第67話 秘密?
「ふわぁぁ、寝てたのか」
昨日、色々と疲れてすぐに眠ってしまったが、今からよくよく考えると、危なかったかもしれない。物理的な意味で、、
「おーい、リュー、起きたか」
「あ、はい。領主様、どうしたんですか」
「いや、なんでもないんだ。それよりも領主様なんて呼び方はやめてくれ。気軽にナイルでいい。」
「あ、はい。でもやっぱり」
「お願いだ」
「ではナイル様と」
「はあ、、まあいいだろ。あとそれよりも、もうこの屋敷はおぬしの屋敷でもあるのだから自由に使ってくれてかまわぬぞ」
「あ、ありがとうございます」
「そうかそうか、ではな」
そう言って気持ち悪い笑みを浮かべながら帰る領主の背中が無性にイライラした。
「なんであんな堂々としてられるんだろな」
俺は呟くと柱を殴りつけた。
それから、少し経って気持ちが落ち着くと、
「まあ、いいか。それではお言葉に甘えて見さしてもらうぞ」
俺が部屋や家などの内装を簡単に把握することができる。それは俺が魔力を家などに巡らせる十分な魔力を保有しているからである。
「ん、ここはなんだ」
この部屋の真下に少し他の部屋とは大きめの部屋が地下につくられていた。
「はぁ、完全に怪しいな」
俺が床をすり抜けようとした時、
ビリッ
ミアに渡しておいた対の水晶が光を放ち、壁にミア達を映し出す。
「あーあー、聞こえるウィル。私達今、訓練に参加中なんだけど部隊の先輩達から怪しい情報を手に入れたよ」
「ん、なに」
「えーと、今までその領主ってここの領主になるまえ、数十人の奥さんがいたらしいの」
「ほう、、」
「それで、その奥さん達って今全員が行方不明になっているんだって」
「本当か、、」
「うん、それも着任時に奴隷になった人々も行方不明になっているんだって」
「怪しいな」
「うん、きっと恐らくは」
「だな、、気をつけるよ」
「うん、気をつけてね。」
「ん、」
通信がきれると俺は再びここの真下にある部屋の中を探る。
「これは人間か」
人型のものが横たわっており、鎖や、大きな台なとがあるなど、普通じゃ無いものが数個置いてある。
「はあ、ほぼ確定かな」
俺は一応領主にかまをかけるために、領主を待つことにした。
「はあ、遅いな」
俺は窓を開けてから、近くにあった菓子を食べ始める。
「今日の隠し味は睡眠薬ですか」
俺は前も言ったが薬物は効かないので、全部の菓子を食べてやった。
「はあ、することがない」
俺は空を見上げると、大きくため息をついた。




