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転生王女の進む道!〜彼女たちに出会って幸せになるまで〜  作者: 妃白
第一章 勇者集結編〜覚醒への一歩〜
20/41

エピソード20:始動

「お前達!この4年間よく頑張った!」

「姫〜普段通りの喋り方でいいんじゃねーか?」


ロヴィーナが騎士団長ぽく言うが一人の騎士がそう問いかける


「こういうのは雰囲気が大事なの!まぁ〜もう遅いか。みんなよく頑張ったね〜」


騎士の問いにそう答えたが吹っ切れたようでいつも通りの口調に戻った

そして騎士たちは四年前のことを思い出していた

あれはまさに…地獄だったな…と


〜一年目〜


「さて!みんなにはこの四年で最低でもレベル60を目指してもらいます!」

「「はぁ〜!?」」

「ん?どうしたの?」


ロヴィーナの出した目標を聞いてアムールすら「何言ってんだこの人?」みたいな顔をしている

ここにいるもののほとんどはレベル5あたり

それをたった四年でレベル60は正直無謀である


「あ〜!大丈夫大丈夫!私が団長なんだから何がなんでも達してもらうよ」


今までホワホワ〜とした空気をまとっていたロヴィーナだったがその空気が一気にキリッとした空気に変わった


「と言ってもこのままじゃ無理だからみんなにはこの一年体づくりをしてもらいます!」

「体づくりですか?」

「そ、体づくり。まず土台からだよね〜。みんなの心はしっかりできてるけど体はまだまだだから頑張ってね♪」

「はい!」


〜三十分後〜


「「姫の鬼〜!」」

「頑張れ頑張れ〜」


みなからそう言われるがロヴィーナは行けるだろうと思い簡単に流す

今騎士たちはキングベアーという魔物に追いかけられている

ちなみにトネールとレクレールはアムールと戦っていた

理由としてはトネールとレクレールのスキルを慣れさせるためである

もちろんロヴィーナはサボっているのではなくロヴィーナはロヴィーナで魔物と戦っていた


「ギャー!」


すると騎士の一人が転けてしまいキングベアーに襲われそうになっていると

キングベアーの首が落ちた


「お疲れ〜とりあえず休憩!」

「「は、はい…」」


そしてこの一年は毎日魔物に追いかけられては逃げていた


〜二年目〜


「さて!みんな体は仕上がったところで!魔物狩りに行ってみよう!」

「「おー!」」


なぜみながこんなに団結しているかと言うと追いかけ回された恨みを晴らすためである

普通ならトラウマになるがここにいるのはロヴィーナの魔法に耐えた精鋭である

こんなことで心は折れない


「じゃあトネール隊、レクレール隊、アムール隊に別れてね!私はローテーションで回っていくから何かあった場合…はないかな!もしもの時は逃げ切れるよね!よし出発!」


三つの部隊が出発するとロヴィーナは自分のステータスを見ていた


「気づいたらレベル60になってたな〜。えーと確か…あった!これこれ!」


そういいロヴィーナが選んだスキルは「スキル付与」だった

スキル付与は自分の仲間に自分のスキルの効果を一時的に与えるスキルである

このスキルで「成長速度上昇」をみんなに付与した


「あとは…これこれ!」


今度は「スキル強化」というスキルを選んだ

このスキルは名前の通りスキルを強化するスキルだ

これでみんなに付与した「成長速度上昇」を強化することで目標のレベル60を予定通り達成させる


「さてと…行きますか!」


そうつぶやきロヴィーナは走り出した


〜トネール隊〜


「よっしゃ!キングベアー討伐完了だ!」


一人の騎士がそう叫ぶとみなが声を出して喜んだ

ちなみにトネールは喜んでいるようだったが表情には出てなかった


「っておい!レベルがめちゃくちゃ上がってるぞ!」

「本当だ!」

「姫のおかげだろう。さすが姫だ」


トネールがそう言うと周りの騎士たちは「なるほど!」や「姫すげー!」と言った感じで騒いでいた

するとちょうどそこにロヴィーナが来る


「おーキングベアーに勝ったんだね!」

「はい姫」

「なるほど…ちょうどいい!みんなにプレゼント!頑張ってね!」


そう言うとロヴィーナは行ってしまった

しかし誰一人ロヴィーナの「プレゼント」という言葉の意味がわからなかった

しかしその意味はすぐに分かることになる

後ろから無理やり森を歩いてくる音がする


「エンペラー…ベアー…」


それはベアー種の魔物の中で最もパワーがある魔物である

今のトネール隊の平均レベルは15

