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代償愛  作者: リリ
2/10

山猿の襲撃

謎テクノロジー出ます(ネタバレ)

「…か…ラ…」


私は聞きなれない声を聞いた気がした…


「お…サリ…」


いや、この声は…


「起きぬか。サリエラ、もう朝だぞ。」


そうだ!この声はアカメだ!


「さっさと起きんか!サリエラ!せっかくの私の飯が冷めてしまうではないか!」

「おはようアカメ!」

「全く…ようやく起きよったか…ほれ、さっさと席につかんか。飯が冷めてしまうぞ。」


私はそう言われて急いで席につく。

アカメは少し不機嫌そうだった。


「良いか?飯を食う時はまずは命への感謝を捧げる必要がある。今からその感謝の儀を行う。私のやってる事をよく見て学ぶ様に!」

「うん!分かった!」


アカメが目を閉じて手を合わせる。

私も目を閉じて手を合わせる。


「我、その命狩りて、ここ生きする事、喜びと感謝の意を捧げん…」

「われ、そのいのちをかりて、ここにいきすること、よろこびとかんしゃのいをささげん…」


言いなれない言葉に少し戸惑いながらアカメの言葉を復唱する。


「サリエラ、もう目を開けても良いぞ。」


私は目を開けてアカメを見る。

アカメは相変わらず不機嫌そうだ。


「アカメ、怒ってる?」


私が恐る恐る尋ねると、アカメは不機嫌そうに答える。


「うむ。私の村に何者かが攻撃を仕掛けて来よったからの…幸い、私が居たから大事には至らなかったものの、その被害は軽くはない…」


そう言うとアカメは黙々とご飯を食べ始めた。

私も食べようとしたが…


「あっつ?!」


熱かった。


「ククク…もしや、サリエラは猫舌かの?」


少しだけ楽しそうな目をしてアカメが言う。

私は熱くてヒリヒリする舌を出して言う。


「うん…熱いのは苦手…」

「そうか。ならば、こうすると良いぞ!」


アカメはそう言うとご飯を少量取ってフーフーと息をかけ始めた。


「アカメ、何やってるの?」

「良いから、サリエラもこうするんじゃ!」

「わ、わかった…」


私はアカメに言われた通りにフーフーと息をかけてみる。


「それでサリエラでも食べられる温度になったはずじゃ。ほれ、食ってみな。」

「うん?」


私はアカメに言われるがままに恐る恐る食べてみると…


「美味しい!アカメ、凄い!」

「ふふん♪そうであろう?私の料理はすこぶる美味いぞ!」


アカメが得意げにドヤ顔をしている。

ちっちゃい身体に見合った可愛いドヤ顔だ。


「ほんとにこんなに美味しい食べ物は初めて食べた!なんて食べ物なの?」


私がそういうとアカメは少し楽しそうに微笑みながら言う。


「これはステーキと言う料理じゃ。動物の肉を切って焼く事によって出来るものなんじゃ。料理は奥が深いんじゃぞ?使う食べ物によって味も変わるし、調理法も変わる、つまりは美味しいものが自分で作れるんじゃ!どうじゃ?素晴らしい技術じゃろ?」

「凄い!アカメはほんと凄いよ!」

「ふふん♪私にかかればこんなのおちゃんこさいさいじゃ!」


正直、よくわかんないけど、アカメも嬉しそうにドヤ顔してるし、多分凄い技術なんだよね?


