第22話 出発
「よし行くか」
僕は三人を連れて家を出た。そして校門近くに近付くと、
「お、クレイ。やけに大人数だな」
「別にいいでしょう、僕の知り合いですよ」
「そうか」
レイ先生は強めに言う僕に少し驚きながらもひとまずは納得した。
「さ、はやく行こ」
ミアはそう言って先を促す。
「そ、そうだな。こっちだ」
レイ先生は僕達を先導して学校の奥に歩いて行く。僕達はそのレイ先生の後ろを歩いてついて行った。ちなみに魔法学校は町の結界と面しており恐らくはその結界から外に出るのだろう。
「よしついたぞ。さ、順番に中に入ってくれ」
レイ先生が案内した馬車は屋根のついた大きめの馬車でこの人数でも皆が乗れるだろう。
「さ、ルーク達とミアは中に乗ってくれ」
「え、なんで、クレイも乗りなよ」
「いや、僕はレイ先生と話があるんだ」
その時レイ先生が震えたが僕は気にしなかった。
「じゃあ私も、」
「いや、ミアはまだ病み上がりだ。安静にしとけ」
「分かったよ」
「じゃあ改めて、出発だ」
僕とレイ先生以外が馬車に乗り込むと結界を出た。
その夜、
「やっぱりお父さんの作る料理は美味しいな」
「うん、親父は料理も上手いからな」
「クレイの料理は美味しいんだ」
「さうか、ありがとな」
「なあ、俺のやつだけ不味いんだが」
「、、、」
「、、、」
「、、、」
「、、、」
「なんとか言えよ」
レイ先生はそう叫んで飯をかき込んだ。そして夕食を食べ終えると、
「皆分かってるな」
「ええ、」
「はい」
「おう」
「ん、なんだ。クレイ」
僕はそんなことを言うレイ先生はほっておいて武器を構える。
「来るぞ、、、、、今だ!」
僕が叫ぶと茂みから魔物が飛び出してきてミアを襲う。しかし流石はミア、こんな相手には手こずらず冷静に射止めていく。ルークやブルラも魔物を退治しながら侵入を防いでいるがそんな中防げていない人が一人。
「うわ、魔物、、、わっ、火はだめだって」
突然の魔物の襲撃に対応できずレイ先生は慌て全然戦えていない。
ポンッ
僕が指をならすとまわりの魔物がバタバタと倒れ襲撃していた全ての魔物が倒れてしまった。
「え、クレイ今なにしたの」
「まぁぁ、、、、、魔法だ」
「いや、それは無理があるよ」
「はは、、、」
ついでにレイ先生は眠らせて記憶も消しておいた。さっきの魔法を見られてはどうしようもないからだ。
「ははじゃない。けどこれ以上聞いても教えてくれないんでしょ」
「ああ、教えるのはもう少し時間が経ってからだな」
「はあ、お父さん」
「親父、、、」
「分かったから、、、、、もう寝よう」
僕達はそう僕が言うとそれぞれが眠りについた。




