第38話 拳銃製作 試作
「クレイさん、クレイさんの銃ってどこで作ったんですか」
「ん、澪か。これは魔力で形成しているだけだぞ」
「え、」
最近はもう会ってから長いので呼び捨てでいいと言われ呼び捨てにしている。僕も呼び捨てでいいと言っているのだが澪は僕の事を呼び捨てにはしてくれない。
「じゃあもしかして毎回これだけの魔力を使ってるんですか」
「ん、ああ、」
「クレイさん、じゃあ一緒に作りに行きませんか」
「いいぞ、で、どこで創るんだ」
「えーと、、、、、」
「俺は創れるぞ」
「え、本当ですか。」
「ああ、この剣も自分で創ったからな」
「じゃあ、お願いします」
「よし、じゃあ行くか」
僕は澪を抱え上げるともう行きつけになっている山脈までとんでいった。
「クレイさんここは、何にも無い所ですけど」
「いや、ここは色々と材料があるんだ」
僕はそう言うと落ちている黒っぽい石を拾い上げる。
「クレイさん、これは」
「ちょっと見てろ」
僕はそう言ってその石を擦る。すると表面の汚れが落ちてきて中から黄金色の石が見えてきた。
「どうだ、」
「す、すごいです。あんな汚れてた状態で見分けれたなんて」
「さ、澪はどの属性が使えるんだ」
「えーと、火と水が使えますよ」
「そうか、、、他にどんな属性があったらいい」
「え、どういう」
「まあまあ、何の属性がいい」
「えーと、じゃあ雷」
「よし、分かった。人体属性付与技 雷属性付与」
「今なにしたの」
「澪の使えるん属性を増やしただけだ、試しに使ってみるといい」
「えーと、じゃあ、、トニトゥルス・ソルム・フルメン 落雷」
始めてにも関わらず落雷は目標にしていた岩に見事あたり岩は砕け散った。
「ほ、ほんとだ、、、」
「だろ、、、、、さ、早速創るぞ」
僕はそう言って鉱石を分別していく。
「ねえ、クレイさん。少し我が儘を言っていいですか」
「ん、どうしたんだ」
「えーと、ボクの世界には超遠距離を射撃するのに威力と命中率だけを高めた銃があるんですが、、作れますか」
「どうだろ、少し時間がかかるだろうが、、、よし、創ってみるよ」
「え、本当ですか。ありがとうございます」
澪はそう言って笑顔を浮かべる。
「そう言えばクレイさんはどんな銃を作るんですか」
「そうだなあ、この魔力銃の形で自分用に使いやすく改造だな」
「では、しっかりと観察さしてもらいますね」
「はは、別にいいぞ」
僕は改めて集めた鉱石を確認するとその中の透明な石を全て集める。
「よし、始めるか」
僕はその透明の鉱石に両手を向けると、
「神技 神力縮硬」
両手から視認出来ない光がその鉱石を包み込み徐々に光は石に吸い込まれる。そしてそこに残ったのは元々とさほど変わらない透明な鉱石だった。しかし唯一違うのはその鉱石が淡く光っていたことだ。
「さ、続きだ」
僕は呟くと今度は魔法で鉱石を一つの塊に纏めるとそれを拳銃の形に整える。
「さ、あとは時間経過だな」
僕はその拳銃を魔力を充満させた空間になおし、その中の時間経過を数万倍にまで引き上げる。そして数秒たったころ、
「さ、出来た」
僕はなおした空間から拳銃を取り出す。拳銃は魔力に馴染み色が白銀に変わっていた。
「さ、これで最後だ」
僕は最後に拳銃の表面を闇の神力で多い魔力が漏れないようにすると、
「完成だ」
なんとも拳銃は黒っぽく仕上がった。
「ん、完成ですか」
澪が僕が創った物を覗き込む。
「え、クレイさん。もしかしてこれをクレイさんが」
「ん、ああそうだが」
すると澪は一瞬固まってから、
「す、凄い。クレイさん凄いですよ。これは」
澪は興奮してはしゃぐ。
「そう言えば、」
僕は魔力で細い針を作り出すとそれの先端から神力を流し拳銃の中を改造していく。
「よし、今度こそ完成だ」
「ん、なにしたんですか」
「秘密だ」
僕はそう言い拳銃をさっきの空間になおした。