「あ、そうじゃ!」


アカメが思い出した様にパンと手を叩いて言う。


「後で私の村を案内してやろう。そうと決まれば早速準備じゃ!サリエラの服も用意せねばな!ふふん♪忙しくなるぞ〜♪」


アカメはそう言うとすごい速さでご飯を食べ終えて支度を始めた。

私も急いで食べようとした…


「あっつ?!」


そうだった…料理って熱いんだった…

私はゆっくりと冷ましながら食べる。


「うむむ…私の家には男物しか置いておらぬからなぁ…村の者に布を分けてもらおうかの…ふふん♪大忙しじゃ♪」


アカメは楽しそうに服を見ていた。

私はふとアカメがすごく大きな服を出したのを見て懐かしさを感じた…


「アカメ!それ!その大きい服着たい!」

「うむ?このワンピースの事かの?」

「うん!ワンピーシュ!」


…噛んだとか言わない。


「うむ。これは本来は部屋着用なのじゃが…サリエラがこれが良いと言うのならばくれてやろう。」


私の髪の毛の色と同じ夕焼け色のワンピース…

私はご飯を食べ終えて、すぐ着替えようと思ったのだけど…


「…アカメ、これどうやって着るの?」

「そこから?!」


アカメが驚いてた意味がわからないけど、私は水に濡れると力が出なくなるから水浴びなんてしないし、基本的に同じ服の着回しが前提だしね…


「まずは、下着以外の服を全部脱いで…ってなんでもう脱いでるんじゃ?!」


アカメが真っ赤な顔で言う。


「え?だって、アカメが脱いでって言ったし…」

「そうじゃったな…」


アカメは何故か肩を落としていた…

よくわからない人だ…


「次はそのワンピースの広い方から頭を入れるんじゃ。後は多分分かるじゃろ?」


広い方から頭を入れる…

えっと…確か…

そうそう!腕を出すんだよね!

アカメにちょっといいところ見せちゃおっ!


「着れた!」


ふふん!どうよアカメ!私もやれば出来るのだよ!

あれ?なんでそんな難しい顔をしているの?


「サリエラ…」

「んー?」


なんとなく嫌な予感がした。


「それ、前と後ろ逆だよ。」

「え…えぇ!知ってたわ!試してみただけよ!」


ぎゃああああああ!めっちゃドヤ顔で着れたって言った結果がこれって無いよおおお!

めっちゃ恥ずかしい…

なにが試してみただけよ!だよぉ!試されてるの私だよぉ!

穴があったら入りたい…うぅ…


「穴があったら入りたいのは分かったんじゃが、この後すぐやる事があるのじゃ。」

「ぎゃあああああ!全部喋ってたああああ!」


ん?今、やることがあるって言ってたような…


私は少し深呼吸をして落ち着いて言う。


「そう言えば、この後すぐやることってなんだ?」

「まあ、歓迎の儀式のようなものじゃ。簡単に言えばサリエラを村の者に紹介するのじゃ。」

「そういう事か。じゃあ、早く着替えて準備してやらねぇとな!」



「よし!出来たぞ!どうだアカメ!」

「うむ。上出来じゃな!飲み込みが早くて偉いぞ!」


ふふん♪私だってこれくらいの事は出来るのだ!


「まあ、靴下を履いただけなのじゃがな…」


ふっふーん♪アカメがどう言おうと出来たのだ!


