第42話 超遠距離型の銃
今日俺はこないだ澪と約束した超遠距離型の銃の作成にまたいきつけの山脈まで来ていた。
「うーん、創るとは言ったがまずどうやって創るか」
俺はこないだ、澪の世界にあった銃の特徴をある程度聞いてはいたがこれも少し問題だった。その銃は弾の通る筒が長く、持ち歩くには不便だと聞いた。そしてそのような物は普通、遠距離から目標を撃ち抜くような武器と聞いたのだが、
「うーん、、、考えてても仕方ない。まずやってみるか」
俺はこれ以上考えていても答えは見つからないだろうと取りあえず創ってみることにした。
「これと、これと、これだな 鍛冶技 融合」
俺は取りあえず筒の部分を創るため鉱石を溶かしてからまた一つの鉱石に合成した。
「なにか足りないな」
黒い鉱石で、ある程度の硬度があり魔力を流すとより硬くなる特性をもつ鉱石に仕上がったがなにか足りない気がする。
「そうだ、これか」
俺はお馴染み透明の鉱石に澪がもつ属性の魔力を込めていく。そしてそれをバラバラに砕くと完成していた鉱石に混ぜ込んでいった。
「ん、これだな」
俺はその鉱石を長い銃の形にして、それの形を少しずつ整えていく。俺は知らなかったが俺が創った銃は澪の世界の銃そっくりだったと言う。
「これで威力は問題なしだな」
銃の形を構成するとき弾が通る筒の内側をまわりの魔力でコーティングされるようにして弾が通るとき威力の落ちるのを防ぐ。そして流した魔力が無駄に放散しないよう銃の表面は俺の魔力で覆った。
「さあ、次は命中精度だが」
俺はこの問題をそこまで重要視していない。何故なら魔力で対象と銃口を結べばいいだけだからだ。だから俺はこの銃の先端を渦を巻くように魔力の通り道を創る。すると薄い魔力の壁が銃口から対象に向けてつながる。
「よし、完成だな」
そしてこの銃の一番の特徴はモードを変えると銃の弾が弾丸ではなくビームになる。説明では分かりにくいのでまず試しに撃ってみよう。
「よし、発射」
流石に危ないので俺は山脈の一つに銃口を向け、ビームを放つ。すると、
ゴゴゴゴゴオォ
今回は単純に魔力を使って撃ったので銃口からは直径1m程の白いビームは綺麗に山を貫きその奥の山まで貫く。そして貫かれた山はその穴を中心にヒビが入っていった崩れていった。
「あ、やべっ」
思っていたより威力が強かったのと、その威力のせいで反動が強すぎた。
「これは、改善点だな」
俺は取りあえずこの銃からの圧力を魔法で負担にならないように改造すると、
「さあ、これでいいが、、、、、」
威力は問題だ。これについては今度また澪と一緒に調整しなくてはならない。
「さ、次だ」
今度は銃弾の方を試してみようと思う。
ドカーン
取りあえずと放った弾丸は目標に当たると小さく爆発して1m程を吹き飛ばした。
「いいかんじだな、じゃあ最後に」
俺は炎の魔力で弾丸を撃つと目標に当たり今度は爆発だけで無くそれが炎を吹き出す。そして炎はその当たった木を燃やし尽くしてから消えた。
「思ってた以上に高性能だな」
ついでに言うとそのあとも色々と試すと1m程だったビームは1cm程まで縮小でき、威力はその分増していた。そして弾丸の方も意識して放つと爆発ではなく普通に目標を貫かせたり、追尾弾を放つことも出来た。
「まあ、この次は澪を連れてこなきゃな」
俺はそう纏めて今日創った銃をなおすと家まで飛んで帰った。




