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案7

・タイトル『拘束神達の箱庭』


・あらすじ


どんな国でも、どんな場所でも、どんな世界でも、異端はうまれる。絶対にその世界を収める神よりも強くはならないとしても、恐れてしまう事はある。神だとしても、自分よりも弱い者に滅せられた前例がある故に。


その中でも神の恐れる幾つかを縛るために作られた場所が、世界の狭間にある『監獄』。紛れもない最高神達が収める、生きながら死ぬための場所。


数々の束縛の最高神、例えば鎖。例えば監視。例えば拘束。司るものが微妙に違う故、協力して事に当たる彼らは、それだけ重要な役割なのだ。


休みの要らない神だからこそ不眠不休で働き続けれる。

しかし、そんな彼等彼女等にも娯楽を求めるときがある。それが各地で突如発生する変則的なダンジョン、『監獄(娯楽の箱庭)』。


・設定


様々な世界に突如として現る、実力者だけを求めるダンジョン監獄(娯楽の箱庭)。そこに挑戦する命知らず達と捕らえられた哀れな怪物達をえがくだけの話。それ以外も以下もない。


Fフロアは、そのFを担当する階層主の戦い方やコンセプトとマッチさせた構造となっている。階層主は決まって、何かしら拘束具を身につけている等、束縛神達の何らかの効果を受けている。

Fが高くなるにつれ階層の構造が難しくなっていく。

階層突破条件は、階層主の体力を全体の二割削れたら階層主の拘束は強められ、次の階層に行くことができる。一部は例外があり、違う達成法が必要なときもある。

また、フロアクリアに合わせて帰還するかを選べる。帰還した後、次回挑戦する際に一度達成した階層は自動的に見送りされ、次の階層に跳ばされる。これは達成階層が疎らな場合、達成階層が最も浅いものに適用される。また、NO.0に依頼し、承諾されれば指定階層に飛ぶことも可能ではある。


・重要キャラクター


F0:監獄(娯楽の箱庭)の入り口に位置する、木のロッキングチェアが一つだけ置かれている狭い黒壁の小部屋。再び訪れるものも必ず此処を通る。

NO.0は黒いローブを深くかぶった何か。ローブの中には真っ黒い仮面を、手には真っ黒な手袋を、と体の一部すら見せず真っ黒に統一した人型。監獄に入るかどうか聞かれ、入ると答えると一班に一つだけ腕輪を私、F1に連れて行かれる。

器:空白


F1:特別なギミックも何も無い上に、真っ直ぐ進むための草の生える一直線の道しかない開通型。

出てくる敵はNO.1含めず五体しかいない。そのどれもが【巨大動物型ゴーレム】で、いかに矮小であるかを思い知らせてくる。荒々しい攻撃と、本能とも言える感覚で戦ってくる。魚、蛙、蜥蜴、鳥、犬の順に戦う。

NO.1は頭のない猿型ゴーレム。床、壁、天井に存在する。石を利用して戦う。

器:哀愁


F2:特別なギミックも何も無い洞窟内のような迷路型で、戦闘能力に関係する様々な技能を淡々と要求する。

出てくる敵は全て精巧な【人型ゴーレム】。武器を使う安定した技術で戦ってくる。

NO.2は盾と槍を使った見窄らしい歩兵だ。しかし、捕らえられる程の実力と、危険要素は兼ね備えている。玄人の技術を基とした戦い方で戦う。

器:嫉妬


F3:1,2同様ギミックも何も無いが、F2よりも複雑な石煉瓦の迷路型となっている。

出てくる敵は様々な【アンデッド】で、F2の人型ゴーレムと違って自らの命を何とも思わない捨て身の攻撃を平然と行う。

NO.3は長杖を持ったスケルトンの魔法使いだ。他二体同様に強さは桁違いで、相手の虚を突く奇抜な戦い方をする。

器:孤独


F4:様々な凶悪な罠を追加した、様々な道具捨て置かれている砂壁の迷路型で、F3程入り組んだ迷路ではない。迷宮内の斥候能力に関係する様々な技能を黙々と要求する。

出てくる敵は、奇抜にも【道具型自立武器】。背景に潜り込ませられてある道具型の敵による奇襲にも警戒しなくてはいけない。

NO.4は九つの鍵を駆使したエルフの盗賊だ。九つの鍵の能力を巧みに使う、奇抜かつ奇妙で幻想的な踊るような攻撃をする。また、探索者の所持品の道具すらも、敵と化させる事もできるので気苦労が絶えない。

器:強欲


F5:木壁の背景で、できあがる水路型の迷宮。迷路といえる程ではないがある程度は分かれ道が存在する。

出てくる敵は、様々な種類の【臆病な魚】の群れ。どれもが群体で行動し、例え探索者と遭遇しても直接的な攻撃はせずに威嚇のような行動をとる。墨、泡、水。主にその三種を使用する。そのどれもに様々な凶悪な状態を異常化させる。

NO.5は大きな無色透明な球体。しかも戦闘場所が水のみの空間で、状態異常と格闘しながら短期決戦に挑まねばならない。攻撃方法は単純に体当たりと、水を利用した衝撃攻撃。

器:怒気


F6:紫の薔薇が印象的な、館型。広い庭付きで、頭を使う謎解きも多いのはNO.6の趣味。

出てくる敵は、様々な使用人をモチーフにした【糸人形】で、それぞれの職業にあった戦い方をする。

NO.6は紫のドレスを身に纏った蜘蛛の顔をした人型の蠍。そのうえ子を孕んでいるのかお腹が膨れている。その場から動くことはなく遠距離攻撃を行って確実に弱らせ、その身を食らう。

器:愛情


F7:木々の生い茂った深い森が印象的な、迷宮型の樹海。

出てくる敵はいなく、【静寂】こそが敵である。

NO.7は草笛を吹く顔面が縦に割れた子供で、割れた隙間から植物を出すことによる攻撃と、草笛による音で攻撃する。

器:薄情


F8:雲の上にいるのかと錯覚しそうになる開通型で、事実雲の上をモチーフにして創られている。

雲をモチーフにした十六種の敵がおり、【雲】こそが敵である。物理攻撃は通用せず、魔法攻撃もあまり意に介さない。しかし主な攻撃方法はそれぞれ一つ程しかないのが特徴。

F8は十六種の雲を規定数倒す事により現れる大きな雲。大きな目玉の中に更に目玉があるという、複眼を持つ。例に漏れず物理攻撃は効かず、魔法攻撃も対して意に介さない。今までに登場した十六種の雲の能力に加え十四の固有の能力を持つ。

器:領域


F9:一風変わって、出題を達成することによって進める牢獄が背景の問題型。

敵というものが存在せず、始めからNO.9のホログラムと共に精神面を壊すような【拷問】のような出題を達成する事になる。

NO.9は鋏を使う、白衣を纏った人間の拷問官。拷問器をモチーフにした一撃の威力の高い、呪文とでもよべるものも使ってくる。根っからのサディスト。

器:愉悦


F10:自分が小さくなったのかと疑うような大自然の中を探索することになる迷宮型。

自分よりも十数倍大きな【虫】が出てくる。特に注意が必要なのは蜘蛛、蟻、水馬である。

NO.10は様々な虫のいいとこ取りの集合体、俗に言うキメラだ。形容しがたいその見た目の割に素早く、力強く、その上堅牢。更に知能も発達しており、挑戦者の攻撃は寧ろ利用してくる。

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