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神様の探し物  作者: すけ介
第二章 学園大会予選
13/101

第13話 準決勝

「今日は気をつけろよ」

「え、」

家を出るとき僕はミアにそう声をかけた。

「え、なにに」

「鞭使いだ。あいつは危険だ」

「そうかなぁ、でもクレイが言うんだったら分かった」

ミアはそう素直に頷いた。


「さあ、今日は準決勝の日になります。皆様、今日一試合目の選手はこの二人だ」

昨日とはやけに違う審判だが僕は審判の言った通り舞台に上がる。すると逆側からも上がってきておりちょうど真ん中に来ると、

「では、今日の一試合目。始め」

そう審判が言った瞬間、相手の選手は腰にさしていた二本の刀を両手で構える。そして、

「はっ、」

相手の選手は魔力斬撃を二本で放つ。僕はそれをものともせず久しぶりに出した黒剣と白剣で魔力斬撃を放つ。これは相手の放った斬撃の三倍もの魔力を込めてあり当たるとひとたまりも無いだろう。相手の選手もそれを分かっているのかそれを避けるが、

「はっ」

僕が魔力で弓矢を形成しており魔力の矢はどんどん加速しながら相手の選手の両足を射貫く。

「ぐはっ」

相手の選手が跪くと僕は黒剣を相手の首に当てる。

「勝者。クレイ選手です。皆様大きな拍手を」

審判がそう言うと僕はさっそく観客席に戻った。


「次の準決勝はこの二人だ。」

審判がそう言うとミアと鞭使いが舞台に上がる。

「それでは、始め」

審判がそう言うとミアは矢を数十本放つご全て鞭使いは叩き落とした。そして鞭使いは鞭を四本取り出すと一気に襲いかかってくる。

「きゃ、」

ミアは一本目の鞭を避けたが横から迫る鞭をよけきれずそのまま吹き飛ばされてしまった。そしてミアご立ち上がると、

「ふへ、」

変な笑い声を上げ鞭使いは鞭をミアに向けて無造作に叩きつける。ミアは一度体制を崩してしまい、それからは鞭で打たれ続けた。その間鞭使いはずっと変な笑い声を上げていた。

「、、、、、」

ミアは全身が傷だらけになり服も千切れている所もあり無惨な姿だったが立ち上がる。すると鞭使いは鞭の一本を手にもう1本を足にそしてもう1本を首に巻き付けると残りの一本で叩き始めた。

「そ、そこまで。ミア選手試合続行不可能とし、ミア選手敗退です」

審判がそう言った瞬間、僕は舞台に飛び降り鞭を全て切り裂く。そして落ちてくるミアを抱えるとそのまま救護室まで走って行った。


救護室に入ってミアをベットに寝かせると、

「へへ、負けちゃった」

さっき起きたのだろう。ミアが僕にそう言う。

「勝負なんてどうでもいい。これは誘った俺の責任だ」

「私が出たくて出たんだよ。だからクレイの責任じゃない」

ミアはそう言って眠ってしまった。僕はミアと一緒にテレポートで家に帰った。

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