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神様の探し物  作者: すけ介
第二章 学園大会予選
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第16話 ミアの弓

二日後、

「ねえクレイ。どっか行こうよ」

ミアは体が満足に動かせるようになるとさっそく体を動かしたくなったようでややテンションも高くなっていた。

「よし、ならどこ行くか」

その前にこの二日間でなにがあったかを説明しよう。まずこの二日間でミアの傷は完治した。そして完治したのと同時にこのようにテンションも高くなっていた。そして次にミアの武器が無いことが分かった。これはミアが完治した後武器を見ているとこないだの試合で武器がボロボロになっており使い物にならなかった。すると必然的に、

「よし、武器創りに行こうか」

となる。

「え、武器」

「ああ、僕の黒剣、白剣も僕が創った武器だ。どうする、創りに行くか」

「うん、けどどうやって作るの」

「そうだなぁ、じゃあ弦は僕が提供するよ。本体の部分を創ろうか」

「うん、分かった。けどどうするの」

「まずミアの属性はなんだ」

「えーと、風と火だよ」

「そうか、ならどの属性が欲しい」

「え、属性を」

「ああ」

「じゃあ、、光」

「よし、人体属性付与技 光属性付与」

「え、これでいいの」

「ああ、試しに魔法使って見ればいいだろう」

「そうだね、ルークス・スパティウム・ルーメン 灯光」

するとミアの手から光の球体が浮かび上がりふよふよと飛び回る。

「わ、凄い」

「さあ、行こっか」

「ええ、」

そう言ってこないだの山脈までテレポートした。


「さあ、始めよう」

僕は両手を左右に広げると魔力を全方面に放出させる。そして見つけた鉱石を魔法で取り出すと、

「さ、ミア。この中から鉱石を選んで。これは見た目を変えるだけだからそこまで気にしなくていいけど」

「じゃあこれと、これ」

そう言って二種類の鉱石を選んだ。

「鍛冶技 形状形成」

するとミアが選んだ鉱石が混ざり合い最終的に、白色の弓に濃い金色のラインが入った弓になった。

「え、今なにしたの」

「魔法だ。鍛冶技 武器完造」

僕はこないだの龍の足の腱を取り出し弓に引っかける。

「これで完成、、」

「いや、まだ。」

今度は透明の石を三つ取り出す。そして、

「鍛冶技 石術与」

僕はその透明の石にミアの属性の風、火、光をそれぞれ付与した。するとそれぞれが属性の色に淡く光る。

「鍛冶技 魔晶結器」

すると弓が強く光り、それぞれの魔力を込めた透明な石はゆっくりと弓本体に吸い込まれ、やがて光が収まるとそこには弓本体だけが残っていた。

「今度こそ完成だ」

この弓は白がベースで金色のラインが入ったデザインだった。そしてこの弓は風、火、光の魔法ならほとんど自由に操作でき、消費魔力も減少している。

「はい、これはミアのだ」

そう言って弓を手渡した。

「ありがとう」

そう言って弓を大切そうに撫でる。

「ねえ、試し撃ちしてみていい」

「ああ」

僕がそう言うとさっそくミアは弓を引き絞った。

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