第55話 ユキ、擬人化
「ただいま」
「あ、ウィル。お帰り、」
俺が作った壁に、俺が置いた家具、そしてミア達。やっぱりミア達がいるところが一番落ち着くと思う。
「ただいま。そうえば澪は」
「そ、それがぁ」
その時、
「待ってくださーい」
そんな声が聞こえたと思うと何かが、俺に飛びかかってきた。俺は殺意がなかったので振り払えなかった。すると、
「ぅーーん」
俺が飛びかかってきた何かを見ようとすると、
「ウィ、ウィル。ストップだからね」
ミアが、慌てて俺を押さえつけてくる。
「ミ、ミア」
「なんでもないから。とりあえずまだ、見ないで」
ミアの必死の懇願に俺は目を瞑って後ろを向く。
「はい、大丈夫だよ」
「で、どうしたんだ、、、、、て、その子どうしたんだ」
俺が振り替えると12歳くらいの女の子が白いワンピースを着てたっていた。
「えーと。この子は、、」
「実はユキちゃんなんです」
「え、どういう」
「だからユキちゃんなんですってば」
「本当か、ユキ」
「うん。本当だよ」
「うわっ。喋ることも出来るのか」
「うん。なんか人間になりたいなって思ったらできた」
以外と思っていたよりユキは、凄すぎた。
「そ、そうか。で、今日は何があったんだ」
「ウィル切り替えはやい」
「しょうがないだろ、俺の場合、元々ユキの声は理解できたし、姿を変えることくらい簡単なんだから」
「ま、まあ。そうだけど」
「ということで、どうだった」
「そうだねぇ。そういえば、ウィルが言ってた通り、ユキちゃん凄く強いんだ」
「そうか。ユキも頑張ったんだな」
「うん、」
「あと、依頼だけど、討伐を、数件受けたよ。けど、弱かったけどね」
「まあ、そうだろうな」
「あと、澪ちゃんが」
「ス、ストーップ。ミアちゃんそれ以上は」
「しょうがないなぁ、ウィル。じゃあ澪ちゃんに関しては秘密ね」
「あ、ああ」
とりあえず、俺達は四人で置いてあったテーブルに腰かける。
「そういえばウィルは何してたの」
「そうだなぁ。まず、隊長をぶっ飛ばした」
「えっ」
「えっと、いきなり模擬戦を仕掛けられたから殴り飛ばした。すると壁を一枚ぶち破った」
「ウィル、やり過ぎだよ」
「そ、そして、そのあと部隊と模擬戦した」
「え、どういう」
「俺がいったところの精鋭部隊と模擬戦さをしたんだ」
「なんでです、」
「俺が強かったから」
「そ、そんな理由で、」
「ああ」
「で、結果は」
「俺の圧勝」
「ですよねぇ」
「で、」
「とょっとぉ、私の話も聞いてよぉ」
ユキがそう言って俺の服を引っ張る。
「ごめんユキ。それで、どうしたんだ」
「そうだ、ねえねえ」
そのあとはユキが今日あったことを色々と教えてくれた。そして、
「ユキちゃん、寝ちゃったね」
疲れたのだろう。ユキはテーブルに体を預けて眠ってしまった。
「まあいいや、そろそろ寝るか」
「うん」
「はい」
俺達はその場で各自が自分の部屋に戻った。そして、ユキは人の姿だったのもあってミアと一緒に寝ることになった。




