師匠の凄さは耳にしています!そして自分でも確認できました!そんな師匠なら自分を強くできると思いました!」

「…そう、じゃあなんで強くなりたいの?」

「…自分は地球にいた時師匠が言ってたようにヤンキーでした…家でもいないような対応で…それで…」


モデルはそう語りだしたが元クラスメイト達は興味を持ち聞いていたがロヴィーナはそうではなかった


「そこじゃない、お前は!なんで!強くなりたいか聞いてるの!」

「…じ、自分は」

「お前は何がしたい!何を望む!大切なものはなんだ!」

「…俺は!守りたい!この世界で温かい家族を!俺が好きだと言った婚約者のために!何をしてでも!」


そう言い切ったモデルを見てロヴィーナはニヤける

コイツは越えられるかもしれない…と


「いいよ、私か君を強くしてあげる」

「ほんとですか!師匠!」

「うん、でも君はね乗り越えないといけない壁があるの…覚悟はある?」

「あります!」


モデルは一切の迷いなく言いきった

その目には真っ直ぐとした光が宿っているようだった


「じゃあ早速私の改竄魔法を受けてね…まぁ通信魔法と偽装魔法と改竄魔法の応用だけど」

「どういう効果なのですか?」

「簡単に言うと仮想世界、そこで君には私がさっき言った壁を超えてもらう」

「わかりました!」


返事を聞きロヴィーナはモデルに魔法をかけようと魔法陣を向ける

しかし魔法が発動しようとした時ロヴィーナが向けた腕が握られそらされた


「なに?生徒会長くん」

「少し説明が足りないんじゃないか…「やめろ、俺は師匠のことを信じてる」…そういう問題じゃないもしもの事があったらどうする!?危険だ!」

「大丈夫大丈夫、クロユリ団の入隊試験に使ったから」

「ならいいな!頑張ってくれ!」


最初こそ心配していたが安全が証明されてると知るとあっさりと引き下がった

そしてロヴィーナは思った

あ、コイツ絶対ぼったくりに引っかかってそう…と

思ったことを心の奥にそっとしまいロヴィーナはモデルにもう一度魔法陣を向ける

そして魔法が効いたのかモデルはばたりと倒れた

それを見届けたロヴィーナは自分で作った椅子に座り『異次元空間』から茶葉やティーカップ、ポットを取り出してティータイムを楽しんでいた


「王女ちゃんTS転生だったんだね!」

「そうだけど…って急に馴れ馴れしいね」

「いいじゃんいいじゃん、紅茶入れれるんだ!飲ませて!」

「いいけど」


チャンスとばかりにグイグイロヴィーナとの距離を詰めようとするプリュイ

周りはなぜグイグイ行けるんだ?と頭に?を浮かべているものや誰なのかを察し「さすが!」と言わんばかりに頷いてる者がいた

周りがそんな反応をしている中ロヴィーナは紅茶を入れ終わりプリュイの前に出していた


「んで、なんで急に馴れ馴れしく近づいたの?」

「それは…っは!」


だ、だめ!周りで少なからず数人私のことがバレてる!

ここで「王女ちゃんTS転生ていう私が好きな展開でしかもあるあるの黒髪に金色の瞳でそれがまた今来てる軍服にピッタリでかっこかわいいていう私の理想にドストライクだから!」なんて言えない…

どうしようどうしようなにか絞り出さなきゃ…えっとえっと…

よ、よし!ここはシンプルに仲良くなりたいでいこう!


「えっと…仲良くなりたくて…迷惑かな?」

「ん〜いいよ〜」

「ほんと…「来た!」…え?」


ロヴィーナの声とともに空中から漆黒の渦が現れる

そこから現れたのは白い翼に白いワンピース、きらびやかな金髪の上に光輪っかがあり誰が見ても一目で天使とわかる姿をしている天使だった

ただ一つ違う点としては…目に凄いクマがあった

天使だ!と周りは騒いでいたものもそのクマを見るやいなや一瞬で黙った


「今日はあなたなんだねお疲れ様、これはみんなで分けてね」

「ありがとうございます、何とか勝ち取りました」


そういったクマがすごい天使はうるうると涙を貯め今にも泣き出しそうだった

そんなロヴィーナより背が高い天使を「よしよし」と撫でる光景が広がる

アムールはクマの凄い天使に哀れみの目を向けていた

しばらくすると天使はロヴィーナから貰ったお菓子を大切に持って一度頭を下げた

そして戻りたくないのか泣きながら漆黒の渦の中に入っていった


「天使たちの職場って超超超超ブラックなの」


誰にも聞かれてないがロヴィーナは語り出す


「天使って味覚はあるけど基本休まなくても食べなくてもいいの」


その時みなは察した

「「「「つまり天使は使い潰れない労働源」」」」

だということに


「それでも精神的に来るからクマとかできちゃうんだって。それで少しでも自由な時間ができる私の荷物を送る仕事って大人気で大変なの。だからね毎回スイーツあげてるの」


元クラスメイト達はさっきまで漆黒の渦があった場所にアムールと同じように哀れみの目を向けた


〜一時間後〜


「「「「…」」」」

「…」


紅茶と一時間前に届いたスイーツを楽しんでいるロヴィーナ

ロヴィーナの誘いを断り続けるアムール

未だ起きないモデルを心配する生徒会長くん達

暇だから戻りたい過半数の元クラスメイト

今この空間はそのように別れていた


「いつになったら彼は起きるんだ!」

「わかんない」

「どういうことだ!君の魔法だろう!」


むぅ…生徒会長くんは相変わらず堅物だな〜

正義感がちょっと強いのは別にいいけど仕上ちょっと狭い…

人づてを加えればいい感じになりそう


「そうだけど言ったでしょ、壁を越えさせるって。その壁を超えない限り自分の意思では起きないよ」

「それじゃその壁を超えない限り起きないのか!」

「もう!自分の意思ではって言ってるでしょ!ちゃんと時間制限つけてるよ!」

「そ、そうか」


先程までロヴィーナの肩を揺らしながら問いただす勢いでロヴィーナと会話していた生徒会長くんだったがロヴィーナの「時間制限」を聞いて落ち着き冷静になった

そんなやり取りをしているうちにばたりと倒れたまま放置されていたモデル・ヤンが左手で頭を抱えながら起き上がった

モデルの顔色は悪く少し思い詰めていた

「二十日経ちましたね」

「ですね…」

「累計PV一万超えましたね」

「ほんと…嬉しい限りです…」

「頑張らないとですね」

「ほんと…その通りです…」


またまた読者の自分に正座をされている作者の自分であった

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