第56話 一悶着
「ふわぁ、よく寝た。、、、て、ユキなんでここにいるんだよ」
朝、起きると腹の上に違和感を感じて体をあげると、ユキが俺の腹の上で丸まって寝ていた。
「ふわぁぁ、おはよう。」
まだ眠そうな目を擦りながら俺の方を向くユキに、
「おはようじゃない。ユキどうしてここにいるんだ」
「そんなのお父さんと一緒に寝たいなって思って」
「お父さん、」
「だって私のお父さんでしょ」
「まあ、そういうことになるのか」
俺がそう呟いたその時、
「ウィル、ユキちゃんがいないんだけど、、、、、て、ウィルなにしてるの」
ミアがそう言って部屋に入ってくる。
「ミア、勘違いはしないでくれよ」
「勘違いってウィルなんでユキちゃんを連れて行くのよ」
「だこら違うって」
「、、、、、、、、、、私だったらいいのに」
「ん、何か言ったか」
「何も言ってないよ」
「とにかく説明さしてくれ。」
「なによ、」
「私がここに来たの。お父さんと一緒がいいなって思って」
「本当なの、ユキちゃん」
「うん」
「そう、まあいいよ。だってウィルが連れてきたんじゃないのよね」
「うん、」
「分かった」
「理解してくれたか」
「うん、それでなんでウィルのことお父さんって」
「俺が創ったからだろうな」
「あ、そういうことね」
「うん」
ミアが事の次第を理解してくれたかあと部屋を出ると、澪がテーブルに座り紅茶を飲んでいた。
「あ、おはようございます。そう言えばユキちゃんがいなかったようですが、、、」
「それは、」
「ユキちゃんはウィルの部屋にいたのよ」
「え、、、ウィルさん、」
澪は俺を涙目で訴えかけてくる。
「ち、違うぞ、朝起きたらユキがいたんだ」
「そうですか」
澪は目を瞑るとそう言って下を向いて落ち込んでしまった。
「なあ、ミアどうしたらいい」
「ウィル、時間経過だと思うよ」
「だよなぁ」
「ねえ、お父さん。お腹すいた」
「分かったよ」
俺はキッチンに向かうと簡単な朝食を作り始めた。
「澪ちゃん、元気だして。大丈夫だって」
「ミアさん、」
「よし、三人とも、できたぞ」
「はーい、」
元気に返事したユキはそう言ってテーブルに座った。
「分かったぁ、さ、澪ちゃんも行くよ」
二人はそう言ってテーブルに座る。
「さ、皆そろったことだし、、いただきます」
『いただきます』
そのあと朝食を食べ終えると、ミアと澪はギルドに向かった。そしてユキは一緒に来たいと聞かなかったので俺が連れて行くことになった。




