第94話 乱闘④
「権能❲弓❳・分矢」
矢を放つと同時に権能を使うと、矢は数倍に分裂してそれぞれが的確に超魔兵の眉間を射止める。
「権能❲銃❳形成」
澪の遠距離型の銃は瞬時に形を変えて、大きな砲台のようになる。
「発射」
その声と共に、銃口から大きな弾が放たれ、着弾地点で、、
ドカーーン、、
着弾地点を中心に、爆発が起こりその範囲にいた奴は勿論、その回りにいた他の奴も爆風で吹き飛ばされた。
「神の力、凄い」
「これは、、凄いですね」
二人が神になってから、始めての戦闘に感想を述べていると、
「まだまだ来るぞ、」
俺は向かってきた奴の腹を掌で打つと、怯んだ隙に顎を大きく殴り付け骨を砕く。そして最後に手刀で腹を貫くと、、
「神技 爆」
手の中に抑えた神力を解放して爆発を起こす。すると超魔兵は体内の爆発に耐えきれず爆散した。
「例え、神になってもウィルには敵わない気がする」
「そうですね、やっぱりウィルさんは規格外です」
二人が呆気にとられていると、
「二人とも酷いな、、」
「三人共、何をきてるんです。まだまだ残っていますよ」
「ルーク、、それより二人共手伝ってくれよ」
「お父さん、それもそうですが、お父さん達も頑張ってくださいよ」
「親父、そう言うことだ。頑張れよ」
「はぁ、分かったよ」
俺はそう言うと再度超魔兵に向き直った。
剣を鞘に収めると、
「はっ、」
勢いよく抜き放ち、超魔兵を切り裂く。するとのせていた斬撃も一緒に飛んでいき回りの数匹も切り裂いた。すると、その隙に俺の後ろに回り込んでいた奴が俺に剣を振りかざす。
「えいっ、」
そんな声が聞こえると、超魔兵は後ろに倒れた。
「ウィル、気を付けなきゃ」
「ありがとな、それに、気を付けるのはミアもだぞ」
そう言うと、ミアの、後ろへ斬撃を飛ばす。すると、剣を振りかざしていた奴を真っ二つに切り裂いた。
「そうみたいだね、お互い気を付けようね」
俺達がそう言って話していると、
「なに二人でイチャついてるんですか、ボクも混ぜて下さいよ」
「澪か、、家に帰ってからな。こんな血生臭いところじゃ雰囲気もでないしな」
「そうだね、」
「もう、ミアさんだけズルいですよ、」
「そんなことないよ、ウィルは私達のものだもん」
「おいおい、二人とも、それくらいにしとけよ、、そろそろ親玉さんが来るぞ」
「え、もしかして」
「そう、エンドレスだ」
その時、空から二匹の魔人が真っ黒な翼をはばたかせて目の前に降り立った。片方は、赤い目で、細マッチョな魔人。もう片方は、ゴリゴリのマッチョで、固そうな手甲をつけている魔人だ。
「おうおう、暴れまくってるって奴はお前らか、」
「貴方達は、あのお方が言っていた方々ですか」
「それは知らないが、ずっとここで暴れていた。」
「そうか、なら俺達と喧嘩しようぜ」
ムキムキの方の魔人はそう言って両手の手甲を打ち付けた。
「仕方ないですね、なら僕はあの娘を二人相手しますよ」
「分かったぜ、俺はこの強そうな奴と殺りあうからよ」
俺は相手が言っていることに合わせようと、ムキムキの方に向きなおった。