なんてドヤ顔をしていると外から慌ただしい声が聞こえる。


「…む?何か来ておるようじゃの…どれ。私たちも様子を見に行かねばな…」

「うん!」


胸騒ぎがする…

何かとても良くない事が起きそうなそんな感じ…

気のせいであってくれるといいのだけれど…


私とアカメは急いで外へ駆け出す。


「お前たち、何を騒いでおるのじゃ?!」


アカメが集団に駆け込んで言うと集団の中から1人の狼の様な姿をした女性が現れて言う。


「ヴェルエールさん…逃げ…て…」


それだけを言うとその女性はその場に崩れる様に倒れる。


「おい!アスレート!しっかりするんじゃ!」


アカメがアスレートの胸に耳を当てて首を振る…


「そんな…!」

「この死に方は生物兵器の可能性が高いのぅ…私の技術で何とか出来ないものではなさそうじゃが…」


集団が前の方からバタバタと倒れて行くのが音だけでもわかった。


「まずいのぅ…このままでは全滅じゃ…」


アカメはそう呟くと声高らかに集団に言う。


「皆の者!引けー!奴らは私が何とかする!お前たちは逃げろー!」


そんな!とか、いけません!なんて声が集団から口々に飛び交う。


アカメはもう一度声高らかに集団に言う。


「後は私に任せて引け!さもなくば無駄死にぞ!」


私も出来る限りの大声を出して言う。


「皆!逃げてー!早く逃げないと全滅しちゃうよー!」


私たちの必死の呼びかけで集団は皆私たちの後ろの森へと避難して行った。


「サリエラ、お前も逃げるんじゃ…」

「いいえ。私も残るわ!」

「これ!言うことを聞かぬか!」

「もう一度言うわ。嫌よ。アカメだけ置いて逃げる訳には行かないわ。」


そうだ…私だって戦えるんだ!

だから、アカメを一人になんてしない!