勝てるかと言われればほとんどの人はNOと答えるだろう

しかしロヴィーナは勝てると判断した


「「姫の鬼〜!!!!!!!」」


騎士たちの声が森に広がった


アムール隊


「「姫の鬼〜!!!!!!!」」

「ん?」

「アムール副団長どうしました?」

「いや、気のせいだろう」


アムール隊は弱めの魔物から討伐していき少しづつレベルを上げていた

しかしアムール隊は三つの隊の中で平均レベルが25と最も成長していた

理由としてはアムールは陣営や経験値が多い魔物、初心者向けの魔物などと学園で学んでいたからである


「おーやっぱりアムールのとこが一番レベル上がってるね!」

「ロヴィーナ様」

「姫って呼んでくれてもいいのに」

「そう…ですか…」

「あっ!もうすぐ来ると思うから頑張ってね♪」


そう言うとロヴィーナは直ぐに行ってしまった

またしても誰もロヴィーナが言ったことの意味を理解していなかった

すると空から大きな鳥種の魔物がきた


「エンペラーコンドルですか」

「ど、どうしますか!?副団長!」

「はぁ〜…ロヴィーナ様ギリギリ狙ってきてますね」


そう言うとロヴィーナは冷静に分析して勝てると判断した

エンペラー系統の魔物は平均レベル25から40でないと勝てない

エンペラーベアーは平均レベル25

エンペラーコンドル平均レベル35


「全員!戦闘態勢!ロヴィーナ様が勝てると判断したなら私たちは勝つ!それだけです!」

「「おおー!」」


〜レクレール隊〜


「「おおー!」」

「さっきからどうしたんですかね?」

「さぁ?」


さっきは「「姫の鬼〜!!!!!!!」」と声が響いて来、今度は団結する声が響いて来た

全く状況がわかっていないが去年を経たものたちからすれば「また姫がなにかしたな」と考えるのは容易だった


「みんな順調?」

「あっ!姫!」

「ふむふむ平均レベルは15か、ちょうどいいね!」

「何がですか?」

「ん〜秘密〜じゃあね」


そう誤魔化しロヴィーナは行ってしまった

そしてみなは理解した

なぜアムール隊とトネール隊の声が響いてきたのかを


「エンペラースライムって…姫!甘く見すぎ!」


エンペラースライム

それはエンペラー系統で最も弱い魔物

周りの反応からアムール隊、トネール隊はエンペラースライムでは無い

それゆえレクレールは少し怒っていた


「みんな!勝つよ!甘く見てきた姫にギャフンと言わせなきゃ!」

「おおー!」


〜十分後


「みんなお疲れ様!うんうん!やっぱり勝ってくれた!」

「姫、やりすぎです」

「姫〜!私そんなに弱そう!?」

「お、落ち着いて…」


トネールとレクレールからそう言われるがロヴィーナは落ち着かせることを優先した


「やりすぎって言われてもちゃんと考慮したんだよ!あと別に弱いと思ってないから安心して」


ロヴィーナはそういいレクレールの頭を撫でる

ちなみになぜレクレールがエンペラースライムなのかと言うと近くにいたのがコイツだけだったからである

もちろんロヴィーナはそれをレクレールに伝えるつもりは無い


「…私の方が頑張ったのに」


そう聞こえないくらいの声でアムールがつぶやくがロヴィーナ何はしっかり聞こえていたようでロヴィーナはアムールに対してこちらに来るようにと手招きする

少し恥ずかしそうにアムールはこちらに来るとレクレールと同じように頭を撫でた

それを見たレクレールは「ムッ」とヤキモチを焼いた顔をする


〜三年目 後半〜


「さて!みんな目標のレベル60まであと少しということで!みんなの覚悟を再確認します!」

「姫〜どういうこと?」

「ん〜着いてからのお楽しみ?」

「なんで疑問形?」


そんな会話をしつつクロユリ団は城の地下まで来ていた

そこは死刑が確定した犯罪者が閉じ込められているところだった

みな進むにつれ明るい雰囲気だったが少しづつ暗くなって行った

そして一つの広い部屋にたどり着いた

そこには目隠しさ、手錠をかけられて動けないようにしているもの達がいた


「さて、それじゃ覚悟をもう一度見せてもらおう…こいつらを殺せ」

「「っ!」」

「安心しろこいつらは死刑が確定してる。もちろん許可もとってある」


ロヴィーナがそう安心させようとするがその意味は全くなかった

もちろんいい意味の方ではなく悪い方の意味で

すると追い打ちをかけるように死刑囚の一人が叫んだ


「た、頼むよ!殺さないでくれ!これから改めるから!人も殺さないから!な!?」


死刑囚の言葉で周りがさらに動揺し出す

そんな中冷静だったのはロヴィーナとアムール、レクレールにトネールだけだった


