第27話 手甲鉤の選手
次の日、今日も試合があると言うので今日も会場まで来ていた。
「じゃあ、あとでねぇ」
「ああ」
僕は会場の前で皆とわかれ控え室に入る。すると真ん中にある机に一際目立つ箱が一つ。
「これは、、」
赤くて金色のラインが入ったその箱をあけると、
「ほおぅ」
僕はそれを大切にしまうと箱を灰も残さず燃やし尽くした。
「クレイ選手、試合が始まりますよ」
そう言われたので僕は舞台に向かった。
「皆お越し下さりありがとうございます。今日は学園大会本戦記念すべき2日目です。盛り上がって行きましょう。」
『うぉーーぉ』
「2日目の試合、開幕です。それでは、始め」
審判がそう言うと相手の選手はこれまた奇っ怪な武器を使い襲いかかってくる。この選手の武器は手甲鉤と言う武器で獣の爪のような見た目をしている。そして相手の選手はそれに炎を付与しながら襲いかかってきた。
「ヒヤァァァ」
相手の選手は奇声を上げながら変な動きで襲いかかってくる。
ガキンッ
僕は黒剣一本で二つの武器を受け止める。ちなみに僕は今回の試合では黒剣だけを使っていた。
「オまエ、ナにもノだ」
相手の選手はそう言ってもう一度得物を振りかざす。そして僕を切り裂こうとした瞬間、僕はその武器を真っ二つに切り裂く。そして相手の片腕を浅く切り裂き蹴り飛ばす。すると相手の選手は飛び退き炎の魔法を飛ばしてくる。
「イグニス・イニミークス・トラーイキエーンス 炎突」
相手の選手が放った魔法は真っ直ぐ飛んできて僕を貫いたように見えたが、
「!」
僕は魔法を握りしめ簡単に握りつぶした。
「こんなものか、 炎突」
僕は同じ魔法でも魔力の量を数倍にして放つ。すると魔法は相手の選手を吹き飛ばし、それだけでは止まらず会場の壁に深々と突き刺さってから消えた。しかし相手の選手はそれでも立ち上がる。
「根性あるな」
僕はそう呟き強めに相手の選手の片腕を折ってから腹に膝蹴りを食らわす。すると相手の選手は吐血を吐き舞台に倒れた。すると、
「勝者、クレイ選手」
審判がそう言うと僕は振り返ると控え室に向けて歩いて行った。控え室に入ると、
「今回の試合は面白い武器が多いな」
僕はそう呟くと服の汚れを拭き取ると観客席に向け歩いて行った。
「あ、クレイおかえり」
「ただいま」
僕はそう言ってミアの横に腰掛けた。そして、
「ブルラ、なにか見つかったか」
「ん、いや、なんもまだ見つかってねえけど」
「そうか、」
その時、
ビューン、、、、、
魔法が僕達の方向に飛んできたので僕はつい神眼を使って消してしまった。そして魔法を放ったであろう選手を睨むが、
「、、、、!」
「どうしたの、」
「いや、なんでもない」
その選手は僕を見て笑っていた。その日は他に特別な出来事は無かったので僕達は宿に帰った。
第26話の題名を変更いたしました。




