第69話 情報収集 準備
「ふわぁぁ」
以外と寝心地のいいベットだったので、昨日はすぐに眠ってしまった。俺は目を覚ますために顔を洗う。
「んっ、」
顔をあげ、鏡を向くと銀髪の髪が所々ボサボサになっている。
「女の人って面倒だな」
俺は一度擬女化を解くと、もう一度また擬女化を使う。するとボサボサだった髪は綺麗に整い元通りになっていた。
「これも一つの裏技だな」
俺はそう呟くと、再び鏡で確認するとベットの片付けをするために戻る。すると、
コン、コン、
「リュー、少しよいか」
「はい、」
「朝早くからすまぬのう、少し報告にのう」
「は、はい。なんでしょう」
「二日後におぬしをここの領民に報告しようとおもうてのぅ。それの報告にのぅ」
「は、はい。それでは、私は」
「おぬしは特になにもしなくてもよい。ただ一つだけ。領民にスピーチをして貰おうとおもうのじゃが、どうじゃ」
「は、はい。やらしていただきます」
「そうかそうか、ではおぬしはスピーチの内容を考えておいてほしいのじゃ」
「は、はい。」
「ではのぅ、」
そう言って領主は振り返るとそのまま帰っていった。
「ほう、スピーチか」
俺は悪い笑みを浮かべると、空間支配の魔法をかけた。
「ウィル、そっちはどう」
「そうだなぁ、二日後に俺が領民にスピーチするんだがその時にな■■■■■■■■しようとおもう」
「ウィル、意地悪だね」
「まあ、仕方ない。それだけのことをしたんだからな」
「そうだね、なら私達はもう少し領民側の情報を探してみるよ」
「分かった、また明日な」
俺は通信がきれると空間支配の魔法を解いて、再びベットに座り込んだ。
「さあ、色々と調べなければな」
俺は今度のスピーチのために、色々な情報が必要となる。そしてその情報を手に入れるには、
「夜だな」
そう、俺が集めようとしている情報はこんな昼間には手に入らない。だからこの昼間に何をするかというと、
「ピピピッ」
丁度いいところに青い小鳥が飛んできて、窓にとまった。
「お、お前は、、、そうだ、擬人化」
俺は話し相手が欲しくて小鳥に擬人化の魔法を、かける。すると、
「ん、あれ、私、どうしちゃったの」
「君はさっきの小鳥か」
「え、誰、、ってここの新しい女の子」
「ん、君はここの秘密でも知ってるのか」
「うん、だってここのおじさんったら夜になると地下に一人ずつ女の人を連れてって、その人は一度も戻ってきてないもん」
「そうか、やっぱりな」
「あのぉ、一ついい」
「ん、なんだ」
「貴方、人じゃないわね」
「ほう、よくわかったな。流石野生か」
「やっぱり、貴方何者なの」
「まあ、それは秘密だ。それより少し話していかないか。菓子もあるぞ」
「いやよ、その菓子って変な薬入ってるでしょ」
「入ってないぞ、これは俺が作ったものだからな」
「え、そうなの。じゃあ頂くわ」
無邪気な笑顔を浮かべて、菓子を食べ始める擬人はやっぱりまだ小鳥だなと思わせた。




