エピソード23:2人の思い
ロヴィーナの姿を見た元クラスメイトの面々は様々なことを思った
ただただ美しさに打ちのめされてる者やよからぬ事を考える者
そして一部の女子からは「お姉様…」と頬を赤らめながら呟いていた
もちろんロヴィーナは聞き逃さなかった
『そう思う人って本当にいたんだ…』とそう思っていた
「どうした?皆固まっているが…」
ロヴィーナがそういうと元クラスメイトたちは我に返った
そして思った
なぜ室内なのに髪が靡いているのか!
と
「えっと…な、なんで髪靡いてるのかな?ここ室内…だよね?」
「…」
「ど、どうしたの…かな?」
ロヴィーナが謎の沈黙をしたを元クラスメイトは理解してなかった
理由としてはまず魔法では髪が靡くだけの出力を出すことが無理だと考えたからだ
もう一つは扇風機やクーラーの機械による風を使っているか
しかしこれは無理だ。そもそもコンセントがない、だから誰にもわからなかった
故にロヴィーナは完全に失望した
「もういいかな〜」
「ど、どう言う…こと?」
「どうもこうも失望したってこと」
ロヴィーナがそういうと元クラスメイト達が騒ぎ出す
「なにあいつ感じ悪」、「顔はいいのになw」
などと散々と言っている
するとロヴィーナは『異次元空間』から大きめの石を落とす
そしてその石を構成魔法で魔王が座っているような椅子を作りそこに魔王のように座る
アムールはそれを見るとロヴィーナの隣に立った
「予想通り全員使えない、一番高いレベルが28って一人くらいは30後半行ってて欲しかったのに」
「はぁ〜これだから数字しか見てないやつわ」
そういったやつはものすごく堂々としていた
その容姿を一言で言い表すと
やられキャラである
それ以上でもそれ以下でもない
アニメなどでよくあるバカなやられキャラだ
「ふーんそう、じゃぁ何を見るの?」
「顔とか?」
そういったやられキャラくんは恐れ多くもロヴィーナに壁ドンならぬ椅子ドンをした
アムールは斬りかかりたいのをグッと我慢した
さすがにロヴィーナの元学友を傷つけるわけにはいかないからである
しかしその必要は無いことは今はまだ知らない
五秒経つとついにロヴィーナは我慢ならなくなった
顔面に重く鋭い一発を食らわせた
軽く二メートルは吹っ飛んだだろう
「ほう顔か」
そう言いながらロヴィーナは立ち上がる
そしてゆっくりゆっくりとやられキャラくんに近づく
そしてそのままモブキャラくんの背中を踏みつける
そして元クラスメイト達は絶句した
「身分のみの字も知らんのか?」
「グァッ!」
ロヴィーナはそのまま背中に力を入れて踏みつける
元クラスメイト達は理解出来ていないのか固まっているものと仕方ないがやりすぎだと思うもので
9:1で別れている
「これが私とあなたの差…わかった?」
ロヴィーナはそういう
ここで『はい』やらなんやら言っておけばいいものをやられキャラくんはあろうことかロヴィーナを睨みつけた
「そう、あなた私をなめすぎ」
ロヴィーナがそういうと足をどかす
ロヴィーナが言ったことが耳に入ってないのかどこか勝ち誇った顔で立ち上がろうとするやられキャラくん
もちろんそれはただの勘違いである
ロヴィーナは首を死ぬな無い程度の力で持ち上げる
やられキャラくんは悶えているがロヴィーナには関係なかった
「私が人を殺せないとでも思った?それとも元クラスメイトの自分は殺せないとでも思った?」
少しづつ手の力を入れる
そして元クラスメイト達がと目に入らないようにそちらにはさっきを向けている
この場でロヴィーナに力で止められるものは誰一人いないだろう
「…そろそろいっか」
そういうとロヴィーナは手を離し席に戻る
元クラスメイト達はというと腰を抜かしているものや気絶しているもの
たっているものでも顔は青かった
その光景を見てとりあえず意識だけでも取り戻させようと回復魔法を元クラスメイト達にかける
「わかった?なんで私が失望したか」
「僕たちが…圧倒的に弱いから…」
「そ、その通り」
私の問いに答えたのは…誰かな?
僕っ子でこんな話し方で…えっと…
あっ!生徒会長!名前は…いっか
そういえばあの日も生徒会長動揺してる子達のケアしてたな〜
「それで?あなた達なにか情報持ってない?」
「じょ、情報って…なんの…」
ん、今回は生徒会長じゃないな
…てか誰?