アカメは私の目をしっかりと見る。

私も目をそらさずにじっと見る。


「わかった。ただし、ちょっとでもヤバいと思ったら直ぐに引け。いいな?」

「わかってるわ。」


そう…今度は私が助ける番なんだから…

それにこれは多分私のせいだし…


わらわらと少数の軍を引き連れてやってきたのはあの山猿の少女だった。


「おうおうおうおウ!化猫さんヨォ!始祖様の命令に背いてそいつらの側につくタァ!いい度胸してんナ!」

「ふん!私がどうしようと勝手だろ!お前らには関係ねぇよ!」

「それがそうとも言えねぇんだナ!おめぇの隣に居るそのガキは始祖様が探してるものを持ってるみてぇだからヨォ!そいつを渡してくれりゃ、命だけは助けてやるゼェ?」

「小癪な!私の爪で今すぐ切り刻んでやる!」


私が山猿の顔を目がけて爪を前突き出して飛びかかるが…


「おっト!こいつがどうなっても良いのカ?」


そう言って先程の狼の様な女性の頭を鷲掴みにして盾にする山猿の前に爪を引っ込めると…


「フハハ!馬鹿だナ!くたばレ!」


山猿の強烈な右ストレートが私の腹に抉り込まれる…

その衝撃でアカメの横まで飛ばされる。


「サリエラ!」

「大丈夫!ちょっと軽く殴られただけだ!」


山猿はニヤニヤと笑いながら言う。


「どうしタ?ご自慢のその爪でオレを切り刻むんじゃねぇのカ?アハハハハハ!馬鹿なヤツだナ!お前らはヨォ!」


山猿が私たちの何倍もある大きな岩を片手で持ち上げて言う。


「くたばりナ…始祖様の命に背きし、下劣な魂ヨ…おらヨ!」


ものすごいスピードで投げられた岩が私たちを目がけて一直線に突撃してくる。


「ウソだろ…」


こんな終わり方ってねぇよ…な…




「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


アカメが突然雄叫びをあげて自らの手を竜の様な鱗状にして巨大化させて岩を殴る。


その岩は木端微塵に砕け散った。

そして、黒いオーラを纏ったアカメが言う。


「三つ数える前にその娘を離して消えろ…」

「キ…キキッ!調子に乗んなヨ?その程度の岩を割ったくらいで勝った気になってんじゃねぇゾ!」


アカメはさっきより圧をかけて言う。


「もう一度だけ言うぞクソ猿…三つ数える間にその娘を離して消え失せろ…」

「フン!生意気ナ!殺してやんヨ!」


山猿がアカメに飛びかかる為に足を踏み込む。


「1つ…」


山猿の足に力が入って飛びかかる。


「2つ…」

「死ネェ!」


山猿の拳がアカメの顔に迫る。


「3つ…」


山猿の拳がアカメの目の前でピタッと止まる。


「時間じゃ…その娘を離して消えろ…さもなくば…」


アカメの目が紅に輝く。


「その命を奪う…」


アカメがそう言い終わると山猿が突然パタリと眠る様に息絶えた。


山猿の軍がざわつき始める。

アカメはそれを制するように言う。


「貴様らにチャンスをやる…この者の様に死ぬか、ここから消えるか…好きな方を選べ!」


集団がざわめく…

その中から何人かはアカメに飛びかかってきた。


「なんて愚かな生命だ…」


アカメがそう言うと飛びかかってきた全てのヒトが地に落ちて息絶えた。


それを見た山猿の軍は一人を除いて一目散に撤退して行った。

アカメは最後に残った一人を見て言う。


「お前はどうするつもりじゃ…妖蝶(ヨウチョウ)よ…」

「ボクは…」


妖蝶の少女少し俯いて言う…


「始祖様の命令に従うなら貴方を連れて行かなければならない…でも…」


次の瞬間、彼女から驚くべき言葉が発せられた。


「ボクは貴方の仲間になりたい…」

「ほぅ?私たちの村を襲撃しといてその様な事が許されると…?」


彼女は少し泣きそうになりながらもしっかりとアカメの目を見て言う。


「ならば、ボクにその罪の償いをさせてください!奴隷としてでも良い!だから!」


彼女の目から大粒の涙が溢れそうになる。


「ボクを…一人にしないでください…わがままで自分勝手なボクをどうか…」


雫が落ちる。

アカメは彼女の目を見て言う。


「よい。ならば、私の知り合いに良きものが居る。今宵はここで泊まり、明日の陽が昇る前にこの村を出よ。場所は追って説明してやる。異論は無いな?」


彼女が顔を上げた勢いで目の雫が落ちる。


「はい!お役に立てる様に頑張ります!」

「うむ。それと、サリエラ、奴らのバラ撒いた仮死ウイルスのデータから特効薬を作成したから、倒れておる者達に飲ませてやるのじゃ。」

「うん。任せて!」


私はアカメが作った特効薬を手早く皆に飲ませる。


「ところで、アカメ、さっきの薬はいつの間に作ったんだ?」

「この村の不思議な機械にデータを送信して自動で作ってもらったんじゃよ。。転送も自動でしてくれるから便利なんじゃよ。」

「なんだかよく分からないけど凄いな。」


そして、最後の一人に薬を飲ませ終える。


「これでしばらくすれば皆起き上がってくるじゃろう。アリアール!」


アカメがそう言うと村の人達が逃げ方から一人の狐の様な大きな耳とふさふさの尻尾の生えてる少女が現れた。


「なに…?」

