表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の探し物  作者: すけ介
第一章 魔法学校
3/101

第3話 黒剣・白剣

ところでここは森であって町ではない、なので、

「ガウゥゥ」

シュッ

「キャィィン」

このように結界の中ではないので魔物が襲ってくる。しかし今ので気付いたが俺の剣もボロボロになってきた。ちなみに昨日レイ先生と戦った時短剣を使っていたのはただ単に危ないからだ。

「そろそろ替え時かな」

もうすでに刃は刃毀れしておりそろそろ変えなければいけない。

「そうだ、あこに行こう」

丁度今日はすることが無かったので僕はそう言って目的地まで飛んでいった。


「あれ、おかしいな」

僕は少しの材料があれば人間の状態でも物を創造することができその材料を取りに山脈まで来たのだが、

「グオォォォォォン」

大きな龍が山脈の頂上で居座り近づけなかった。

「はあ、仕方ないな」

僕は神なので、出来れば下界の生物は殺したく無い。しかしそんな僕が生物を殺す時がある。それは自分の身を守るのと自分の邪魔者を消すときだ。

「暗黒魔法、魂消滅」

僕が創造出来るのは何も目に見える物だけではない。例えば今のように魔法を創造することもできるし、ただの空気を魔力や神力に変換することだって出来る。

「こんな感じか」

僕は空間を創り出してその中に龍の体を放り込んだ。

「さあ行くか」

俺は山脈に降り立つと色々な色の石の中から真っ黒の石と真っ白な石、次に透明な石と銀色の石を二つずつ選び運び出す。

「さあ、始めよう。鍛冶技 石術与」

僕は黒と透明と銀色の石を一つに集め、透明な石に闇の魔力と闇の神力をこめ、もう一つの透明な石に光の魔力と光の神力を込める。すると闇を込めた石は真っ黒に染まり、光を込めた石は真っ白に染まった。

「よし、次だ。鍛冶技 刀身錬成」

今度は銀色と黒色の石を混ぜ合わせそれを剣の形に整える。そしてもう一つの銀色の石は白色の石と混ぜ合わせこちらも剣の形に整える。

「よし、最後だ。鍛冶付与技 魔結晶結合」

黒の剣に黒の石をはめ込み白の剣に白の石をはめ込む。すると二本の剣からは大量の魔力が流れしばらくすると流れ出た魔力は剣の中に戻っていった。

「完成だ」

今回創ったのは神技を混ぜ合わせながらの剣で恐らく下界にある剣では最強クラスだと思う。

僕は試しにさっき創り出した空間に入って、

「死霊魔法 死霊製作アンデットクリエイト

すると死龍は首を持ち上げ僕に向けて炎を吐く。

スパンッ

俺が黒剣を振るうと炎はまるで無かったように消えた。

「これはいい」

僕は白剣に魔力をのせ魔力斬撃を放つ。すると死龍は爪で弾こうとするが爪も容易く切り裂かれ斬撃は死龍の体を真っ二つにした。

「これは凄いな」

俺は感激した。俺は興奮冷めやらぬ間に死体を片付け、

「さあ、帰るか」

俺は剣を大事にしまうと家の方角に飛んでいった。


「ん、」

しばらく飛んでいると草原の真ん中付近で女の人が一人歩いていた。僕は気になってその子の方に飛んでいった。

「きゃっ」

僕が目の前に降り立つと女の子は驚いて尻餅をついてしまった。女の子は以外と若く17歳くらいだと思う。

「え、あ、あなたは」

「僕ですか、僕はクレイです。一応マジカルトの魔法学校に行ってますよ」

「そ、そうなんですか。私も入りたいなって思って向かってる途中なんです」

「入学式は今日ですよ」

「え、」

「はい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