第99話 フィオナ
「ウィル、本当なの」
「本当だ。」
「ウィ、ウィルさん、ミアさんはわかりますが、ボクは」
「澪の祖先は、フィオナの子供にあたる。」
「そうだったんですか、、、」
「これでわかったか、お前達三人は、自分達の祖先の関係でいたにすぎない。そうだろ絶対神ソリュート」
「、、、」
「、、ウィル、どうなの。私達はそんな存在だった。私達はフィオナさんの子孫だから守ってくれたの」
「、、、いや、違う」
「ほんとに、」
「そうだ、俺は、、」
「私達のことって、ウィルにとってどんな存在」
「、、、、、一緒にいたい人。愛する人だ。俺にとって二人は大事な人だ」
「くっ、、では、もう一度制裁を加えましょう。人のような感情、その神としての不純さ。私が裁きます」
ミアの首にかざしていた刃を、エンドレスは勢いよく引こうとしたが、、
「おい、なにやったんだ。」
俺は刃を掴むと、握り潰す。当然握った俺の手は血塗れだ。
「ウィル、」
「俺はもう、引きづらない。フィオナのことは忘れる」
俺はそう言うって首飾りを外そうとしたが、ミアはそれを優しくとめる。
「忘れなくていいよ、フィオナさんは、ウィルが大好きだったんでしょ。忘れちゃうなんて可哀想だよ」
「、、、、、そうだな」
俺はそう言うと首飾りを大事に仕舞う。
「ははは、しかし貴方には私は殺せない」
「俺はもう決めた。お前を殺すことがフィオナへの俺なりのけじめだ。」
俺は、、
「権能❲消滅❳滅海」
俺はエンドレスの近くに近づくと、滅海を発動する。これは術者以外がここに入ると、それ以降、術者が死なない限り出れない。
「滅海ですか、、けど、私が貴方を殺せばすむことです」
「俺はお前を殺す。それがフィオナはの俺なりのけじめだから」
俺は剣をかざすと、切り下ろす。手加減無しの俺の剣は、当然エンドレスには止めきれず腕を切り裂いた。出来れば損傷も少なく殺してやりたい。
「はぁぁ、」
俺は剣をもう五本即席で創ると、腹、両手、両足に突き刺す。
「くっ、」
「分子魔法、再構築」
突き刺した剣に手を添えると、魔法で形を変える。されも、体に深く絡み付く形状に。
「権能❲生死❳自然ノ理」
「や、やめろ」
俺は不死身だった体を元の人間の体に戻す。そして、、
「権能❲死❳絶命」
俺は優しくエンドレスの額に手を当てると、そう呟く。そのあと、エンドレスの手は弱く垂れ下がり、息絶えた。
「フィオナ、」
俺はそう呟いて、目を逸らしたが、、
「ウィ、ウィル君。」
「フィオナ、」
「や、やっぱり、ウィル君だ。わ、私ね。ウィル君が、私の為に、苦しんでいたこと、知ってるんだ。エンドレスって人が、私に酷いことしたとき、ずっと涙を流してたね、私嬉しかったの。ウィル君が、わ、私のこと、そんなにも大切にしてくれてたのがわかって、折角、お話、出来たのに、私、そろそろ、、」
「フィオナ、」
「最後に言わせて、、ありがとね」
俺はその言葉で十分だった。俺は優しく目を閉じているフィオナの体を抱き抱えると、、
「帰ろうか、」
俺はそう言って、家に戻った。