「この妖蝶の女子(オナゴ)を明日まで面倒見てやってもらえんか?」

「リラ…任せる…」


少女はそう言うと妖蝶の少女に近づいて言う。


「アリアール・リリアル・ラシェール…リラ…名前…あなた…名前…教える…」

「えっと…ボクは…」

「アリアール、こいつらには名前がつけられてないみたいじゃぞ。私と戦ってくれた化猫のサリエラの時もそうじゃったみたいじゃ。」

「そう…」


リラは特に驚いた様子もなく感情のない声で言う。


「ごめんなさい…ボク、名前が無いんです…」


妖蝶の少女が泣きそうになりながら謝る。


「なんで謝る?リラ…理解…出来ない…」


リラが不思議そうに首を傾げる。


「だって…ボク…質問に答えることができなかったんですよ?」

「仕方ない事…皆…産まれる…名前…貰う…リラの村…常識…」

「つまりだ、私たちには産まれてからすぐに名前が貰えるのは当然だけど、それは私たちの常識だからあんたに無くても仕方が無いって言いたいんじゃ。な?」


アカメがリラに確認を取るように言う。


「うん…」


リラは相変わらず感情のない声で素っ気ない返事をする。


「あなた…グラシアス…」


リラが妖蝶を指さして言う。


「要するにお前の名前はグラシアスだって事じゃな?」

「うん…」


妖蝶…いや、グラシアスはとても嬉しそうに頬を緩ませて言う。


「ありがとうございます!ボクにはもったいないくらいとても素敵な名前ですね!」

「別に…名前無い…不便…」


少しだけ頬を赤に染めてそっぽを向くリラにアカメが楽しそうに言う。


「そのわりには嬉しそうじゃのう?」

「…ヴェルエール…意地悪…」


リラが少し拗ねた様にそう言う。

アカメはドヤ顔しながら言う。


「フッ…私の名はアカメ・ヴェルエールなのだよ。アリアール君。」

「ヴェルエール…名前負け…フフッ…」

「これ!何を笑っておる!サリエラがつけてくれた名じゃぞ?」

「フフッ…サリエラ…名前…素敵…」


少しだけ楽しそうにリラが微笑む。

その様子は年相応の少女そのものだった。


「私、ネーミングセンスを褒められたのは初めてだわ。」

「そう…?リラ…素敵…思う…」

「ふふん♪私はリラのネーミングセンスもとてもいいと思うぞ!」

「フフッ…リラ…嬉しい…」


やれやれと言いたげにアカメはグラシアスに言う。


「全く…あいつらは…ここにも可愛い新人がおると言うのにのぅ?」

「あはは…そうですね。」

「あ、そうじゃ。お前さん…じゃなくて…グラシアスの弱点を教えてくれるかの?」

「ボクの弱点を…ですか?」

「うむ。村によっては風呂ではなく、火で身体を浄化する所もあるからのぅ。あの様ないざと言う時に戦える戦力も少ないし、何より私たちの都合で仲間に死なれては困るからのぅ。」


グラシアスは少しだけ考える様にして言う。


「そうですね。ボクは見ての通り、蝶なのでこの美しい羽が濡れると飛べなくなって力が出にくいですね。陸上戦も得意ではありますが、やはり美しい羽が濡れると不利になります。」

「了解じゃ。それならば、水に濡れぬ村に紹介してやろう。ここからだとちと遠いが大丈夫か?」

「はい!ボクは先程も申しあげた通り、この美しい羽で空を飛べるので大丈夫だと思います!」

「うむ!それならば、安心じゃな。」

「はい!これからもよろしくお願いします!」


いつの間にか雨はやんで、キレイな夕焼けが彼女の笑顔と重なって眩しく輝いた。


「うむ。よろしく頼むぞ。」


それぞれの居場所へと帰りながら夕焼けは彼らを照らす。

そして…


「…」


彼女もまた彼らを見守っていた。

ここまでで登場したキャラクターを簡単に紹介します。


アカメ・ヴェルエール

種族:不明

新緑の村(ヴェルランディ)の長で体質を自在に変化させ、身体の大きさを自在に変える能力を持つ。村の内外から尊敬と信頼を一手に引き受ける人望の厚い人。近隣の村は全て彼が一人で作り上げた。一人称は私。二人称は基本的に名前呼び。三人称は不定。


サリエラ・ヴェルエール

種族:化猫(ネコ)

超速回復能力と自在に出し入れできる爪を持つ本作の主人公ポジ。一人称は私。二人称は親しい相手以外はお前と呼ぶ事が多い。三人称は不定。


如月(キサラギ)アスレート

種族:人狼(ウルフ)

極東の村出身。特徴的な垂れ耳とシュッとした尻尾が特徴的な人狼の女性。この回では活躍を見せられなかったが、戦闘においては見た目に似合わない強靭な肉体と雄々しい爪で戦う。その実力はこの村でも一二を争う実力の持ち主。一人称はワス。二人称は貴方。三人称はあちら様。


アリアール・リリアル・ラシェール

種族:九尾(キツネ)

普段は一つしかないが、戦闘時には九本の尻尾を自在に操って攻撃する。一人称はリラ。二人称はあなた。三人称はあいつ。


グラシアス

種族:妖蝶(ヨウチョウ)

本人も美しいと自負する美しい桜色の羽を持つ少女。基本的に自分に自信がなく、羽の事以外で自分を褒める事はほとんどない。戦闘は主に空中戦を得意としている。一人称はボク。二人称は不定。三人称はあちら。

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