「そう言うけどさ…助けてって言った人に君何した?」

「そ、それは…」

「無理やり汚して弄んで殺したよね…なのに助けてって…都合よすぎない?」

「クソが!俺は死にたくねぇんだよ!さっさとはずしやが…ギャァァ!!!!」

「ゲスの極みとはこのことだな」


死刑囚がいい切る前にロヴィーナは死刑囚の方に短剣を突き刺した

ほかの死刑囚は震え出した

しかしだれもこえをだすことができなかった


「嫌だー!!!死にたくな…「黙れ下衆」


そいうとロヴィーナは短剣を首に思いっきり突き刺した

だれも声をは接せず、死刑囚達は静かに泣いていた


「じゃあ一人殺してって」


そういった時のロヴィーナの目は光が点ってなく静かな闇が拡がっていた

その目を正面からとらえた三人の騎士が前に出て死刑囚を一人づつ殺した

アムール、レクレール、トネールである


「合格、あとは?」


ロヴィーナはそう問いかけたがだれも答えようとはしなかった


「…じゃあ今日は終わり続きはまた明日」


そう言うとロヴィーナはスタスタと部屋から出ていった

騎士たちも続々と部屋から出ていくがアムールは少し考え事をしてから部屋を出た


ロヴィーナは一人森まで行き誰もいないことを確認すると嘔吐した

しばらくすると顔色も少し良くなり嘔吐もとまった


「はぁはぁ…なんでかな…前までは大丈夫だったのに」

「ロヴィーナ…様…」

「アムー…ル…」


聞き覚えのある声がし、振り向くとそこにはアムールがいた

とても心配した様子でロヴィーナを見ていた


「どうしたんですか…?」

「だ、大丈夫…ただちょっと吐き気がしただけ…」

「やっぱり…フェリチタ様が…」

「フェリチタは!…関係ないから…大丈夫…」


そう言うとロヴィーナはふらついた様子で行ってしまった

アムールはその姿をただただ見ることしか出来ない自分を恨み、

盗み見していた騎士たちはロヴィーナの弱さを知り強くなる決意を強くした


「…まさか一日で行けちゃったか。もっとかかると思ってたのに」

「姫…俺たちは弱いです…でも!姫の力になりたい!それは分かってください」

「…心に留めとくよ」


〜現在〜


「ということで!みんな正式に騎士になりました!おめでとう!しかも全員レベル60越え!」


ロヴィーナは子供らしくはしゃいでいた

それを見て周りはやはり年相応な女の子なんだなと思った


「そしてこれが私たちクロユリ団の鎧だ!」


そういいロヴィーナがスキル「異次元空間」から出したのは軍服だった

男用はシンプルにできており色は黒と青が入っていた

女用は作りはほとんど男用と一緒だかスカートで色は黒と赤が入っている


「姫を疑うわけじゃないけど耐久とか大丈夫なのか?」

「大丈夫大丈夫!これは動きにくい鎧と違って動きやすさはもちろん鎧本来の弱点を無くし、攻撃力上昇のバフがかかっていて防御はそこら辺の鎧を軽く上回る性能だ!」

「…」


ロヴィーナはそう熱弁するがみなは唖然としていて理解が追いついておなかった

それを見たロヴィーナは何かを思いついたような顔をした


「よし!じゃあこれを着て魔物退治だ!ちなみに武器はなしただよ!」

「「えぇぇ〜!?」」

「しゅっぱ〜つ!」

「「それは無いですよ!姫〜!」」


〜辺境伯邸〜


「起きてる〜?そろそろ出発だよ〜」


ドアを二回ほどノックする音がした後聞き覚えのある声が聞こえた


「ちょっと待って、もうすぐ着替え終わるから」

「わかった、そう伝えとくね」

「うん、ありがとう」


するとドアの向こうから足音が遠ざかっていく音がした

私は仕上げにリボンを結んで鏡の前に立つ


「…よし!完璧!」


鏡の中の自分を見て髪の崩れやリボンが曲がってないかなどを確かめてくるりとそこで一周回る


「にしても前世黒髪だったからこの髪の色なれないな…」


そう少女が言うと髪を手にまきつけクルクルと回してあの日の濃い思い出を思い出す


「みんなどうなってんだろ?私見てビックリするかな?」


再開した時の様子を想像し、「フフフ」と笑ってしまう


「って!急がなきゃ!」


そういい急いでドアを開き外に出る

そこには前世からの親友が待っていた


「遅い!」

「ご、ごめんね」

「早く乗って!行くよ!」

「うん!王都へしゅっぱ〜つ!」


少女は馬車により可愛らしく手を挙げそういった

ついに勇者たちが集まる次回!

お楽しみに!

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