第54話 模擬戦
すいませんでした。
昨日、投稿出来なかったこと、誠に申し訳ございません。
「皆も見て分かった通り、この新入兵は物凄く強い。と言ってもまだこの部隊に入ったばかりでまだまだ協調性が無い。」
兵達は全員が隊長を見ていた。
「しかし、私自身、この新入兵には勝てないだろう」
「なっ、」
兵達は驚いて驚愕の声をあげる。
「と言うことで、この兵には遊撃にまわっておらおうと思う」
「ま、まあ、いいと思うが、、隊長、そいつは基本は分かってんのか」
「ん、そうだな、、、お前、どうなんだ」
「はい、一応部隊や兵に関わることは心得ております」
「そうか、ではお前には遊撃にまわってもらうぞ」
「はい、」
「いい返事だ。期待しているぞ」
「はい」
俺は隊長の期待に答えようと思う。
「では、訓練開始だ」
少し理不尽だと思う。俺は強いという理由だけで兵達数人の訓練相手をしていた。それも連続で精鋭部隊の。
「はぁぁ」
「ふっ」
「ぐはっ」
隙のない動きだったが相手が悪すぎた。そんな鋭い剣も見えていては意味がない。俺は剣を魔力の壁で逸らせると隙のできた肺目掛けて手刀を当てる。恐らくは助骨が数本折れているだろうけどまあ、大丈夫だと思う。
「くそっ、がはっ」
吐血を吐いたが恐らく大丈夫だと思う。恐らく、、
「く、一番隊がやられた。二番隊、でろ。五番隊、二番隊の援護だ」
控えていた二番隊が俺に槍を向けて突っ込んでくる。
「はっ」
槍は長柄の武器なだけあって、穂先に圧力を加えれば簡単にバランスを崩す。俺は空気の重さを操作して圧力をおよそ10倍程にしてみた。すると面白いように兵達はバランスを崩す。そして俺が向かおうといた時、
「あぶね、」
後ろに控えていたであろう五番隊が飛び道具を使って俺を妨げる。そしてその間に二番隊を回収して、その後ろの四番隊が出て来た。
「お前、まだ魔法を使ってないだろ。本気を出してみろ」
「本当にいいんですか」
「もちろんだ、お前の力。見せてみろ」
「分かりました」
「よし、こい」
「はぁっ」
ただ単に炎の魔力を体に巡らせる。すると体を紅い魔力が覆い熱風が吹き荒れる。
「さあ、行きますよ」
俺はゆっくりと一歩一歩進む。俺が通った場所は黒く焼け焦げ、もしくは溶けていた。
「ご、五番隊。撃てぇ」
俺に向かって大量に矢が降ってくるが矢は熱風だけで燃え尽きた。
「終わりです」
俺が手を振るうと指から小石サイズの火の玉が飛んでいって兵達に直撃する。兵は当たった瞬間その場所が溶けてしまう。そして俺はそれをものともせず火の玉を打ち続ける。
「ス、ストップだ。止めろ」
俺はそう言われたので撃つのをやめる。
「やり過ぎだ。これでは」
「大丈夫ですよ」
俺は負傷した兵達に近付くと高度な回復魔法をかけていく。すると焼け爛れた肌は瞬時に治ってしまう。
「す、凄い」
「隊長、これで何度でも訓練ができますよ」
その時兵達のギョッとした表情を見てなのか、
「つ、次は明日だな。まあ、お前も疲れているだろうからまた明日だ」
「分かりました」
「そう言えばまだ、名前を聞いていなかったな」
「はい、ウィルと言います」
「そうか、ではウィル。お前をここの新入兵に迎えようと思う。期待しているぞ」
「はい」
今日一日の訓練を終わらせるとミア達が待つ、拠点まで帰って行った。