「そんなの私たちを殺した『なにか』に決まってるでしょ」
「そんなの魔王に決ま…グァッ!」
言い切る前にロヴィーナはそいつの顔をけった
元クラスメイト達はそれにも驚いたが何より見えなかった
ロヴィーナの行動が何一つ見えなかった
圧倒的な力の差を見せられつけたと周りは感じたがそれは違う
ロヴィーナは名前も知らないが元クラスメイトだ
殺す覚悟は出来ているが攻めてもの情けで一度だけ助けた
ちなみにこの行動の真意を知る者は生徒会長ともう一人だけだった
「何すんの!可哀想だよ!」
誰かがそういうがロヴィーナは全く気にしていない
というよりロヴィーナは助けた立場なので気にする理由がない
「アムール、こいつは何か言ったか?」
そう言って私が振り向くと思った通りアムールは剣を抜きかけていた
そして私の問いに目を伏せ頭を横に振りながら剣をしまった
「そうですね、何も言ってません」
「そうだよね〜まさか勇者が同盟国の魔王国の五人の魔王様を根拠もないのに敵って言うわけないよね〜」
私が言い終わってアムールに向けていた視線を元クラスメイト達に向ける
人目でわかった
理解出来てる人とできてない人で別れてるな…と
まさかここまでとは…
私たち精神年齢二十歳超えてるのになんで分からないかな!?
さすがこれはわかって欲しかったよ!!!
「私が見たところわかってないのが数名いるから説明しといてね生徒会長」
「えっ!?僕!?」
「頼んだよ〜」
そうして私は生徒会長にまるな…ケホンケホン
頼んで席に戻る
疲れた…主に精神的に…こういう時は甘い物だよね!
机出して〜お〜か〜し〜は〜
「あっ…」
「ど、どうかなさいましたか?」
「餌付けしすぎたか…」
「い、今…なんて…?」
聞かれ…てないなう…アムールに聞かれたか…
顔赤くしてプルプルしてる…
仕方ない
ロヴィーナの行動に元クラスメイト組は頭の理解がついていけてなかった
なぜならロヴィーナはパソコンを取り出したからである
「ん〜マリトッツォ流行ってるのか〜それに台湾カステラにチーズケーキ、フルーツサンド…
全部ポチッとこ。韓国系のも流行ってるのか〜
ん〜アムールは何食べたい?」
アムールは未だに先程のことを引っ張っているのか顔を赤らめプルプルしながらそっぽを向いていた
「い、いらない…です…」
「そんなに無理しなくていいよ!」
「む、無理…なんて…し、してません!」
アムールとロヴィーナが甘い雰囲気を漂わせている中元クラスメイト組のほとんどは頭に?を浮かべていた
「アーちゃんアーちゃん」
「どうしたのリューちゃん」
「…百合だね」
「うん」
「この世界同性OKって知ってたけどパソコンの存在が曇るくらい甘々だね」
「甘々だね」
今のロヴィーナとアムールのやり取りは俗に言う痴話喧嘩である
さらに周りへのダメージは大であった
しかも恋仲でないと知ったら周りはどう思うだろうか
プリュイは間違いなく「あんたらあの兄妹か!!!」と思うだろう
「機嫌直してよ〜」
「な、なら」
「なら?」
「キス…してください…」
「…いいよ」
私が立ち上がると何故か五人くらいの元クラスメイトが「キャー!」と恋愛漫画の周りの女子のように叫んでる
最初のお姉様まだ続いてたんだ…生徒会長が赤らめてそっぽ向いてる…うぶめ
アムールは…こっちも赤らめてる…
「アムール…目…閉じてね」
アムールは目を閉じてただただ頭を縦に降ってた…
可愛い…
そして私は唇を落とした…アムールの頬に
私が唇を頬からはなすとアムールはこちらを見た
それからいたずらっぽく自分の唇に指を添えて言った
「唇にして欲しかった?」
「い、いいえ…」
アムールは嬉しさ半分やはり唇に欲しいと思ってしまった
しかしロヴィーナがそんなことするはずないとわかっていたがやはりそんな期待がどうしても出てしまった
ごめんね…アムール…この気持ちは…きっと許されないから
3000文字+百合入れました…許してください!上手くもないくせにスランプなんです!




