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神様の探し物  作者: すけ介
第六章 屋敷
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第88話 起床

「ん、、どうなったの、、、」

俺達が家に戻ってきた頃、そう言って体を起こしながら呟く。

「おめでとう、これで二人も神だ」

俺は今、最高神として祝福の言葉を贈った。

「え、神、どういうこと、、」

「そのままの意味だ、記憶はあるだろう」

人が神に至る時、神としての力がその身に宿る。そしてそれだけではなく、神として、最低限の記憶や知識も同時に宿ることになる。そして今回、二人を神にしたのは他でもない俺だからその分、神としての知識だけでなく、俺の神としての記憶も織り交ぜていた。

「あ、うん。なんだか私の知らないことも知ってるような、、、」

「そうだな、それの理由も理解したか」

「うん、、」

「では、最高神として、言わせてもらう。」

「はい」

「おぬしら二つは、今日この時、新たな神として、この地に誕生した。我、このウィルラドールはおぬしら二人に使命を与える。二人は神として、この世界の均衡を保て。我ら神、世界の均衡を保つものだ」

俺はそう呟くと、再び、ウィルとしての顔と気持ちに戻る。

「俺達神は、この世界で力のバランスや、間違った進み方を正しく導くのが仕事だ。」

「え、ちょっと待ってよ。なんで私とかが神になってるのよ」

「理を守るためだ」

「どういうこと」

「人は神とは歩めない。だからだ」

「だから私達も神に」

「そうだ、」

「少し待って、気持ちが追いついてない」

「そうだな、分かった」

俺はそう言うと、家を出て少し小高い丘に登った。

「そろそろ来るかな」

「親父、二人はどうするだろうな」

「どうだろうな、しかし、神になった以上、使命は全うしなければならない」

「そうかもしれないが、、それは、、、あんまりだぜ、」

「分かってる、、、けどな、、、」

「、、、」

「ん、ブルラ、それよりも先鋒隊のおこしだぞ」

すこし離れた所に、人影が湧きはじめた。今回の相手、エンドレスとは数回、戦争したことがあった。その時、奴は超魔兵と言う、人間の形で人智を驚愕した魔力や身体能力を持った魔物を量産し、けしかけてきた。恐らくはあの人影も超魔兵の部隊なのだろう。そして超魔兵の部隊は決まって魔人が率いている。

「そうだな。あたしも、少し本気をだすかな」

「存分に暴れよう、俺も本性を出すかな」

「親父、久しぶりに親子で殺るか」

「だな、」

「じゃあ、」

「よーい、」

「スタートだ」

久しぶりに体の力、全開で戦闘を始めるとしよう。


「おりゃぁ、」

「親父、いくぜ」

「おう、」

超魔兵は、見た目はムキムキな人なのだが、目が真っ赤だったり、異様な筋肉のつきかたをしていたりと、人とは違う所も、所々ある。そして俺はこんな時、ブルラとある秘策を使って簡単にこいつらを蹂躙していた。

「親父いくぜぇ、、真闇魔法、闇ノ完全ナ魔」

ブルラの右手から放たれた闇の塊は、俺にぶつかり、

「権能〔改変〕・吸収」

俺の体に当たると、闇の塊は分解され俺に吸収される。

「さあ、今度はこっちの番だ」

俺は真っ赤に染まった瞳を煌めかせ、黒く染まった右手を振り下ろした。

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